ハーバーランドのキャナルガーデンがようやくリニューアルします。
ここは僕にとっても思い出深いところです。
学生時代は写真右上の『コナミスポーツ』が、まだ『ニッセイアスレティックス・RE-FINE神戸ハーバー』の頃、マシンジムのインストラクターをしていた場所でもあり、何より地元なので色々と思い出がある訳ですよ。
元々西武百貨店だったビルも、『ハーバーサーカス』OPEN時にSEGAでアルバイトをしていたので、このハーバーランドが如何に設計ミスまみれの商業施設なのかは痛いほど熟知しています(笑)
本来立ち上げ当初がバブル崩壊直後だった事もあり、多くの企業が起死回生を図ってこのハーバーランドに集まったはずなんです。
しかし高いテナント料に対して、アクセスの悪さや、客の流れの偏りが露呈して、倒産や撤退をするテナントが多数あったのも事実。
プロメナ神戸(旧オーガスタプラザ)においては、せっかく駅前の歩道橋が繋がっているにも関わらず、2階のど真ん中を突き抜ける形でキャナルガーデンと連結してしまったせいで、ほぼ素通り状態・・・。
しかもその歩道橋も存在が判りにくいので利用者が少ない。
地下からのルートも複雑で、地下駐車場をテナントフロアにしておけば失敗はしなかったはず。
また神戸駅の地下街もルートが分岐するので、客流れが分散する大きな原因となっている。
逆に旧西武百貨店のビルは1階から2階連絡通路に行くには階段を上るか、テナント施設を抜けるか西側のエスカレーターを回ってからしか行けないので、「ここはいちいち面倒くさい!」と妙な反感を買ってしまい客離れを作ってしまっている。
とにかくコンセプトがバラバラすぎて、それぞれの思惑が破綻してしまっているのがハーバーランドである。
そして今回リニューアルしたキャナルガーデンはというと・・・
あの阪急百貨店を見事に負け組に陥れた魔の構造をしていた訳です。
もともと1つの施設がダイエーと阪急百貨店で南北に分かれており、それぞれが6階建てという設計なのに、渡り廊下が2階のモザイク連絡通路と6階のダイヤニッセイパーキング連絡通路しかないというのが一番のネックでした。
これじゃあ阪急百貨店にいくのも面倒くさくなりますよね?
特に百貨店の強みを一番殺していたのが、地下食品コーナーの存在感。
ルートは大きく3つ設けられていましたが、駅から直結の通路なんてある訳がないし、完全に日陰でしたね。
渡り廊下を設けなかった理由はなんだったのでしょうか?
「ダイエーと阪急百貨店が廊下で繋がったら格差が大きいから不釣合い。」とか「百貨店はそこにあるだけで人が来る!」みたいな考えだったんでしょうか?
そうでなくてもハーバーランドは国道2号線と阪神高速に寸断された陸の孤島。
モザイクみたいに夜景の見える港のデートスポットとして、ほぼ完成された施設でさえテナントの入れ替わりが激しいのだから、建築というものはそこまで考えないとデッドゾーンが増えてしまいます。
ね?反対側は渡り廊下もないでしょ?
しかし今回出来上がる施設は・・・
3階部分と4階部分に渡り廊下ができてアクセスしやすくなりました。
これならお買い物も楽しめそうですね(笑)
しかもオーガスタプラザ時代に撤退していたOSシネマ、SEGAがハーバーランドに復帰するみたいで、今回のプロジェクトにはどこの企業も期待している模様!
うちも今のお店でもう少し儲かったら、ここの空きテナントに2店舗目をオープンしようかな?(笑)
しかしまだまだ未完成ですね!
根本的な問題がまだ解決していません。
三ノ宮駅からOIOIに行く為の渡り廊下がありますよね?
あのルートはかなり人が流れていて効果が高いです。
尼崎駅や伊丹駅もしかり・・・
神戸駅前も南側のロータリーを改装して、今ある歩道橋を駅出口から直結するように延長し、またファミリオ(旧西武百貨店)にも連結するようにしないと、隣接するホテルもニューオータニのようになってしまうので、早急に対策が必要ですね。
そこまでやればハーバーランドはもっと賑わうと思います。
それでもまあ、当分は人で溢れかえりそうですがね!
魅力的なテナントが増えるので、僕もumieに早く行きたいです(笑)
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