2014年10月10日金曜日

第40回『TEAM EURO』走行会!・・・フォースと共にあらんことを・・・

10月 4日(土)
 
参加メンバーはH川様、I藤様とN様2号、O本君2号、そして僕をいれて5名。
 
網膜はく離の治療からようやく復帰したH川様。
 
いきなりこんな精鋭揃いの日に、走行会への復帰だなんて大丈夫でしょうか?
 
 
そしてH川様とI藤様は箱根学園のジャージ、N様2号は京都伏見のジャージを着用!
 
 
「それは明日のピナ祭に取っておいて下さいよ~!」
 
「あ~っ!それもそうでしたね~。」
 
 
とりあえずこの日は、翌日のランチポタリングで走るコースを完全に網羅する予定で走ることに・・・
 
 
 
そして今回僕が乗るのは・・・
 
 
このマッスルロードバイク!トンプソンの『FORCE(フォース)』です!
 
余りにもこの自転車が「おいおい、そこの貴様!ちょっとこの俺を乗りこなしてみろよ!」と僕に呼びかけてくるもので・・・
 
「仕方ないな~!じゃあどっちが勝つか試してみようか。」ってな具合に、今回の試乗車で最初に乗ることになりました。
 
僕はこういったマッスル系のスパルタンな自転車に対して、どうもねじ伏せてやりたい衝動に駆られてしまうんですね。
 
過去にインターマックスのバルブレンボに乗った特に、硬くていい!って聞いたのに、何がいいのか全く解らなくて悔しい思いをした事があります。
 
カーボンフレームの硬いって、一体何なんでしょうね?
 
硬いの概念がちょっと違うというか・・・
 
僕はアルミのガチガチに硬いフレームで慣らしてきているので、正直未だカーボンフレームの硬さの意味が理解しかねています。
 
僕のジタンも新品購入時は殺人的に硬いフレームでしたので、乗る度に「もっともっと俺の命を吸いやがれこんちくしょう!」って、身体がガタガタのボロボロになる覚悟で踏んでいたものでした。
 
しかし最近の硬いと言われる・・・特にカーボンのフレームに関しては、それが本当に硬いのかが疑問に思える時がある。
 
要はカーボンフレームって繊維を重ね合わせて成型したものなので、踏み込む力に対して繊維のしなりが反発する際、細かい振動が発生し、そのノイズが推進力を殺してしまう事がある。
 
或いは金属フレームとは、しなった後の減衰の反応速度が違うので、感覚的にズレや違和感を感じてしまうからなのか・・・
 
誰もがガチガチに硬いフレームだと感じるフレームも、僕みたいな中途半端に脚力がある人間からすると、どうせ硬くするならもっととことん硬く、申し訳程度にしならせるくらいならもっとマイルドにしてよ!っていう結論になっちゃうんですよね。
 
だからフレームのフレックスと僕のペダリングがシンクロしない・・・つまり進まない!加速が鈍重!って感じてしまうんです。
 
恥ずかしながら最近のカーボンロードバイクでは、ピナレロ・ドグマ65.1やデローザのキングRS、コルナゴのC59みたいに、誰が乗ってもいい!って感じるカーボンフレームしか知らなかったので、個人的にはそれよりもいいって思えるカーボンフレームなら何でも良かったんですよ。
 
2006~2008年モデルのインターマックス・X-LIGHTや、エヴァディオの初代ヴィーナスはものすごくワクワクさせてくれて、少なくとも僕には相性が良かったんですが・・・
 
最近のモデルだと意外にもBASSOのディアマンテ、あとニールプライドのアリーゼ(現ナザレ)がすごく良かったですね。
 
乗りやすくて気持ち良かったのは2010年モデルのピナレロのFP2とかTREKのマドン4シリーズ、そしてニールプライドのゼファー、コーダブルームのファーナ9000。
 
 
カーボンフレームの素材のグレードや形状、価格・・・
 
知れば知るほど定義が解らないのであります。
 
値段が高ければいいって訳でもなく、グレードが高ければ確かな乗り味って訳でもなく・・・
 
難しい素材ですよね?
 
 
うちの野口さんに「カーボンフレームの定義に迷いを持つって変かなぁ?」って聞いたら。
 
「そりゃ店長は基本的に、金属フレーム全盛期の人間だから仕方ないですよ!」って言われました。(笑)
 
カーボンフレームは癖の無いフレームに仕上げる事も可能!しかしそれだと面白みの無い優等生になってしまう。
 
独自性を持ったフレームに仕上げると、癖が強くなって人によって合う合わないで大きく分かれる。
 
まあ嫌な癖が無くて、ワクワクさせてくれるフレームなら文句なしなんですけど、それでさえ必ずしも万民がそう感じるとは限らない・・・それがカーボンフレームなんだという訳なんですね。
 
 
ん~!面倒臭っ!
 
 
そう考えたら今回試乗車で来ているトンプソンの自転車は、どれも一筋縄でいかないですね!
 
合う合わない以上に難易度が高いというか・・・
 
でもシリウスなんかは乗り手のペダルスキルを確実に育ててくれる自転車だと感じたので、変に尖っただけの自転車ではなく、乗りこなす楽しみを味わえる自転車って感じかな。
 
で、このフォースに関して言えば・・・
 
これも6800系アルテグラのホイールなので、フレームの剛性に対しては役不足!
 
だからホイールを換えてみないと真価は発揮できないかも知れませんが、それでも乗ってみていきなり「この自転車面白いかも!」って思えてしまう自転車でした。
 
少々振動の収束が遅くてタイミングを掴みにくいのですが、ペダリングでシンクロさえすれば、シッティングのままで軽~く時速60kmオーバーまで引っ張れそうな異次元の感覚でした。
 
なんだか本当にジェダイマスターになれてしまうんじゃないか?と思えてしまうくらい面白い乗り味。
 
しかしゼロ発進からグッとペダルを踏み込むと、なぜか初速がもたつく。
 
そして上りがしんどい!
 
ダンシングだと上手くシンクロしない。
 
そして鬼のような直進安定性なのはいいが、立ち上がりが遅いので、コーナーリングでは極力速度を落とさないように、ギリギリのラインで走るしかない!
 
「思った以上に難しい自転車やな~!」
 
でもさすがにトンプソンのフラッグシップモデルだけあって、乗りこなせばかなりの戦闘力になりそうです。
 
兵庫の壁ではI藤様やN様2号を抑えたものの、O本君2号にはラストで刺されて、反応するも速度が伸びずに終わった感じ。
 
高取台へのダラダラとした上りでは、逆にN様2号のスピードについていくのが精一杯。
 
平地では比較的シンクロしやすいのですが、上りではまだ上手く掴めません・・・
 
 
 
とりあえずランチポタリングの会場前まで行きました。
 
 
箱根学園2人に御堂筋君1体とO本君2号です。
 
ここから須磨海岸沿いに・・・
 
翌日が台風と雨で車で来る事になった場合を想定して、どこから進入すればいいかを現場検証。
 
普通に赤灯台横のゲートが開きっ放しになっていたが、当日も空いているかどうかは判らないので信用できない。結局須磨水族園の東側の駐車場まで行ったのですが、進入できるルートが見つからないまま帰る事に・・・
 
そしてその前に『ナナファーム須磨』へ立ち寄る。
 
Y崎様3号が前から気になるって言っていたPA(パーキングエリア)。
 
PAと言えば普通は高速道路上にあるものでしょ?
 
それをあえて試験的に導入したシステムらしくて・・・
 
要するに阪神高速の乗り継ぎで、一度は一般道に下りるケースがあります。そこで乗り継ぎの最中でETCカードを利用中の車が立ち寄れる・・・そんなPAなんですね。
 
ここにはパン屋さんの『ダン・マルシェ』(本店は明石の西新町)が入っているので、牛肉ゴロゴロカレーパンが食べたかったのですが、残念ながらまだ開いてませんでした。
 
帰りは翌日の昼食後、大勢で走るコースなので、念入りにシミュレーション。
 
出来るだけ安全なルートを・・・
 
それにしてもこの日感じた事があります。
 
行きも帰りも・・・
 
神戸という街中において、どんなに高性能なロードバイクで走ろうが、信号無視して走り続けるクロスバイクには勝てないという事が判明しました。
 
その名の通りエスケープ(ジャイアントの代表的なクロスバイク)に逃げられてしまったのだが・・・
 
場所によってはママチャリにも敵わないかも知れないのだ(苦笑)
 
いやいや・・・信号は守ろうよ。
 
なぜか悔しいのでロードバイクが街中を走る時は、STOP&GOのインターバルトレーニングだと割り切って走りましょう!
 
皆さん、フォースと共にあらんことを!


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