2014年10月29日水曜日

第42回『TEAM EURO』走行会!・・・第2の魔界と呼ぶには神々し過ぎる聖地

10月18日(土)

この日はI藤様とH川様が参加するって聞いていたのですが、それって夢の箱学トリオが実現できるのでは?って思っていたので、僕は箱学ジャージを用意していきました。

すると出勤途中で出会ったH川様も箱学ジャージで出動!

あとはI藤様も装着していれば・・・

そう思って準備していたらI藤様が到着!

「おはようござい・・・あ~っ!?」

「ははははは・・・・」(H川様)

「えっ?どうされました?」

「いや・・・今日は3人とも箱学でいけるんじゃないかな~?と期待していたら、今日はレディオシャックですか?」

「あ~っ!すみません!今日はこのジャージで来る予定でいたので、組み合わせは意識してなかったです。」

「はぁ~っ、残念や~。」

とりあえずこの日は3人で出走。



「店長・・・今日はどこを走る予定ですか?」

「僕の希望を聞いてもらえるのでしたら、行ってみたい場所が・・・。」

「また岡本方面ですか?」

「最近店長が西側へ行ってくれるとホッとするんですが、東へ行かれるとゾッとするんですよね。」

「どういうこと?(笑)」

「また住吉山手の壁とか上っちゃったりするじゃないですか?」

「あれはI藤さんが近くまで行ったんだったら、ついでに上りましょう?って雰囲気にするから、そうなると上らなあかんのかなぁ~ってなるじゃないですか?」

「え~っ?店長が僕を上らせようとしてるの間違いでしょ?」

「いやいや・・・」



そんな擦り付け合いをしながら3人で山手幹線をブラブラと走って岡本駅を過ぎた辺りで左折・・・

住宅街の迷路のような細い道を縫って走る。

本山北町の谷商店という酒屋さん(クリーニング屋もしている)の交差点を北上。



もう僕がどこに行きたかったのか判りましたか?

『保久良(ほくら)神社』です!

『神戸あるある』的な話でいうと・・・生田川を境に、西側と東側で生態が異なり、お互い興味がないなんて話をよく耳にしますが・・・

この神社も中央区より西に住んでいる人は、まず知らないだろうという神社なんです。

僕も今回が初めての参拝です。


そしてこんな看板があったりするので、自転車も車両って考えたら・・・

「自転車で参拝できへんやん!」って話なんですよね。

ところが地元の参拝客の方々に尋ねてみたら、「いいよいいよ!自転車で上る人もたまにいるから、坂道きついけど気をつけていってらっしゃい!」と温かく励まされました。

この看板から先は第2の魔界と言っても過言ではないくらいの超激坂でした。


ここは住宅街を抜けた辺りで、既に最大25%前後のコーナーを曲がった後です。

この先更にコーナーの度に20%オーバーの登坂が待っています。

ラストから2つ目のコーナーとかは最後の最後で心が折られそうになりました。

何とか3人とも足を着かずに上り切ったのですが・・・

境内の前は砂利道になっていて・・・

僕の心の中では、あわよくば金鳥山まで上るつもりでいたのですが、これではMTBじゃないと上れない!むしろ参拝がてらのハイカーさんも多いので、迷惑になるなぁ~って感じだったので諦めました。

それにしても参拝されていた皆さん、とても気持ちよく挨拶して頂いたので、心が折れそうになりながらも、楽しく上る事ができました。

これが伝説にまでなっている『灘の一つ火』と呼ばれる石灯籠。

 
なぜ伝説なのかというと、ここが石灯籠になる以前はかがり火だったそうなんですが、要は神話の時代にかの日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が夜間の航海中に、ここのかがり火で航路を助けられたという言い伝えがあるそうで、実際に中世(平安~鎌倉時代)の頃より灯台の役目を担っていたそうなんですよ。
 
ここが灯台の役目をしていた時代は、毎夜灯火を絶やさないよう、地元の方々が交代で守り続けたのだとか・・・
 
そんな話を知ると漫画『ワンピース』の空島編のストーリーと被って見えてしまいます。
 


そんな想いを馳せながら撮影すると、何だか心霊写真みたいになりました。
 
恐らく光の加減と角度の関係でなった現象だと思いますが、仮に心霊写真だとしても悪い感じはしない写真です。
 

『灘の一つ火』の説明が記された石碑。


やっぱり霊障じゃないのか?って思えるような写真・・・


これなんて反対向きに鳥居を撮影したものなので、逆光ではありません!

なんか不思議な白い影が写り込んでいるでしょ?

まあこれも仮に心霊写真だったとして、嫌な感じは一切ありません。

むしろ保久良神社に来てからものすごく清々しい気分で、嫌なことも全部許せてしまいそうな気持ちにさえなりました。

参拝者の皆さんが気持ちの良い方々ばかりだった事もあるかも知れませんが、こんなに気分が良いのはなぜなんでしょう?


せっかく自転車で上らせて頂いたので、きっちりと参拝させて頂きました。

ここは弥生時代の青銅器が発掘されたり、当時の祭祀で使われたであろう遺跡が残っている場所でもあるので、古代より聖地だった事が窺えます。


本殿前より『灘の一つ火』を望む。

こういう神秘的な場所は大好きです!

御祭神には大国主命や須佐之男命が祀られており、出雲大社と関係しているのかと思えば・・・

ここの家紋が『織田木瓜』って事に気付いてビックリしました。

どの要素も僕の好きな要素だったので、それはそれで好感度アップ。


いやぁ、それにしても景色が素晴らしい!


そして相変わらず鳥居には白い影が・・・


この写真はやや逆光なので・・・



とりあえず下山しながら次の案を練っていましたが・・・

「店長!次は久々に住吉霊園ですね?」

「えっ?余力があったら・・・とは言いましたが、もうお腹一杯じゃありませんか?」

「え~っ?行くって言ったじゃないですか~。」

「どんな駄々っ子なんですか?行ってもいいですけど・・・それに付き合わされるH川さんが可哀想とか思わないんですか?」

「まあもう一度魔界みたいな上りを上るのでしたらちょっと・・・。」

「あぁ、そこまでは厳しくないと思いますけど、最大斜度は20%超えてる箇所も一瞬だけありますねぇ~。」

「はぁ~。そうですか。それは厳しいですねぇ。」

「いけるいけるっ!」

まあそんなノリで住吉川沿いに上る。

僕は34T×21Tでゆっくり回して上ります。

とはいえ決して遅いペースでは走ってなかったのですが、H川様が離れずについて来ています。

先ほどの保久良神社の上りといい、今回はH川様が大健闘です!

そして花元石材前で一度ドリンク休憩を取ってから、いよいよ住吉霊園の上りへ・・・

以前僕とI藤様と2人で上った時は結構えげつなく、しんどい上り坂だった覚えがあるのだが、今の我々にとっては「まあ何とかなるよ!」って軽~い感覚になっていました。

序盤の上り始めは記憶にあったものよりも随分としんどかったのですが、20%の上りから先の激坂区間も、「これくらいなら全然余裕ですね!」って普通に上れました。

慣れって恐いですね(笑)


そしてまた自転車を基準に写真を撮ったら水平線が傾いてしまった。

多分撮影している僕も、知らず知らずのうちに傾いてしまっているのでしょうね。


 それにしてもH川様は本当に速くなりましたねぇ!

そろそろ再度ドライブウェイで35分前後のタイムは狙えそうなんじゃないでしょうか?

これは最近サボリ気味のメンバーにも朗報ですね!

魔界レベルの激坂を2~3本走ったら、10%の上りも優しく感じるようになるという荒業です。



そしてここに上った後は・・・

当然例のあの壁も上らなくちゃ、I藤様が納得なされないという・・・

さすがにここまで激坂三昧だとさすがのH川様も、最初の壁を上ったところでギブアップ。

そこから更に続く16%オーバーの坂道を、続けて上る余力は失せていました。


いやね、何がすごいってI藤様の使っているギアがおかしいのです。

この日の上りはずっと34T×19Tで固定して上っており、さすがに最後の住吉山手の壁こそ19Tでは無理と感じたものの、34T×21Tで上り切り・・・

それも弾丸のような異次元のスピードで逃げ去られてしまいました。

最初34T×25Tで上っていた僕も、それを見て21Tまでシフトアップしましたが、時既に遅しで全く追いつく事が出来ずに完敗!

段々とI藤様の怪物ぶりにも磨きがかかってきました。

次週久々に再度ドライブウェイを走る予定でいたので、これで楽しみが増えました。

その時僕はもう一度トンプソン・フォースにチャレンジします!

ホイールを当店オリジナルホイールに交換してフォースの挙動がどう変わるか?

ピナイさんがジェダイマスターになれて、僕になれないはずはない!という気持ちを抱きつつ・・・

では次週の走行会レポート・・・請うご期待!

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