2016年12月25日日曜日

最近の自転車の傾向・・・

電動アシスト自転車もそうですが、年々自転車がめまぐるしく進化しています。

新しいものが大好きな人なら、飛びつきたくなるようなネタもたくさんあります。

ただ良く解からないのが、ディスクロードやシクロクロスのラインナップが最近増えている事。

これが何を指しているのかが自分の中では整理がつかないというか・・・

何だか業界が無理してブームを作ろうとしていないか?って思えてならない事がある。

商売人が絶対に口にしてはいけないタブーだとしても、僕には納得ができない。

スポーツ自転車の人口を増やす為に間口を広く作っているのは解かるし、十人十色だと思えば、変り種や際物を好む人だっているだろう。

そして変り種や際物に行く人の少数派は、更に際物の極みを求め・・・大多数の人はベーシックに回帰するのである。

業界としたら売ってナンボの商売なので、目新しいものやインパクトのある商品を開発して、興味を煽って販売する・・・当然の事だと思います。

ただ最近のシクロクロスのラインナップ数や、一度はUCIで使用禁止になって迷走したはずのディスクロードが盛り返してきている事実について、一体誰のどういう意思や思惑が働きそうなっているのかが、僕としては興味深いです。

僕は決してディスクロードの登場を否定している訳ではありません。

そういう自転車もあっていいと思います。

ただ要るか要らないかで言えば、「僕は要らない!」っていうだけの話です。

機械式のディスクブレーキでも、タイヤの細いロードバイクだと、制動力にグリップが負けてロックしやすい訳で、ブレーキングテクニックを磨く必要があります。

長い下り坂だと握力を使わなくてもいいし、天候や路面がバッドコンディションな時には泥で汚れる事もないので重宝しますが、それだけの為に買い換えたり、新たに買い足す程のメリットがあるとも思えません。(何台も所有できる方なら別ですが)

正直重量が重くなるとか、ブレーキコントロールが難しいなどのデメリットの方が大きいと思います。

それにロードバイクの細身のフレームだと、応力によるフレームのダメージも気になります。

確実にフレームの賞味期限が短くなるだろうな~って。

通常のキャリパーブレーキであれば、フロントはフォーククラウンの最も頑丈なところに取り付けますし、リアはシートステー2本をつなぐブリッジ部分に取り付けするので、フロントフォークより台座そのものの強度は弱いですが、ホイールの進行方向に対して逆向きにキャリパーを付ける形になるので、そこまでブレーキングの強度不足を不満に感じる事は無い。

逆にディスクブレーキだとディスクキャリパーを固定する台座が、フロントもリアも限りなくエンドの先端に近い位置になるので、ブレーキの制動力に負けて、フレームがねじれたり撓んだりしないかと、そっちの方が気になってしまう。

ディスクブレーキが前後とも車体の左側に装着されるので、それによる車体左右のバランスのずれとか・・・もはや神経質か?って突っ込まれるかも知れませんが、ロードバイクってそのくらい繊細な乗り物でしょ?僕は気にしちゃいます。

まあこれ以上書くと、本当にアンチみたいに思われるので、話はこれくらいにして・・・

実際各メーカーの来年度モデルのラインナップにはシクロクロスやディスクロードが多いのであります。


写真右上のグランコルサはディスクブレーキ仕様です。


MASIがここまでディスクロードをラインナップしてきたのには、正直ビックリでした。


そしてサーヴェロもディスクロードをRシリーズとSシリーズの両モデルでラインナップ!


このカラーリングはカッコイイですね!


そしてこんなとんでもない自転車までディスクブレーキ!


デザインだけではなく、価格もとんでもないという・・・。


ラピエールだって負けてはいない。

そして・・・


判りにくいかも知れませんが手前から3台目のLOOK765もディスク仕様がラインナップされていました。



今回シクロクロスバイクについては、ラピエールとLOOKのそれは目にしていませんが・・・


MASIは例年よりラインナップ数を増していました。

何より驚きは・・・


このように・・・


サーヴェロでもシクロクロスバイクをラインナップしてきたって事ですね!

最近シクロの人気が徐々に上がってきているのは間違いありませんが、サーヴェロまで・・・って考えると、「う~ん・・・すごいなぁ~!」って思います。


それはそうと先日当店のお客様が試乗会でLOOK795に乗ったらしいのですが・・・

すごく良かったらしいのです。

その方の愛車を知っているので、良かったという感覚がかなり信頼できるものだとして・・・

とりあえず僕もLOOKの試乗車に乗ってみたいです。


MTBもカッコイイですよね!


個人的には前にも紹介した、このマセラッティ仕様が欲しいです。

以前住んでいた近所に、子供を幼稚園に送り迎えするのに、マセラッティ・クワトロポルテを乗り回している奥さんがいてビックリした事がありますが・・・


マセラッティといえば、僕は『MC12』が好きで、お金があったら欲しい車の第3位に入っています。


マセラッティの車はどんなにレーシーなモデルでも、車内の時計がアナログであるところにこだわりがあります。

こんな一見意味の解からないこだわりに、男のロマン(所有欲)を満たす要素が隠れていたりするものなんです。

余談ですが・・・お金があったら欲しい車第1位は『フェラーリ・F40』で、第2位は『ジャガー・CX75』です。

前者は故エンツォ・フェラーリ最後の作品で、後者は市販化が白紙になった幻のスーパーカーです。

車も自転車も良いものには色々な人の思い入れや、こだわりなどが必ずあるもので、そこに惚れて「乗りたい!」とか「欲しい!」と思って購入して頂きたいですし、そういうところに着目して良いものを探して頂きたいです。

決して新しいから最高ではないです。

スペックがどれほど高くても、乗って楽しくない乗り物は買うに値しません。

どうせ乗るなら楽しくて楽しくて、乗らないと我慢が出来ないくらいの方がいいですよね?

そういう意味では最近の傾向というタイトルにしましたが、僕は基本がしっかりしていて、流行よりも質と走りで魅せてくれる自転車や車が好きで堪りません!

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