2018年8月1日水曜日

火星の大接近!?


以前月を撮影しようと頑張ったものの、ニコン純正の18~55mmレンズじゃ、月は遠過ぎて綺麗に撮影できなかったんですよね。

で練習用にシグマの70~300mmの望遠レンズを購入したら、写真教室にカメラの使い方を習いに行ってるという、意識高い系?の女子に「え~っ、300mmレンズなんて望遠レンズとしたら平凡だよ~。」と言われたのですが、それ以上の望遠レンズって数十万円~数百万円クラスの超高級レンズじゃないですか?

「そんなすごいレンズ・・・本職でもないのに買える訳ないやん!」

そうです、たまにしか使わないのに費用対効果が悪過ぎるでしょ?(笑)

そこで見つけたのがこのオプティカの望遠レンズ!

何と650mm~1300mmで、更に2倍率のレンズを延長する事で、最大2600mmの超望遠レンズになるのです。

これで5~6万円だったら、まあ出してみる価値はあるかも・・・

そう思って買っていたのですが、とうとうこの望遠レンズを使う時がやってきました!

昨夜、7月31日の深夜24時が最も火星が近づいている瞬間だと聞いたので、仕事の後夕食を食べて・・・23時30分頃から菊水山を登りました。

以前は良く山仲間と深夜の六甲山を走り回っていたはずなのに、久しぶりに深夜の山に入るとなると結構怖いものですね。(笑)

菊水山はアスファルト区間が多いので、かなり楽なルートなんですけど・・・

途中イノシシが複数いるのを確認した時などは、いつ襲って来られてもいいように覚悟して歩きました。

近いうちに穂高日帰り縦走にチャレンジしようと思っているのですが、やはりまだ真っ暗な夜中のうちに新穂高を出発して、クマと遭遇するかも知れないような山道を白出沢出合まで登って、更にそこから急峻なガレ場を落石に気を付けつつ穂高岳山荘を目指してひたすら登らなきゃいけないので、それを思ったら楽勝なんですけどね・・・

でも怖いものは怖いですよね。

菊水山山頂の展望台で、ランタンの灯りを頼りにカメラの組み立て。

とりあえずはシグマの70~300mm望遠レンズで試してみる。


月を撮影してみたのですが・・・光を取り込み過ぎ?

夜景撮影ってシャッタースピードを遅くして撮るのが基本・・・なところがあるので、ついこうなりがちだけど、ここで逆転の発想でシャッタースピードを速くしてみる。


意外と綺麗に写せました。

こう見ると70~300mmのレンズでも十分な仕事はしてくれます。


そして超望遠レンズの1300mmで撮影した月。

さすがにレンズはマニュアル操作になるので、ピントを合わせるのが想像以上にシビアなのと、レンズが大きく重すぎるので三脚で固定していてもブレないように支えるのが大変な事もあり、ほとんどの写真が失敗!

少し暗いけど、これが一番月のクレーターとかがハッキリ見える写真です。


これは微妙にピントがずれてしまった写真。

露出がほど良かっただけに残念な1枚になってしまいました。


こちらは最大望遠2600mmで撮影した写真です。

ここまで月に近付けたのは嬉しかったです。

で本来は火星がメインなので・・・


被写体が遠くて小さいのでファインダーに収めるだけで精一杯!

被写体を捉えたまま、シャッタースピードを変えたりピントを合わせるゆとりが全くない。


こんな風になったり・・・


こんなんだったり・・・

三脚が安物だからって訳ではないけど、レンズのバランスと重さに振り回されて、ベストな位置で固定もできず、固定できたとしても、シャッターを切った瞬間ブレてしまう。

長い長い望遠レンズの弱点です。

シャッターリモコンがあれば解消できるとは思いますが。


結局2倍率の延長レンズを外して、重心バランスの悪さを緩和させてから撮り直すが、倍率が下がった瞬間、余計に何を撮影しているのかが判らない状態に。

そして後で気付いたのですが、火星だと思って撮影したこれは木星で、火星はもっと南東の空に輝いていたのである。

菊水山の展望台は南東に木があるので、ずっと気付かずに木星を火星と信じて悪戦苦闘していたというオチがつきました。

それはそうと僕は小学生の頃から一眼レフカメラを触っていたものの、便利さの誘惑に観念してデジカメに転身したのが12年前。

しかもその頃は趣味でカメラを触るのではなく、仕事で旅行パンフレット用の料理写真や風景写真を撮影する為に使っていたので、そこまで機能を勉強しておらず・・・

割りと最近までISO感度ってなんだそりゃ?って思っていたくらいなので、露出の調整もシャッタースピードと絞りだけで何とかすればいい!ってスタンスだったんですよね。

ところが今回ISO感度もいじったうえで、初めて夜景を撮影してみました。


ISO感度MAXで写せばシャッタースピードも遅くしなくて済むので写真がブレにくくて撮りやすいという話。


でも和歌山方面の灯りも取り込むために、ISO感度を上げた状態で更に露出を上げると、このように粗い写真になってしまう。


ISO感度を適度に落として露出を調整した方が優しい写真になる事が判明!


さすがに夜中の1時半にもなると大阪湾でさえ少し明かりが寂しくなりますね。

帰りも蜘蛛の巣を払い除けながら山道を歩いて帰りました。

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