2018年1月20日土曜日

2018年 新春サイクリングin倉敷・・・その4

昼食施設の『保乃家』さんを出てからの岡山県道21号線は下津井漁港の平坦な道を走るのですが、間もなく鷲羽山の並びにある龍王山方面を目指す上り坂に差し掛かる。

僕はストレッチ運動も兼ねてアウター縛り。

53T×21Tのギア比でのんびりとダンシング。

しかしさすがに1時間半も休憩を取っていたら、身体のあちこちが冷えて痛くなってくるものです。

長時間あぐらをかいていたので、僕は大臀筋が痛くなって水島までの道のりが実は結構な地獄でした。

本当は岡山県道393号線の鷲羽山スカイラインを走って瀬戸内と水島コンビナートの絶景を楽しみながら走りたかったのですが、僕だけではなく皆さんもお昼休憩の取り過ぎで疲れが出てきたようでしたので、国道430号線に合流して水島までの一番楽なルートで逃げる事にしました。

それに鷲羽山スカイラインは道が決して広くないのですが、ワインディングとしてはかなりの高速ステージというか・・・

地元の慣れた走り屋だったら150km/h以上のスピードを出して走るような区間もありますので、昼間だっていう事を差し引いても、避けた方がいいかなぁ~っていう結論に至りました。(もっとも一般公道ですから、そんなスピードを出すのは大変危険なので、絶対にやってはいけません!)

あと余談ですが・・・

下津井のちょうど真上に鷲羽山ハイランドという遊園地がございますが、その隣の『鷲羽ハイランドホテル』は吹上温泉という温泉が湧いていますし、従業員さんの制服がデニムでアメニティにも倉敷帆布を使用していたりと、非常にユニークなホテルです。

児島は日本のデニムのふるさとでもありますので、デニム好きにはたまらない地元ブランドも多数点在します。

あと『せとうち児島ホテル』からの瀬戸大橋の絶景は、どの時間帯に観ても絶対に感動します!

宿泊を兼ねて岡山で観光やサイクリングを楽しむなら、お勧めしたい宿泊施設の一つです。


それにしても一番楽なルートとはいえ、国道430号線もアップダウンが多くて結構なトレーニングになってしまいました。(笑)

ちょうど丘を上ったところから水島コンビナートが一望できました。


時間はまだ15:30にもなっていませんが、ほぼ夕方な感じになっています。


そういえば映画の『3丁目の夕日』のロケって、その一部がここから程近い玉島地区で撮影されていたそうで・・・


丁度この写真の向こうが玉島なんですけど・・・

確かにこの辺りは、古き良き昭和の香りを程よく残した風景に思えます。


S藤様もトレーニング不足で脚が痛いと言いながらも頑張って走り続けています。

そして水島からは県道274号線を走れば倉敷の市街地に入って行きます。


途中で鉄道の線路と並ぶ箇所があって・・・

思わず「しもでん?」とか思ってしまうのですが、これは残念ながらJRの水島臨海線になります。


たった2両ですが温かみのある風情を感じます。

ちなみにしもでん(下津井電鉄)は、1991年に最後に残った区間である児島~下津井間の廃線が決まって、今は駅跡が史跡として残っているような状況らしく、今回も『保乃家』さんを出てから最初に上りに差し掛かった付近が、終点の下津井駅跡前だったという事があとで地図を追ってみて判明しました。

旅行会社時代・・・僕の担当ではなかったのですが、下電グループさんと取引があったので、さりげなくまだ下津井電鉄が残っている感覚でいたんですね。

自転車で走った道を地図でフィードバックしないと気付かない事って意外と多いですね。

この歳になっても改めて発見できる喜びを感じる事があります。



この後一時的に県道275号線を走ったのですが、その区間に入って以来ミワさんのサポートカーの姿を見なくなる。

再び274号線に戻って国道2号線のバイパスも潜り、まもなく美観地区の近くまで来ている事もあったので、恐らくはミワさんも美観地区に徒歩で行く為に駐車場を探しに行ったのだろう・・・

そう解釈してしまったのがこの日2度目の大失敗。

念の為にサポートカーが待機している事も想定して、大きい道路を選び・・・

274号線を白楽町の交差点で右折。

右手に星野仙一さんの出身校の倉敷商業高校を見ながらA浦様が「ここって星野さんの出身校じゃなかったですか?」なんて会話をしながら、倉敷中央通りを左折。

美観地区にも『星野仙一記念館』がありますよね。

まさかそんな会話をしながら我々が倉敷を走っていたこの日が、星野仙一さんのご命日になるだなんて一体誰が想像していたでしょうか?

本当に何かの偶然だったにしても寂しいニュースでした。

子供の頃プロ野球チップスで選手カードを集めていたんですけど、星野さんのカードも持ってたんですよね。

あの頃のコレクション・・・一体どこに行っちゃったんだろう?


そして美観地区に到着しました。

一応ミワさんとは大原美術館の前で合流って話をしていたはずなんですが・・・覚えてなかったらどうしよう?

ドキドキしながら見渡すが、らしい人はまだ来ていないようだ。

皆さんは橘香堂さんの前で寛いでいます。

S藤さんは僕がこれからみんなで喫茶店に行くって言っているのに、一人ソフトクリームを買って舐めている・・・

それにしても以前付き合いのあったお店が『くらしき桃子』って店名に変わっている。

「くらしき桃子?なんだそれ?いつからこうなったの?」

そんな些細なことに???しつつ、ミワさんに「到着しました!」って連絡をする。

「はぁ?なにそれ?私はずっと待っているんですけど!」

僕は一瞬南極の方がマシだと思える程・・・全身が凍り付く。

これは・・・打ち合わせが浸透し切っていないアカン奴です。

完全に僕らが(っていうか僕が)ミワさんを置き去りにしたという誤解に発展していたのです。

「で、今どこにいらっしゃるんですか?」

「どこって星乃珈琲があって、その向かいに業務スーパーがあって・・・。」

「えっ?どこそれ?」

僕もそこがどこなのか皆目見当がつかない。

少なくとも274号線沿いの道にはそんなお店は見かけなかった。

後で地図を眺めていると・・・

そこが275号線の途中で右折したところにある事が判明!

国道2号線のバイパスも潜ってない場所でずっと僕らの通過するのを待っていたんですね。

何故そんなところで右折して待機していたのだろうか?

実際この日、児島ボート前でもあったのですが、ミワさんの車のナビがとんでもないルートを選択して、変な所で右折をしたのです。

その時は僕が「そっちじゃないですよ!道なりで問題ないです!」って言ったので修正できたのですが、これはきっと同じような現象が起こったに違いないと思うのですよ。

つまり僕にしてみたら、とんだとばっちりみたいなもので・・・(笑)

とりあえず合流しない事には話にならないので、僕は怒り狂ったミワさんを必死になだめつつ、ミワさんがナビで検索しやすいように『アイビースクエア』付近の駐車場を指示しました。

H川様が心配そうに「どうでした?」って聞いて来たもので、「いや~、今夜僕は殺されるかも知れません。」って答えたら、「あぁ~それは仕方がありませんねぇ。しっかりと懺悔して下さい!」と笑われてしまいました。(笑)

で、ミワさんが来るまでの間に皆さんが冷えてしまってはいけないので、僕が倉敷で一番お世話になっていたお方の経営しているお店の一つへご案内。


大原美術館の横の路地を入った先にある『和平治商店』さんに到着。

主にお漬物がメインのお土産屋さんですが、温かい昆布茶を用意してもらうように社長にお願いしていたので、皆さんにはここで暖まってもらう事に。

本当はここのお店のソフトクリームがメチャクチャ美味しいので、先に抜け駆けしたS藤様にこれでもか!って見せつけながら美味しいソフトクリームを食べてやろう・・・なんて思っていたのですが、残念ながら冬季は販売をしていないそうで・・・ガッカリ。

で、皆さんが暖を取っている間に、僕はミワさんを迎えにアイビースクエアへ。

その道中に僕が最後の目的地にしている『倉敷珈琲館』が開いている事を確認。

この時の時間は16:30の直前で、今思えばこのタイミングで入店していなければ、いずれにしてもラストオーダーに間に合っていなかったんですよね。


ここはアイビースクエアの裏門前。

アイビースクエア内は自転車の通行が禁止されていて、押して入るのも躊躇してしまい、ここで待つ事に。

ここの真向かいにある『杏』の焼きたてのせんべいがまた美味しいのですが、ミワさんに怒られる恐怖でそんなの買ってつまんでいる心のゆとりが無い。(笑)

その頃ミワさんはアイビースクエア内で迷子になっていたので、携帯電話で誘導しつつ・・・

本当はアイビースクエアの中庭とかも、じっくり散策したら面白い仕掛けがあったりするのですが、そんな事を教えてさしあげる状況でもなく・・・

合流・・・

ソビエトとアメリカの冷戦時代を思い浮かべるようなピリピリと張り詰めた空気。

本当に今思えば「あんにゃろうめ(日産のナビ)が悪い!」って、笑って済ませられる話ですが、この瞬間は「なんでこんなに怒られなきゃいけないんだ?」って気持ちでゲンナリしていたという。

きっともう少しマメに連絡を入れていれば回避できていたんだろうけど、さすがに自転車で走っている方も、最後の方は疲れて思考レベルも落ちてますからね。(汗)

今後はそういうのも踏まえて念入りにミーティングした方がいいな。ってこれまた反省課題が増えました。

『和平治商店』さんに戻ってミワさんの分の昆布茶も用意して頂き、そこで皆さんは倉敷土産を・・・

僕のお客様って事で割引までして頂き、本当に助かりました。

で改めて全員で『倉敷珈琲店』へ向かいましたが・・・


時間は17:00

丁度閉店して入口の赤い門を閉めたばかりでした。(無念)

児島でのタイムロスと、昼休憩の取り過ぎ、ミワさんとの連絡の行き違い・・・これらが無ければきっともう少し早く美観地区に着く事ができて、充実した観光ができたんだろうな・・・そう思うと残念ではございましたが、でも本題のサイクリングは全員事故も怪我も無く、ここまで走って来れたのでまあ合格点という事で!

山ちゃんが『倉敷珈琲店』の隣の旅館を見て「高級そうですね。」って気になっている様子。

ここは『ロケみつ』という番組のブログ旅で、稲垣早希ちゃんが宿泊した宿でもある。

「そういえばあの時サイコロの目が6が出て贅沢していましたよね?」ってH川様。

結構皆さんブログ旅・・・観てなさったんですね。


天領丸が仕事も無くて寂しそうに浮かんでいます。


向こうに見えるのは観光案内所ですが、その向かって右隣には『加計美術館』があります。

あの今話題の加計学園の関連施設です。

そう考えてみると今、倉敷は色々な意味でHOTな街なんだなぁ~!と思えてしまう。

そして左へ進むと『星野仙一記念館』があります。



以前は倉敷なんて見向きもしなかったアジア系の外国人観光客が、橋の周辺を占拠して写真撮影に夢中になっています。

最近は日本人観光客よりも外国人観光客の方が増えているそうです。


山ちゃん・・・S藤様のサポートで反省点も色々あったけど、この日1日よく頑張りました!


当店のサイクリングツアーに初めて参加して頂いたA浦様ですが、楽しんで頂けて本当に良かったです!

このラピエール・エアコード=アルチメイトがまた走り易くてとても良いんですよ!


最後に自転車で走ったメンバーで記念撮影!

サポートカーと撮影で頑張って下さったミワさんもご苦労様でした!

毎回こういったイベントでは本当にお世話になっています。


そしてそろそろ暗くなってきたので、一旦ここでお開きに!

S藤様はミワさんの車に自転車を積んで、一緒に車で僕とH川様の車を停めている駐車場まで移動する段取りで・・・

男性陣はスタート地点の駐車場を目指す。

で別れた直後に・・・

「あっ!しまった!」

そうなんです・・・ミワさんの車に貴重品と共に車のキーを預けていたのです。

A浦様とH川様には鶴形山のトンネル前で待って頂き、僕は慌ててミワさんを追いかける!

その後渋滞している道路を横断して、駐車場の入口が渋滞で塞がれている為、細い隙間から駐車場内に入ったら、まさかのそこに車輪止め!

ここに来て僕が落車する羽目になる。

過去に同じようなシチュエーションで落車して鎖骨を骨折した事があったので、ドキッとしたものの、無理に逆らわずに転倒したので、左肩から腰にかけてと左ひざをコンクリートブロックに強打したくらいで済みました。

もちろん自転車のダメージは最小限に留めましたよ。

それが自転車乗りの誇りであり、嗜みですから。

本当はひざ・・・タイツは傷一つついてないのに中は血まみれでして・・・腰も激痛でしたけど、そんなこと言ってる暇も無いので、荷物を取ったら急いで鶴形山まで戻る。


こんな狭いなまこ壁の旧市街地を走るのはスリリングでしたが、元々この日は明るいうちに引き上げる予定でいたので、僕はライトもテールランプも装備しておらず・・・

とにかくまだ明るいうちに駐車場を目指さなくてはなりません!

無事ギリギリ・・・ライト無しで走れるうちにGOALできました。

自転車を積んで、ミワさんも合流して、倉敷インターチェンジを目指して帰路に着くも・・・

ものすごく渋滞!

岡山~倉敷間って本当に混雑します。

そして僕のインプレッサは渋滞でもたつくと、途端に水温が上がってオーバーヒートしそうになるので、あえて空いている道を遠回りしながら、必死に走り続けて水温を安定させる。

実はその1週間後にラジエターが死んでしまったので、現在実用性も考えてアルミでは無く、銅2層のコア増しラジエターに交換中です。(苦笑)

高速道路は最初こそ帰省ラッシュも交えてなのか混雑気味でしたけど、吉備サービスエリアを出てからは流れも良くなってすんなりと兵庫県入り!

むしろマナーの悪い乱暴なドライバーが多くて面倒くさかったかなぁ。

まあ姫路ナンバーが圧倒的に多い地域なので仕方がないか。(笑)

でも最近は和泉ナンバーに次いで神戸ナンバーの評判が悪いらしい!

その後になにわと姫路が続くのだとか・・・

確かに神戸ナンバーは行儀が悪い車多いよなぁ~。

って言うと、僕も挑発に乗りやすいイラチなドライバーなので、あんまり他人の事を偉そうには言えませんが。

ただ今回一番嫌だなぁ~って感じたのは、岡山県のドライバーかな?

以前よりウインカーも出さない県民性で知られていたけど、トラックなどに幅寄せをされて危険を感じたシチュエーションが何度かありました。

突然発進する路駐車は神戸にも多くいますが、そんなので危うく轢かれかけたり・・・

岡山って道路もそんなに広くないので、もう少し心にゆとりを持って走って頂きたいなぁ~と感じたのは確かです。

僕は好きな県の一つなので、そういうところが改善されて、サイクリストが受け入れられる県民性になってもらえる事を心から願います。

帰りは姫路東で途中下車して、志方で美味しい焼肉を食べてから神戸に帰りました。

焼肉・・・霜降りもあって美味しかったのに、6人で食べてもお会計が12000円で済んだのを見て、またしても山ちゃんがアンビリーバボーな顔をして驚いていました。(笑)

結局今回はお昼に贅沢して、帰りも焼肉パーティーで、車3台に6人という贅沢な内容だったにも関わらず、一人あたりの予算が13200円で賄えたので、皆さんにも納得と言うか・・・十分満足頂けたんじゃないかと思います。

以上、新春サイクリングin倉敷・・・距離78km・・・楽しんで参りました!

ご参加頂いた皆さん・・・お疲れ様でした!そしてありがとうございました!

今回参加頂けなかった皆さん・・・是非次回は一緒に走って旅を満喫致しましょう!

2018年 新春サイクリングin倉敷・・・その3


王子が岳を下って再び国道430号線を鷲羽山に向かって走る。

僕は王子が岳の展望台で昼食施設へ到着予定時刻を連絡済みなので、ここから鷲羽山までは休む予定はない。(鷲羽山展望台についたら食事施設への最終の連絡をする約束になっている)

とりあえずここからはほぼ海に沿って走る感じなので、問題なくスムーズに行けるだろう!

そう思っていた矢先のトラブルでした。


これはグーグルマップによる問題の交差点ですが・・・

僕はずっと昼食は下津井漁港で、下津井は鷲羽山の麓にあると以前からブログでも書いていたし、出発前にも簡単にルートの説明もしたつもり。

王子が岳の上から目的地方面を指しながら、「JR児島駅を過ぎて児島ボート(競艇場)前を通過したら鷲羽山への上りが始まります。下津井はその先端を抜けた先にありますが、到着前に鷲羽山展望台からもう一度食事施設に連絡する事になっています。」と、次の行き先を明確に伝えたつもりでいました。

それに山ちゃんに至っては、僕がサポートカーを運転するミワさん用に用意していた予定ルートマップを、車での移動中に目を通していたはずなので、僕が説明するまでもなく、次に目指すのは鷲羽山だと把握しているはずだと僕は思っていました。

実際に我々の通過したルート上にある案内看板には、常に鷲羽山までの道筋を指し示したものばかりで、そこまで迷う道ではなかったはずなのですが・・・。

ところが上写真の田の口交差点は、道なりに行くと本線から逸れてしまいます。

交差点で左折するのが正解です。

上の看板を見れば誰でもそう判断できるだろうと考えた僕は、左折して次の信号あたりで後続を待つ事に。

430号線に合流してからさほど距離も走っていないので、大幅に遅れるはずもないのに、S藤さんと山ちゃんが一向にやって来ない。

交差点を左折する前までは確実に視界に入っていたのにだ。

数分待って「信号に捕まったとしてもさすがにここまで遅いはずがない!」と思って山ちゃんに連絡したら、「今山の方へ向かっています。」って・・・一体どこの山を指して言っているんだろう?

もしも間違えて岡山県道266号線方面に向かっていたら・・・

そう考えるとゾッとしたので、慌ててミワさんに連絡するも、どこの道をどこに向かって走っているのかすぐに判らないという回答で、そうなると「430号線に戻って下さい!」としか言いようがなく・・・

僕とH川様、A浦様の3名はしばらく動けないまま待機。

しかしこれがまた随分と遅いので、もう一度連絡をして確認をすると、道なりに進んだ道は国道430号線の北側を、遠回りではあるけど児島方面へ向かっていたとかで、今430号線に合流して進行方向の逆に向かって走っているとの報告があり、それと同時にミワさんのサポートカーが見えました。

それならそれでもう少し早い段階で「児島ボートを目指してルートを修正するので、現地で合流しましょう!」って連絡が欲しかったところであります。

疲れているS藤様は余計に距離を走らないといけないし、待っていた3名は温まっていた身体が冷えるし、何よりこのトラブルで食事施設への到着予定時間に25分くらい遅れる予想となってしまったのは大きな痛手でした。

とりあえず僕は少しペースを上げて走るしか無く、ミワさんには食事施設に到着時間が遅れる旨を連絡してもらう事に。

山ちゃんに「次の目的地は把握して無かったんか?」って聞いたら、「何とか山を目指してるのは知っていたんですけど・・・。」って、おいおい!地名が解らなかったら何度でも聞き直せよ!(笑)

聞き慣れない地名は頭に入ってき難いものなので、地名や土地勘に疎い人は、必ず念押しして確認を取るようにして欲しいと思います。

左折した我々を見失っただけではなく、交差点の看板も確認しなかったS藤様に至っては次の目的地がどこかもご存じなかったそうで・・・(汗)

やはりツアーは団体行動ですので、全員がスケジュールと目的地をある程度把握していないと、迷子や遭難者を出して行程を楽しむどころじゃなくなる可能性があります。

だからこそ絶対に他人任せにならないように、「事前にルートの下調べ(地図でも良いので)をする。」「一緒に旅をしている仲間を見失わないように意識する!」というのは大切な旅の心構えです。

実際バスツアーなどでアンケートを取って、「旅が面白くなかった」と答える方の多くは、今自分がどこに来ているのかが明確に解っていなかったり、そこに行く目的も知らない事が大半なんです。

なので旅行のパンフレットはテーマ性のあるタイトルだったり、目的地や食事、温泉などのイメージが浮かびやすいものの写真をできるだけ印象深くデザインするのが基本ですし、添乗員などがこれから行く観光地や観光施設の歴史や文化、今回足を運ぶ根拠などを上手に説明するだけで、お客様にとってその一日が特別なものに変わったりするものなんです。

そんな中でツアーの添乗員や、今回の僕のように先頭を引いてガイドをする立場の人って、どうしてもスケジュールを優先しないといけない役割もあるので、全体の安全とか人によって違う『スタンダード』のギャップを考えて、妥協点を考えたり発想の転換とかをしないと、結果的に全員が満足するツアーにできなかったりするので、実際のところ・・・ツアー進行中の間は一切気楽ではないんですよね。(笑)

これは当店のサイクリングツアーに限らず、どんなツアーでも言える事で、団体で慣れない土地に行って何かするって言う時は、自分だけではなくみんなで楽しまないと!っていう気持ちと、それを実現させる為に自分は何を注意すべきかって事を、一人一人が意識して責任感を持って動かないといけないものなんです。

・・・なんて言ったら旅行が堅苦しいものに思えてしまうかも知れませんが、あくまで最低限のエチケットの問題です。

本来ツアーを楽しむべきお客様は、余計な気遣いもせず純粋に楽しんで下さる事が理想です。

僕は今回のこのトラブルは(自分の読みが甘かったという意味で)大きな失敗だと考えて反省していますし、普段「サイクリングツアーの際はスタッフもお客様も無しで、みんなで楽しめばいい!」と言ってはいるものの、やはりスタッフならお客様の安全と行程の無事を最優先しないとならないので、早い段階での判断や連絡、決断ができなくて、S藤様のサポートどころか自分まで一緒になって道に迷った山ちゃんは、やはり反省してもらわないとダメだと思いました。

でもこの失敗を経験した事で、山ちゃんが成長してくれることも同時に期待しています。


という訳でここは鷲羽山展望台の入口ですが、立ち寄ってる時間が無くなったのでスルーします。
鷲羽山からの瀬戸大橋の景観も非常に素晴らしいので、ちょっと残念でした。


これはH川様が撮影した鷲羽山ハイランド方面と下津井漁港方面の分岐点から撮った瀬戸大橋です。

ここでH川様とA浦様はS藤様と山ちゃんが分岐点で道を間違えないように!という意味合いで待機してくれています。

ミワさんは先に食事施設まで向かってくれているので、僕はそれを追う形で先に進みました。

順調良く行けば鷲羽山展望台に寄り道しても12:50までには着いていたはずでしたが、実際に食事施設の『保乃家』さんに到着したのは13:10過ぎ。

それでも『保乃家』さんは明るく迎い入れて下さったので本当に良かったです。


前菜です。

向かって左はタコのつみれ。

右はタコの子のテリーヌ風。

なかなか繊細な料理が出てきました。


次は酢の物。

打って変わってボリュームを増した盛り付けです!

タコのあらゆる部位を三杯酢で楽しみます。

ここにもタコの子が入っていて絶品でした。


そしてメインのタコのお造り!

出来ればカウンターで捌いているところを鑑賞しながら食べたいですよね。

一応今回の料理は作る前に活ダコを座敷まで持って来てくれて、「本日はこれを調理いたします。」と言って見せて下さるので、実際に料理ができるまでがとてもワクワクするのでした。

やはりタコは湯通ししたものではなく、活ダコの刺身が一番だと思います。

包丁の入れ方も細かくて綺麗です。


そしてタコのから揚げ!

盛り付けは3人前ですが、大皿なので十分なボリュームでした。

これも本当に美味しいですよね!

ついさっきまで生きていたタコなので尚更。

 
こちらは上手く撮影できなかったのですが、タコのつみれが入ったお味噌汁です。
 
これに白ご飯(オプションでタコ飯等に換える事もできる)とデザートがついています。
 
 
お昼ご飯に1人あたり5700円って言うのは、我々のような庶民には贅沢かも知れませんが、これだけ美味しいなら・・・たまには有りだと思います。
 
思いの外お腹一杯になったのと、居心地の良さも加わって、1時間で出る予定が1時間半も滞在してしまいました。(笑)
 
僕にスケジュール管理義務を忘れさせるなんて、なかなかの素晴らしい料理でした。
 
それではいよいよ今回のサイクリングツアーも大詰め!
 
倉敷美観地区を目指して走ります。
 
では次回最終回をお楽しみに!

2018年1月14日日曜日

2018年 新春サイクリングin倉敷・・・その2


宇野港からは国道430号線を走りました。

これも後で地図を見返したら、海沿いに市街地を走った方がフラットで楽なルートだった・・・そんなオチが付いたのですが、国道430号線はトンネルも多く、思いの外道が狭い・・・ただ、程よくアップダウンを楽しめるルートでした。


ここ最近走行会に参加していないS藤様は、少しトレーニング不足が祟ってなのか、アップダウンの続く区間に苦戦中!

最後尾を走る山ちゃんは、今回はポタリングペースだからという理由でジーパンで走っています。


そしてこの時点で山ちゃんの脱いだウインドブレーカーは、ちゃんとボトルケージに収まっていますが・・・


渋川海水浴場に到着しました!

瀬戸大橋が一望できます!

ここで山ちゃんが「すみません!ウインドブレーカーを落としたみたいなんですけど、どうしたらいいですか?」って・・・

どうしたもこうしたも、どこで落としたのかも判らないものを探しに行くなんて、団体行動をしている以上は無理に決まっている。

しかしここでもしもミワさんの撮影した写真を確認していたなら・・・

ほんの1~2km走って戻るだけで、落としたウインドブレーカーを見つける事が出来たかも知れない。

今となっては後の祭りですが、残念な出来事でした。

ただ・・・今回の場合は貴重品じゃなかっただけでも良かったと言えます。


そしてここからあの山の更に向こうの王子が岳まで上ります!

岡山県道462号線を、上り口から王子が岳レストハウスまでは3.6kmで標高差210m少々なので、平均斜度5.8%強の登坂になります。

実際ガーミンでの計測によると、傾斜のきつい区間でも8~10%程度の傾斜だったので、比較的上りやすい山だと言えます。

それでも一応初めて上る坂道なので、後半へ脚を残す意味でも僕はインナーギア(39T)へ変速。

今回基本的には王子が岳の上り以外はアウター(53T)に縛って走っていました。

39T×19Tでゆっくり回しながら引っ張っていると、何か後ろを走っているメンバーの動きが落ち着かない。

振り返って見ると山ちゃんが・・・

まあずっとS藤様のサポートをしている訳なので、上りくらいは好きなように走らせてあげても罰は当たらないよね?って、そのS藤様は今頃・・・山ちゃんにまで置いて行かれて、きっと僕への不満を溜め込んでいるに違いない!

そして上りで疲れて無心に走っていると、つい周りの景色や看板を見落として、違う道へ行ってしまう可能性があったので、ちょうど中間地点の1.8km地点(標高110m)にある、おもちゃ王国への分岐点で全員が揃うのを待つ。


H川様はやや遅れましたが、A浦様と山ちゃんは余裕でついて来ていました。

S藤様も思っていたよりは遅れも少なく頑張って上って来られましたので・・・

「同じくらいの登坂があともう1本くらいなのでファイト~っ!」って応援したのですが、「まだ上るんですか~?」とぼやいてらっしゃいました。(笑)

実際のところ何となくの勘で残り半分くらいと言ったに過ぎず、、

僕自身も正確にあと何キロ上ったら展望台に着くのか解っていなかったので、後半もペースを上げずに引いていました。

ところが山ちゃん・・・

最後尾でのサポートがよほど退屈だったのか・・・

ものすごくアタックを仕掛けたそうに疼いているのがよく判る。

「山ちゃん!行きたかったら先に上ってもいいよ!」

そう言った瞬間にとんでもないスピードで飛んで行きました。

そしてA浦様も負けじとついて行く!

あっと言う間に見えなくなってしまった・・・



そうかと思ったらあっと言う間に王子が岳レストハウス(展望台)に着いてしまった!(笑)

せっかく山ちゃんを解放してあげたものの、たった600m足らずの至福に終わったという訳です。


しかしたかが600mでも、死力を尽してバトルをした2人は登頂後すぐに自転車を芝生に寝かせ、息を切らせながら寛いでいたのでした。

時間はまだ11:55

この調子だと昼食会場には12:45までに着きそうだ!


とりあえず・・・瀬戸大橋とMY自転車との記念写真を・・・と思ったら、パラグライダーが!


展望台からの景色!向こうに見えているのは坂出市です。

四国までがこんなに近くに見えてしまいます!


瀬戸大橋のほぼ全景が観れます!!


正面に見える瀬戸大橋のスタート地点が鷲羽山!

あの山の向こう側にこれから向かう食事施設があります。

ここから30分もあればあそこまで行けるでしょう!


それにしてもパラグライダーは楽しそうだ!


何度も上昇気流を拾っては高度を上げて・・・


旋回しながらこの瀬戸内の大パノラマを満喫して下降し・・・


そしてまた上昇気流に乗る。

優雅だなぁ~。


向こうに見える富士山のようなシルエットは飯野山。

別名・・・讃岐富士

金毘羅さんの本殿や奥の院からも必ず視界に入る、坂出のシンボルみたいな山です。


ちなみにパラグライダーのランディングポイントは、渋川海水浴場などの海岸線の砂浜です。


そして展望台右手に見える高級リゾートホテルのような建物は、『王子アルカディアリゾート』という超豪華地中海リゾートホテルとしてOPENをする予定が頓挫して、未入居のまま廃墟になってしまったという悲劇の建造物であります。

バブルの時代に建設と聞いていますから、かれこれ25年以上廃墟のまま晒されている事になります。

完成していたらここの美しい展望といい、最高のリゾートホテルになっていたに違いない。

内装工事費に30億円もかかるって話で、工事を引き継いだ業者も諦めて手放し・・・未だ買い手がつかない状態なのだとか。

心無い侵入者に窓ガラスを割られたり、落書きをされたり・・・

誰かリノベーションしてOPENさせられないのかなぁ~?

今から手を入れ直すとして、一体いくらかかるだろう?

ざっと100億円くらい?いや、もっとかな?

それだけお金があったなら・・・欲しい車を全部買い占めて、それを展示できるくらいの大豪邸を建てて・・・

余ったお金でエーゲ海に別荘と・・・あとドイツの古城でも買うだろうな・・・僕ならきっと。(笑)



それはそうと廃墟の向こうの岩場とか、行ってみたいと思ったのですが、高所恐怖症のH川様に尋ねてみたら、即答で「絶対に行きません!」と拒否されてしまいました。(笑)

まあいずれにしても時間の貯金は作っておきたいので、記念撮影だけして出発する事に・・・


ミワさんから「元気のある方は、自転車を持ち上げてポーズを取って下さ~い!」と言われ・・・


みんなで自転車を持ち上げているのに・・・

S藤様は終始立ち上がりもしないで座っていた!

上りの最後は少し自転車を押して歩いていましたから、本当にしんどかったんだと思います。

しかしだからと言って、今回はいつもより全体的に優しいペースで走っているので、これから先もペースを落とす予定はありません!(笑)

僕は知っている・・・S藤様はしんどいアピールをするのが趣味で、実はちゃんと走れるって事を!

そして本当にしんどい時の為にサポートカーがいるのです!


「さあ出発しますよ!」って言っているのに、「嫌だ!まだ休み足りない!」と駄々をこねてらっしゃいます。

「じゃあ置いて行きますよ~!」って言ったら、ちゃんと立ち上がって自転車に乗るのでした。


ここは野良猫もたくさんいて皆さんはそちらに気を取られていましたが、僕はナナホシテントウムシを発見!

こんな季節にですよ!

「今の世の中、一体どうなっているんだ!」って話ですよ。

本当に驚きました!



さて・・・これから無事に下津井漁港まで予定通りに到着できるのでしょうか?

次回こうご期待!!