ツール・ド・フランス2013第100回記念大会も、ピレネー山脈の山岳ステージも終えて、いよいよ前半戦が終了となりますね。
本日のタイムトライアルで総合順位がまた大きく変わると思います。
前半は平地メインでスプリンター達が活躍していたのですが、ピレネーでは上りも走れないと上位には残れません。
また総合優勝を目指す候補選手たちも調子の善し悪しを量られるのがピレネーでした。
そういう意味ではアルベルト・コンタドールもカデル・エヴァンスも調子が悪そうに思えます。
そういえばアンディ・シュレクも上りで失速していたような・・・
ただ判らないのが今回ピレネーステージは例年よりも控えめである事。
後半戦のアルプスステージを盛り上げる為の演出と言ってもいい設定に思えます。
それだけに各選手が力を出し惜しみしているようにも感じ取れるんですよね。
僕の予想では今夜のタイムトライアルで、動くべき選手は必ずそれなりのタイムを叩き出して来るであろうという事。
そして明日明後日のレースでは再び平地メインのコースなので、優勝候補選手はそこで脚休めをして、第14ステージ以降のレースに備えるというのがセオリーなはず。
そして細かい峠が連続する14ステージは山岳賞争いの展開となるので、総合を争う動きにはまだならない・・・
しかし第15ステージはモン・バントゥの山頂ゴールが控えているので、ラスト10kmの動きに注目したいところ。
しかし大きく動きが出るのはやはり第18ステージのラルプデュエズで間違いありません。
前代未聞のラルプデュエズ2度登頂は、確実に脱落者へトドメを刺します。
ほぼこのステージで総合順位が決まると言っても過言ではないでしょう。
仮に逆転を考える選手たちは、翌19ステージで序盤のグランドン峠又はマドレーヌ峠でアタックを決めて、そのまま残り120km以上を大逃げしないと、タイム差を詰める事ができないでしょう。
でも19ステージは序盤でアタックをかけるなんて無理!と思わせるコースレイアウトなので、相当な覚悟でなければ逃げは決まりません。勇者でなければ制する事ができないコースです。
そして上位数名のタイム差が拮抗している場合に限り、第20ステージが決戦のレースとなるはずです。
19及び20ステージでの奇跡は起こるのか?それが終盤の楽しみです。
新城選手も頑張っています。
どこかのステージでまた逃げを見せてくれる事を期待しましょう!!
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