2020年11月21日土曜日

2020年5月は山三昧!・・・その③『芦屋ロックガーデンの大冒険』


5月7日は芦屋ロックガーデンに来ました。

Mちゃんは岩場が初めてなので、初心者向けに風吹岩までのルートを歩かせようと思った訳ですが。


意外にもMちゃんは岩場を怖がらず、そこそこ良いペースで登ってきた。


間も無く最初の高圧電線の鉄塔に到着・・・ってタイミングでヤバい生き物に遭遇しました。

写真を見て判りますか?

実はヤマカガシの子供が目の前をジグザグにうねりながら逃げています。


どうせ逃げるんなら脇の草むらに逃げて欲しいのに、なぜかこれから進むルートから外れてくれない。

これはもう少し接近して撮影した写真ですが、ヤマカガシは木の根の下をこれから潜ろうという所にいます。

仕方が無いので刺激を与えないように脇からヤマカガシを追い越す。

普通の毒蛇と違って毒牙が顎の奥にあるので、深く噛みつかれない限りは心配ないのですが、毒の強さはハブと同等クラスで・・・しかも血清を持っている病院がほとんどないので噛まれたら最後。

それだけにMちゃんが噛まれないように先に進ませる。

その後間も無く最初の鉄塔に着いたのだが、ここで痛恨のルートミス。

何度か歩いて道を覚えているはずなのに、何故かルートを見失ったのである。

確実に〇のペイントに従って登ったし、道を間違ったつもりはない!

それなのに「あれ?こんな道あったかな?」

僕の記憶では風吹岩の先までは部分的にフラットな区間はあっても、基本的には登り続ける道のはずなので、こんなに下るはずがないし、余りにも草がボーボーで荒れている。

せっかく登ったのに急斜面をかなり下らされて・・・ここからどうやって本来のルートに戻ろうか?

さすがに僕が道に迷ったなんて、きっと不安になるからMちゃんには言えない。

とりあえず僕の勘に従って、見晴らしの良い場所を探して現在地を把握しよう!

そう思って下った先の沢を右手に登って行く。


するとガイドブックなどで見覚えのある岩壁が左手に現れた!

『A懸』と呼ばれるロッククライミングの練習に使われる岩壁だ。


登りたい気持ちはあったけど、さすがに命綱無しでここをMちゃんに登らせる訳にはいかないので・・・

少し先のチムニー状の岩場からこのA懸の上に登ってみる事にした。


一番向こうに見える岩場は間違いなく『万物相』と呼ばれる岩場です。

つまりその左の稜線上に建っている鉄塔が風吹岩のある場所だ。

これで方向は把握できた。

あとはこの岩場だらけの尾根を繋ぐルートを探せるかどうか・・・。


意外に高い所は平気らしい。


バランスを崩して向こうに転げ落ちたらひとたまりもないので、ちょっとは怖そうにしろよ!って思ってしまうのですが・・・。(笑)


僕が岩場を走って岩から岩へ飛び移りながらA懸のピークまで来ると、Mちゃんも岩場のコツを掴んだのか僕を追ってピークまでやって来た。

「ずっと運動音痴だと思っていたけど、意外なところでセンスを発揮したなぁ。」

「自分でもこんなすごい所に来たのは初めてなのに不思議と怖くないから驚いてる。」


さすがに岩の上で『シェ~』とまではいかなかったが余裕のポーズ!


さて風吹岩を目指して進もうか!

万物相の右上には風吹岩の手前にある展望台が見える。(正確にはそこから景色を楽しんでいるハイカーが見えているので、僕とMちゃんは大きく手を振ったが、悉く無視をされて凹んでしまった。)


この真下がA懸の岩壁。


次の岩場までのルートを上から探る。

行けそうな道は見えるが道幅が狭くて急勾配。

Mちゃんでも登りやすいルートが他に無いか、近くに行って探る必要がある。


この先を下って次の岩場の取り付きを探す。


下ってすぐの目の前の岩山を登ったが、ここは滑りやすいし足場が少ない。

登ったらもう降りれない。

何よりこの次の岩場に連結していない独立した岩場だった。

つまり登っただけ骨折り損!(苦笑)

下で待っているMちゃんを巻き込んで怪我をさせてはいけないので別のルートを探す。


ここはこの先が切れ落ちて掴まる場所も無かったので、左手(西側)に立っている木に岩から飛び移って下に降りる。


左が今しがた僕が登っていた岩場で、右手が本来登るべき岩場。

あの右巻きに登って行く急斜面を木の枝や安定した岩を掴みながら登る。


登って振り返る。

左下にA懸の岩壁が・・・右下に登ったら降りれなくなる岩場。

正面の岩場の左のピークが先ほど記念写真を撮った場所。


そこからはあっという間にここまで来ました。

ここまで歩いてきた岩場が一望できます。


またしてもチムニー状の岩場を登ります!

Mちゃん笑顔で楽しそう。


一気に標高を稼ぎました!


先ほどまで居た岩場がもうあんなに遠くなってきました。


そしてこの狭い岩の間を通れって事らしい。

僕が32歳頃までなら余裕で通れたのになぁ~。


何とか通り抜けれそう・・・(笑)


そしてA懸のような岩壁を登る!


Mちゃん・・・想像以上に度胸が据わっている。


もうこんな所まで登ってきました!


万物相はもうあと少し!

しかしこの岩場から降りるルートが見つからない!

崖になった所に一段降りれる棚があったが、そこから先へは木の枝を鉄棒みたいに掴んで降りなくてはならず・・・

そんな場所なのにMちゃんは躊躇なく枝を掴んで飛び降りた!

「いつからそんな強い子になったんや?」(汗)


結局そこから先の道は藪漕ぎに近い感じで、方向を間違えてしまい・・・

万物相ではなく、2本目の鉄塔付近へ登り、間も無く展望台に到着!


すぐ真下に万物相があったのにスルーしてしまうなんて・・・勿体ない事をしてしまった。


そして難なく風吹岩に到着。

電線工事をしているここの鉄塔は3本目にあたる。

猫たちは相変わらずいたのですが・・・この後大変なことになったので、我々は早々に撤退する。

帰りは荒地山方面へキャッスルウォールを左手に見ながら下り・・・


間も無くロックガーデンの最初の分岐点に到着ってところでイノシシに遭遇!

ここでも特にビビらないMちゃん。

いつも店で夜まで勉強した帰りに、マンションが暗いから家までついて来て!って怖がっているあのMちゃんに一体何が起こったのだろう?

とにかく登山のセンスがある事は間違いない。

いずれ穂高にでも連れて行ってやろうかと思うくらいガッツがある。


これは下山の時に撮影。

ここって関係者以外は車で来たらいけないはずなんだけど・・・?(トレイルランや登山に来ている人たちの車だという事をスタートの時点で把握している。)

我々は芦屋川の駅近くのコインパーキングに停めて真面目に歩いて来ているので、こういった連中を見ると良い気はしない。


とりあえずこの日は初心者にはとんでもない岩場を大胆に踏破した訳なので、頑張った祝いにシンズバーガーを御馳走しました。


食べ物に目が無いMちゃん。


美味しそうにがっついてます!(笑)


そして〆にデザートまでしっかりと要求されました。(汗)


ちゃん♪ちゃん♪

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