2018年11月16日金曜日

11月10日(土)走行会!?・・・っていうかハイキング


H川様に無理を言って山歩きに付き合って頂きました。

久々の新神戸(布引の滝)からの道です。

僕は3歳~9歳まで北区の花山で暮らしていて、遊び場は基本的に石楠花山と二子山の山麓だったので、元々山には慣れ親しんでいたのですが・・・

山歩きという目的で歩くのはここが原点です。

幼稚園の頃から数えきれないくらいの回数を歩いたと思います。

新神戸駅から森林植物園まで歩いて・・・

森林植物園から元町までバスで帰る際など、再度ドライブウェイでバスに揺られ過ぎて中山手通のNHK前でマーライオンをやらかすとか・・・

学習の森~外人墓地~再度公園(修法ヶ原池)~大龍寺~猩々池~諏訪山~と歩いて下山するパターンや、鈴蘭台駅まで歩いて帰るパターン・・・

あと縦走路と合流して更に歩かされるとか・・・

祖父母と歩く時は無理のないペースで歩けるのだけど、父親と歩く時はとにかく酷い扱いだったもので、出来るだけ日曜日には違う予定を入れて父親と2人きりになるのだけは避けたいと思っていたのを思い出す。

父親は自分が出来る事はお前も出来ないとならない!と常に押し付けてくる性格だったので、出来ないと出来るようになるまで徹底的にバカだのマヌケだの、どんくさいだのと罵ってはクズ扱いされるので、ついて行けるようにいつも全力で必死だった訳です。

自宅は花山駅から徒歩30分、階段をひたすら登っていく山の上なのですが、父親は容赦なく「よし大ちゃん、ここから階段の登り切るところまで競争や!」と走り出す。

途中で止まったり歩いたりしたら「何を諦めとんじゃ!」と殴り飛ばされるので、最後まで走るしかない・・・

キャッチボールやノックの練習に至っては、真夏の炎天下で8:00~12:00まで目一杯走らされて、次は13:00~18:00まで・・・

休む暇すら与えてもらえず、キャッチを失敗したら罵られ・・・

殴られるのが嫌だから泣き言なんて絶対に言えない。

僕の幼少期の記憶はそんな壮絶な思い出が大半。

お陰で『人間死ぬ気で頑張れば何とかならない事はない。』とか、『何もしないで出来ないとかいうよりも、まずはやってみて手応えを探ってから、成功する手段を見つける。』といった考え方が出来るようになったので、今だからこそ父親に感謝しているのだけど・・・

他人から見たら激烈極まりない虐待だったと思う。


父親とはこの階段でもよく競走したなぁ・・・

なので10代~20代の頃は、自転車チームの仲間とここに来ると、やはり全力疾走でここを何本も走ったり、全力疾走のまま上の展望公園まで休まずに走ったり・・・

オフの時はそんなトレーニングもやっていました。

でも今回・・・久々にここを歩いてみて、「よくこんな階段走って登っていたもんだ。」と違和感しか感じない。(笑)


布引の滝の雄滝。

今もしも僕の父親が生きていたら・・・(少なくとも当時の父親が隣にいたなら・・・)

「あの滝の横の壁をどっちが早く登れるか競争しようよ!」って言うに違いない。

彼には人に見られたらどうとか、警察に注意されたらどうとか、そんなことはどうでもいい・・・面白そうなら今すぐそれをやらない手はない!・・・それだけ。

僕が穂高岳に登った事を知ったら、間違いなくそんな勝負を持ち掛けてくるだろう。

思い出すだけで嫌になってくる。(笑)

でもそんな無茶振りばかりの父親の事が、実は嫌いじゃなかったんだなぁ~って、今だから言えるのかも。


週末と深夜は父親の恐怖に怯え、日中は祖母のヒステリーに怯え、期待に副えるように必死だった当時の事を、昨日の事のように思い出しながら歩く。

嫌な思い出だけど、大切な思い出でもある。

よく道なき道を歩かされ、沢歩きまでさせられて・・・

4歳になるかならないかの頃、白浜の海で溺れて以来12歳の夏まで金づちだった僕は、沢歩きで深いところを歩くのが恐怖でならなくて・・・ほぼ命懸けでした。

それ以上に父親のパンチを食らうのが恐ろしかった訳ですね。


布引ダムにやってきました。

子供の頃はここまで登ってくるだけでも大変でしたが・・・

穂高岳を登った今の僕からすれば、「もうこんなところまで来ちゃったのか?」って気持ちにすら感じます。

確かに体重も増えて、以前に比べて疲れを感じるようにはなったものの、やはりこのルートは初心者向きの優しいルートなんだなぁ~って、しみじみと・・・


あの崖の上には昔、大きなスズメバチの巣がくっついていて、それは怖かったものです。


あと、このダム沿いの道を歩いている途中で鳥居と祠があるのですが、よく「鳥居の上に石を投げて上手く乗せれたら良い事がある!」って話で、必死に小石を投げまくっていたのを思い出します。

中学生の頃に友達と歩いた時は、友達がなかなか小石を乗せれなくて、1時間近くもそこで待たされた思い出とか・・・

懐かしい。


なんだかんだでここのダムも歴史的建造物なので、所々の造りが趣深いです!


この先紅葉の茶屋の手前までトンネル(水路)が繋がっていたような・・・


泳げなかった当時の僕は、水の近くがとにかく嫌いでした。

父親に悪ふざけをされるのが解っていたので・・・(苦笑)


ダムと紅葉の茶屋の間にこんな綺麗な水場がありました!


すごく綺麗なエメラルドグリーンですよね?

飲んだら美味しいのかな?


紅葉はまだピークには程遠いですけど、少しづつ色付いています。


紅葉の茶屋で黒くない犬の『クロ』が待っていました。

ここでコーヒーを頂いてから、ルートを変えて新神戸まで引き返す。

展望公園からの階段ルート・・・久々に歩いたらきつかったぁ~!

H川様も膝が笑ったとおっしゃっていました。


ちなみに自転車は新神戸駅に置いて来ていました。


新神戸駅までのルートはポタリングで楽しみました。

こうやって見ると生田川の水も綺麗ですね!

H川様・・・久々の山歩きだったそうですが、まんざらでもない様子でしたので、これはある意味・・・登山部の設立なるか?という予感。(笑)

でも本当に山歩きって楽しいですよね。

一人での登山も楽しいけど、気心知れたメンバーと歩くのも楽しいと思います。

皆さんもサイクリング・・・時々・・・登山(山歩き)な楽しみ方してみませんか?

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