2018年10月14日日曜日

穂高岳山行3日間!(最終日)その1・・・標高3000mの夜明け


10月 3日(水)  5:13  月と奥穂高岳

相変わらず携帯電話のカメラの露出補正が出来ない事と、寒さによるブレが出てしまった辺りは許して下さい。

こういう写真を一眼レフで撮影したり、魚眼レンズで撮影したら面白いだろうなぁ。

実は昨夜の23:50に目が覚めてから、なかなか寝付けませんでした。

今回穂高へ来る前から風邪をひいてしまっていたのですが、その症状が急に酷くなってきて、時々部屋を抜け出しては1階のトイレで(山荘内に音を響かせないために)鼻をかんだりして、2~3度そんな感じでした。

そのきっかけになったのが部屋の向かい側に寝ていた男性。

ずっと気になる音を発していたのです。

最初は歯ぎしりかな?とも思ったのですが、あまりにも音が大きく・・・

クルミの実を2つこすり合わせたような音を、ず~っと不定期的に発するんですね。

せんべいをボリボリ食べているようなボリュームなので、一度目を覚ましてしまったら気になって寝れなくなるのです。

イビキとかは仕方がないので気にしませんが、「何この不思議な異音は?」って思うような音とか、振動として伝わってくるような音はマナー違反かと・・・

この人は僕と同じお一人様だったので、実は前日もリビングで見かけて「隣の席よろしいですか?」って声を掛けた時も返事が微妙で・・・

普通同室に泊まっている事を知っていたら、それなりに会話もできると思うんですけど、話しかけても空気みたいな反応しかしないので・・・

ああ、他人と関わるのがダメな人なんだろうなぁ~って思っていた訳です。

それどころか8月の宿泊時に僕の隣に寝たオッサンとパターンが同じで・・・

3時過ぎに出発するのに開き戸をガラガラ・・・バタン!ガラガラ・・・バタン!と開け閉めするので、これでまた起こされてしまい・・・

僕は3時前くらいから静かにストレッチをして・・・内心「静かにしろ!静かにしろ!」と呪文を唱えながら目覚めの準備をしていました。

当然の事ですが、朝の片付けもその人だけが布団を敷きっぱなしで出発されています。

何だかだんだん他人の傾向が判るようになってきました。

まあそんな理由から、僕は4時前くらいからリビングでストレッチをしていたので、時々外のテラスにも出たりしていた訳ですよ。

さすがに外は氷点下なので、半袖Tシャツの上にフリースを1枚羽織っただけじゃ寒過ぎて、長時間は外に立っていられなかったのですが・・・


何も見えないですよね?


これも・・・

 4:38に撮影した星空の写真なんですが、露出不足ですみません。

穂高岳山荘からの星空は・・・そりゃもう皆さんに見せて差し上げたいくらい絶景です。

まず山荘の玄関を出た瞬間、北斗の拳のオープニングが流れてくるんじゃないかっていうくらい巨大な北斗七星が!

左手の北穂高岳にもたれかかるように北穂高岳よりもデカい北斗七星・・・

そして頭の真上に月があって、月と奥穂高岳の間一杯にギリギリ収まるサイズでオリオン座が・・・

「こんなに大きな星座を観たのは初めてだ!」

本当に感動!

それなのに写真が撮れないこのもどかしさ!

東の空が明るくなった瞬間、最高の天体ショーは一瞬にて幕を閉じた。


前穂高岳北尾根の向こう・・・雲海に浮かんでいるのは八ヶ岳連峰。


八ヶ岳連峰の手前左手に少しだけ見えるのが美ヶ原。

写真左の上に雲海から出ている山は浅間山。

恐らく今、涸沢岳山頂からみたら富士山も綺麗に見えたかも知れませんね。


ヘッドランプを点けて奥穂高岳に登っていく登山者がいます。


北穂高岳や常念岳のシルエットが判るようになってきました。


涸沢もヒュッテの明かりとともに、テントの明かりも増えていきます。


 5:44 いよいよ日の出!

上から見るモルゲンロートが楽しめる・・・はずなのですが・・・

 5:45から朝ごはんなんですよねぇ~。


テーブルに1番に座った僕は、他の人が来ないうちにとっとと食べてモルゲンロートを観に行くぞ!って・・・

準備が終わった瞬間、続々と食堂に入ってきた訳・・・。(溜息)

なので当然同テーブルのメンバーにはご飯をよそって回し、お茶も僕が注いで回しました。

お味噌汁は別の方がやってくれたんですけど、朝のテーブルでは何もしない人が2人もいて、「えっ?あれ?用意してくれたんですか?ああどうも・・・。」くらいの微妙な反応。

一番乗りで席に着いた意味なし・・・(涙)

食べ始めて間もなく窓のブラインドがオレンジに輝く!

「チクショー!モルゲンロートが始まったじゃねぇか~!」

心の中で悔しくて悔しくて・・・雄叫びををあげたい衝動になる。

その頃涸沢テント村では・・・


N村さんが撮影をしてくれていました。(5:53撮影)

これは奥穂高岳が中心です。


これは涸沢岳が中心で、左が奥穂高岳、右が北穂高岳ですね。

涸沢岳の向かって右の尖った所が涸沢槍です。


こちらは北穂高岳南稜が中央で、向かって右に東稜が写っています。


これは6:05撮影の写真です。

とうとう涸沢小屋まで明るくなってきました。

この頃僕は・・・


6:02 やっと食事を終えてテラスに出てきたところ。


もう完全に明るくなっているので、ショックを受けながらも撮影を続ける。


全面的に明るくなっている・・・


まあ前日に観れたから「まあ、いっか・・・。」


そして出発の準備も整ったので、そろそろ出発しようかな・・・(6:18撮影)

さて・・・本日はどのルートで帰ろうか?(まだ悩んでいる)

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