9月 7日の展示会は天満橋OMMビルに集中してありました。
僕は主にコーダーブルームの新作を観に行ったのですが、この日はシマノやトライスポーツ等の展示会もあったので、色々観れたらいいな~と現地へ向かいました。
本来は電車で行った方が交通費も安くて、そしてストレスも無く安全なんですが、当店みたいに平日の出勤人数が少ない店舗だと、留美さん一人に店を任せて3時間半以上も空ける訳にはいかず・・・
車だったら阪神高速で往復60分~80分くらいあれば、天満橋まで行けるので・・・
トータルで3時間以内で店には戻れる計算です。
電車だったら往復1200円程度なのに対して、車だと阪神高速の往復で1800円!
それに駐車場とガソリン代って考えたら3倍前後の経費がかかる計算ですが、1分でも早く店に帰らないと、留美さん一人でパンク修理やタイヤ交換を4~5台くらい抱えながら接客とか・・・
十分有り得る話なので、できる限り早めに戻りたい訳ですね。
そしてそんな事を考えながら車で行ったりすると、ウインカーを出さないで右左折したり車線変更する車にイライラしたり、信号が青になってもスマホに夢中で発進しない先頭車両とか、直進したいのか曲がりたいのか判らない車に進路を妨害されて、捉まらなくてもいい信号に捉まったりすると・・・
僕は病んだ人間になってしまいます。
移動時間に一切の無駄や妥協が許せない性格っていうのは、特に急いでいない日であっても、イメージ通りのスムーズな行程で進まないとストレスになってしまうんです。
法定速度を大幅に超過し、あらゆるリスクを犯してまで、速度や時間短縮を目指すなんて走りは当然していません。
むしろそういう自分よがりな走りで、周りの交通に迷惑をかけている車にもイライラしています。
そんな僕が大阪なんて所へ車で行くと、行って帰って来るだけで一日分以上のエネルギーを消費してしまう訳ですよ。
そしてOMMビルの駐車場は満車!しかも駐車場待ちの渋滞半端ねぇ!
止むを得ず大手前病院の有料駐車場を利用して、OMMビルまでランニング!
とりあえずビルの1F入口を入ったら・・・いきなりそこにはトライスポーツさんのブースがあった。
入口にはバンブー(竹製のフレーム)の完成車が置いてありました。
どんな乗り心地か試乗してみたい自転車の1つです。
女性用の一番小さいフレームはこのようにミキストフレームになっているので、非常にまたぎやすい設計です。
先客の方がスタッフさんに「これって売れているんですか?」とか、「在庫って残っているんですか?」等と、矢継ぎ早に質問を浴びせていましたが・・・
いくら『カルフィデザイン』の本家バンブーではなく、トライスポーツさんのOEMだと考えても、さすがに大量生産ができない上にクオリティを揃えるのが困難な木製(竹ですが)フレームである事を考えると、価格は決して安過ぎることもないですし、重量は90年代前半のスチールフレーム並みに重く、メンテナンスや保管に関してのデリケートさも気になるところなので、興味はあるけど購入してまで乗ろうと言う人がいないのは当然な流れであり・・・
そんなデリカシーの無い質問、よくストレートにするよなぁ・・・って、思わずその場から離れてしまいました。(笑)
しかしバンブーやマホガニーといった木材を使ったフレームは、その特有の乗り心地に誰もが興味を示しているはずなので、試乗会の機会を増やしたり、フレームの耐久性や精度についてのより詳しいデータをもらえるなら、僕は積極的にセールスしてみたい商品ではあります。
完成車にすれば30万円前後です。
決して手が届かない自転車ではありませんよね。
ホイールやリムが展示されています。
そういえばとうとう『ENVE』のリムの取り扱いが終了してしまいました。
トライスポーツさんでは現在、在庫に残っている分で終了との事ですので、欲しい方がおられましたらお早めに!
そして一番手前には『AX-ライトネス』の超軽量ホイールが・・・
税込み48万6000円は高いか安いか?
究極の超軽量パーツを作っているメーカーなので、僕の場合は制限体重にはセーフではあるけども、このホイールの本領を発揮するには体重が重過ぎるって話です。
体脂肪3%未満の頃に戻りたい!
デュラエースDi2の完成車で4.16kgって・・・
ここまで軽いと狂気の沙汰ですね。
この輪行袋は使い勝手も良く、その上安いですね!
しかし手書き感満載のポップの方がインパクトが強いです。(笑)
このフロアポンプも安いです!
さすがは『TNI』ブランド!自転車界のユニクロ的存在です。
アルミボディのフロアポンプでこの価格は、どこのメーカーにも真似ができないでしょうね。
そして気になったのが・・・
このペダルですね。
LOOKのペダルと互換性があるそうなので、僕も使えそうです。
足首の動きやペダリングに癖のある人に向けて開発された、補整ペダルといったところでしょうか。
「LOOKよりもTIMEのペダルが好きだ!」って言う人には、ある意味究極のペダルかも知れません。
何しろ足の自由度が増して、固定されるストレスを和らげてくれるというコンセプトなので。
僕はもっぱら固定される方が、ダイレクトなペダリングができて好みなので、この手のパーツは必要としませんが、当店の顧客様の中には是非オススメしてみたいと思える方が2人程おられます。
トライスポーツさんは超軽量パーツ、激安パーツ、マニアックパーツという、確たるテーマに沿った部品が豊富に揃っているところがさすがですね!
ちなみに今回の展示会で、僕が最も気に入った部品がこれです!
インナーケーブルの先端に付けるエンドキャップなんですが、従来のペンチなどでかしめるタイプではなくて、なんとネジタイプなんです!
これならワイヤーカッターさえあれば、それ以外に工具を使わなくても美しく処理ができてしまうという優れもの!
まあインナーキャップの処理は自転車屋の技術の見せ所・・・って考えると、ちょっと寂しくなる部品ではございますが、細かい部分の美しい処理はさりげないお洒落にピッタリだと思います!
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