2017年1月29日日曜日

第3回しまなみ海道サイクリング~その2~落し物×落ち度×落とし穴?


来島海峡大橋を前にして、走るのが勿体無いというか、時間が止まって欲しい心境になる。

毎回しまなみに来て思うのは「もう神戸(現実)になんて帰りたくない!」である。(笑)


橋の大きな影と透明度の高い海のコントラスト。


岩場の辺りを泳ぐ魚影が肉眼で見えるほど透明度の高い海です。

そして綺麗な海に誘われて、風景を撮影しようと自転車を止めたH川様・・・

次の瞬間「おっと!いかん!いかん!」と、慌てて欄干から離れる。

そうなんです、H川様は高所恐怖症だったのです。

そんなことすら、つい忘れてしまうほど美しい海なんですね。


島々の連なる風景を見る度に、「ああ、瀬戸内海って最高!」と思えてしまいます。

そしてあっという間に大島に着いてしまいました。


ここは『道の駅 よしうみ』

いつもスルーしている場所ですが、今回は初めて立寄りました。


今渡ってきた来島海峡大橋です。


なぜ今回立ち寄ったかというと、オレンジフェリーで頂いたパンフレットに・・・


こういった特典のチケットが16種類も付いているんですね。

そしてこれも誰の思い込みから始まった話なのか、今となってはどうでもいい話ではございますが、このみかんゼリーがこの道の駅でもらえるって話で立寄った訳なんですよ。

僕の曖昧な記憶では、パンフレットには違う場所が記載されていたのに、チケットの裏には『道の駅よしうみ』って書いていたような・・・確かそんな流れだったと思います。

で結論としてはパンフレット本体側に記載されている、大三島の『道の駅 しまなみの駅御島』で頂ける特典だという事が判明。

つまりその確認も含めて、ここで15分のロスタイムが加算されて、借金45分となりました。

そんなプレッシャーに加えて、追い抜き様に声もかけずに走るグループがいて、僕は内心穏やかでは無くなっていました。

安全確保と、困った時は助け合いましょう!って意味合いも含めて、サイクリスト同士は登山のハイカー同様、挨拶や声掛けをする習慣を持つべきだと、僕は考えています。

少なくとも15年前までは今に比べてサイクリストも多く無かったですし、それもあってか・・・どこにいてもサイクリスト同士が出会ったりすれ違ったりする際は、必ず元気に挨拶を交わすものでした。

実際以前は同じようにロードに乗って走っている人に対して、妙な仲間意識のようなものが確かにあったと思います。

なので僕も未だに15年前~20年前、地方のレースやサイクルイベントで知り合って仲良くなった人たちの一部と交流があったりします。

自転車を個人スポーツだと認識している人が意外と多いのですが、チームも数多く存在しますし、そこにはチームプレーがなくては成り立ちません。

それ以前にスポーツそのものに、スポーツマンシップという精神が求められています。

確かに自分のペースで自由気ままに走って良いスポーツではございますが、事故の危険性も含めて周りへの配慮というものが必要じゃないでしょうか?

それが出来ないライダー・・・というか、スポーツマンシップに欠けた人って大嫌いなんですよね。

すると僕は、無意識にそういうライダーを追いかけて・・・追い詰めたい衝動に駆られてしまうので、気が付いたら巡航速度が上がっていたりするのです。

後ろを振り返って慌ててペースダウン。

僕がペースを乱してしまったら本末転倒な事になってしまいます。


みんなを待って、気を取り直したら、しまなみ最初の難関『宮窪峠』への上り。


ジワジワと長くて怠い上りですが、実は北向きよりも南向きに帰ってくる方がしんどい峠です。


いつの間にかバイクラックも用意されていて、ベンチで休憩が出来るようになっています。


大島大橋&伯方橋の所までやってきました。

ここには『H江ポイント』(過去にH江様がペダルを引っ掛けて落車したポールが立っている箇所)なので、僕はメンバー全員が無事に通過するのを見守る。

さすがにミワさんも疲労が出てきたみたいで、留美さん共々やや遅れています。

女性2人が大島大橋への上りに入ったのを見送って、僕もその後を追います。

その際中年の男性ライダーが、女性2人にピッタリくっついて走っていました。

その様子を後ろから見ていて、「はあ?上りで女性に引いてもらうとか有り得んし、何なん?女性のお尻を見ながら走るのが趣味なんか?」等と思いつつ、ちょっと離れて様子を窺いながら走っていたのですが・・・

橋の上り下りのスロープって、大半が歩行者や原付も通行するんですね。

しかも上りも下りも混合なので、基本的にキープレフトが暗黙のルールなんです。

しかし1年前はサポートカーでの参加だったミワさんはそれをしっかりと認識していないので、集中力が落ちてきて真ん中をフラフラ走る訳ですよ。

それを見て危ないと感じた僕はペースを上げ前に回り込み、「左に寄って走って下さいね!」って声を掛けて上って行ったのです。

その際も中年男性は、ただ黙って女性2人の後ろを走っていました。

結局僕は先に上ったヒデさんとH川様を追いかけて橋の上まで行って・・・


邪魔にならないように端に寄って立ち止まり、上の大島大橋の写真を撮影していたんですよ。

そしたら何と、先程の中年ライダーが、女性2人を追い越して上って来たらしく、立ち止まっている僕を抜く際、これ見よがしに「そこは歩行者レーンだよ!右に寄って!」って、勝ち誇ったように吐き捨てて行ったのだ!

先ほど僕がミワさんに「左に寄って走って下さいね!」と注意した事を、他人のお節介みたいに見えたのか、中年ライダーにはそれが『気に入らない行為』に映ったのかも知れません。

何?「お前よりも俺の方がここではベテランなんや!偉そうにするなよ若造が!」とでも言いたいのか?

この時の僕の腹立たしい気持ちといったらありゃしない!

「はあ?俺に一体何の恨みがあんねん?っていうか、俺が何をしたっていうねん?」って話ですよ。

本当にはらわた煮えくり返る思いでした。

大体、上り区間の大半を女性に引いてもらっておきながら、一体奴は何様なんだ?

しかもこちらは立ち止まっているので、歩行者レーンにいたって何も問題はないし、むしろ道の真ん中で立ち止まっている方が自転車やバイクの往来に対して邪魔だと思わないのか?

すぐさま追いかけて脇腹に蹴りを食らわせてやりたい気分でしたが、ミワさんと留美さんに「店長!どうどう!怒っちゃダメですよ!」って言われ、渋々我慢するも・・・

あ~っ!本当にあいつ、メチャクチャ頭にきた~っ!(怒)


そしてここは伯方島。

気持ち的にここはスルーするつもりでいました。

伯方の塩ソフトも、一度『伯方の塩 大三島工場』で食べた『美味しいの』を知ってしまったら、もはやここで食べる意味がない!というのが結論でした。

じゃあなぜ立寄ったのか?

大島での疲れが蓄積されているメンバーもいますし、何よりヒデさんがサイクルコンピューターのセンサーマグネットを落としてしまい、全く距離やスピードが表示されないというので、この近くにあるホームセンターコーナンにて代用品を探して買う間、ここで待っていたという訳です。

一応ここでの休憩時間は当初の予定で入れてはいたので、それはいいのですが、なかなか時間の借金が返済できません。

予定より50分遅れのまま大三島に向かいました。


今回最初の大冒険は『大三島の外周を時計回りに走る』事です。


そして『オミシマコーヒー』で美味しいコーヒーを頂こう!っていう予定だったのですが・・・


何と開いていない?

「まさかの休業日ですか?」

僕達が戸惑っていたら、お店の人らしき姿が見えたのですが、僕らには一切声を掛けてくれないので・・・

やはり「今日は休業日だから、とっとと帰っておくれ!しっ!しっ!」って意味なのかなぁ?等と思ってしまい、これまた渋々来た道を戻る。

実はここに来るまでに2軒ほどカフェらしき看板を見かけていたのだ。

この辺からは伯方島と大島を眺めながらくつろげるっていうので、その景色を観ながらのコーヒータイムを随分と楽しみにしていたのである。

外せる訳が無い!


そして向かったのがここ!『インセンス』さん。

美容室らしいのですがカフェも併設していて、ご自慢は石窯で焼いたピザらしい!

期待が膨らむ・・・


ところが残念な事にこの日は、予約が立て込んでいてピザは注文できないとの事。


 致し方がないので予定通りコーヒータイム!

チョコレート菓子も付けてくれてなかなか嬉しいじゃないですか!


そしてこの風景!最高!

『オミシマコーヒー』の古民家風の店内からの風景とは違うけど、それでも十分美しい風景だ。


そして島で収穫したみかんもサービスで頂きました!

時間を気にして走っているよりも、こういうスローな時間が一番の至福のひとときです。

ああ、やっぱりしまなみ海道はいいっすね!

そして我々は再び外周道路を走るのですが、道行く地元のおばあちゃんに「この先の喫茶店が
オススメだよ!11時から開いているから行くといいよ!」と教わり・・・

走ってビックリ!

『オミシマコーヒー』がOPENしていたではないか!

だったら「もうすぐOPENですから少々お待ち下さいね!」とか声を掛けてくれたっていいじゃないか!と、メンバー全員がガッカリして走り去るのでした。

次回は必ず『オミシマコーヒー』を利用してみたい。

これって一体誰の落ち度なの?って話ですが・・・

自分を責めるしかない僕でした。(汗)

という訳で次回は『例のソフトクリーム』が再び登場します!お楽しみに!

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