2015年7月2日木曜日

永平寺~東尋坊~若狭の旅・・・その1

ようやく大叔母の永代供養に行くことが決まりました。

亡くなって間も無く半年。

お盆までに行くことができて良かったです。

6月15日(月)朝4:30帰宅

ずっと店で作業していました。布団に飛び込みたい気持ちを押し殺し、寝ずに出発の準備をする。

7:00に祖母を迎えに行く。

留美さんも含めて親族3人で、次に大阪城公園へ・・・

そこでは生前大叔母が、一番信頼してお付き合いをしていたご友人と合流。

計4人で福井へ出発!

法円坂を8:15に乗って、近畿道経由で第二京阪~京滋バイパスと抜けて名神高速の草津SAで朝ごはん。

ところがここからが問題で・・・

毎年恒例の名神集中工事!!

「あれって5月じゃなかったっけ?しかしなぜこのタイミングなんだ~!」

3車線が2車線へ・・・それだけでも混雑に思えるのに、竜王を過ぎてから1車線!

車線規制するにも程がある!

「はあ~。こんなことやったら湖西線を走った方が早かったなぁ。せめて栗東で下りて琵琶湖大橋を渡るとか、さざなみ街道を長浜か木之本まで走るとか・・・逃げ道はあったんやけどなぁ~。」

道路規制の程度と混雑具合が判らないから、判断できずに突っ込んでしまった。

過去に旅行会社で企画営業をしていた頃、添乗員の指導やツアーの司令塔もしていたので、休日であろうが携帯電話は常にONにして、そういった渋滞やトラブルがあった時の、進路変更の指示や許可をする役割があったのですが、毎年読めないのがこの名神集中工事だったんですね。

3回に2回は突っ込んだ方がまだ早かった・・・そんなデータがあったので、下手に博打は打たない方がいいのですが、湖西線を使うのは有効手段だっただけに、やはりしばらく旅行業務から離れてしまったせいで、どうにもその辺の勘が鈍っていました。

お陰様で永代供養を11:00~の時間帯でお願いする予定で、10:30までに永平寺へ入山するつもりが、その時間でまだ多賀SAにいたという・・・

通常の倍以上の移動時間を要しました。

しかし米原JCTを過ぎてからの北陸道は空いていて、比較的スムーズ!

だが、今度は僕の睡魔が・・・SAにしか売っていない『ブラックブラック』のタブレットでさえ、もはや効果が全く感じられないレベルに突入!

こういう時に米原~木之本の区間は超辛い!!

直線が多いから退屈で眠いのである。

たまらず賤ヶ岳SAに飛び込んだ僕は5分間の仮眠。

賤ヶ岳を過ぎてから敦賀までは山間部のカーブが多い区間なので、比較的楽しく運転は出来る。

敦賀を過ぎてからは武生までがまた試練となるが、最悪南条SAでもう一度・・・と思いつつ、一気に福井北まで行きました。

武生を過ぎてからはあっと言う間なんで。

そして驚きましたが、中部縦貫道路の開発がかなり進んでいました!

お陰様で永平寺口までは信号も無く一瞬でした。

結局永平寺に着いたのは11:50!



「とりあえずお腹が空きましたね!」


永平寺といえば永平寺そば!

越前そばで有名な福井において、あえて永平寺そばと名乗るところが気になるポイント!

元々信州からそばの栽培と、そば打ち技術を伝来されている越前そばの文化ですが・・・

永平寺そばはあくまで、僧侶の精進料理として根付いたものだという事なんでしょうか。

門前でそばを食べるなら、ここ『てらぐち』さんが人気!

久しぶりに来たら・・・「こんなに綺麗でお洒落なお店だったかな?」って感じでした。

儲かってますなぁ~。

僕は定番の山かけそばを大盛で頂きましたが、SAでの間食が響いて食べ過ぎた感じで・・・

お店を出る頃には胃がムカムカ・・・


それにしても新緑の永平寺は綺麗ですね!


心が洗われます。

うちは父親までが北海道小樽出身なので、親戚の多くは曹洞宗なんですね。

これにはルーツがあって、元々福井県は敦賀港を中心に蝦夷貿易をしていたお土地柄。

なので蝦夷開拓で移住した人たちの中には、比較的曹洞宗の方が多かったのでしょう。

祖母方の家系はそんな感じでした。

曹洞宗派の分布を見ると、比較的昆布の消費量が多い地域に比例しているような感じがします。

皆さん蝦夷から各地に分散した家系なのでしょうか?


そうです。

ここ永平寺こそが曹洞宗の総本山なんです。


永代供養の受付の為、裏口から案内されました。

総本山の永代供養ですから、費用は目玉が飛び出る程かかる・・・かも(笑)

しかしここには祖母方の曽祖父の遺骨も眠っているので、ここに供養されることは大叔母の望みでした。

僕もこれで少しは落ち着けるかな。

受付を12:15に終えて・・・13:00からの法要まで、まだ少し時間があるので・・・

他の観光客に混ざって永平寺ツアーをしました!


ここで一通り流れを説明受けてからいざ出発!


傘松閣は天井の絵画が素晴らしい!


みんな上を見上げている光景って・・・結構シュールでした。


修行僧を撮影してはいけないらしいので、撮影は慎重に・・・



仏殿に向かう階段・・・



そして・・・

更に法堂まで上る階段・・・

さすが総本山といえる規模です。

法堂はお勤め中で僧侶がいっぱいだった為、撮影できずに奥の階段から下りる。

仏殿を中心に時計回りに観覧できるのです。


そして向こうに見えるのは・・・


長さ4mの巨大すりこぎ棒!

使用していた感がちゃんと残っています。



建物の中は基本的に立ち入り禁止ですが・・・

迷路みたいで楽しそうです(笑)



やはり新緑と寺院のコラボは鉄板ですね!


立派な三門です。


まあ・・・身延山久遠寺や南禅寺の三門と比べたら、一回り小さい感じはしますが十分立派です。



絵画のようです。


ここでは三門ではなく山門と書いていますね!

意味は同じです。


法要の控え室・・・

12:45までに着いて待っていましたが、誰も案内に来てくれないので、法要会場の祠堂殿まで勝手に行ったら・・・

「お待ちしていました!」って・・・控え室で待機して下さいって前ふりは、一体何だったんだ?(笑)

とりあえず無事に法要を終えて安心しました!


帰りに羽二重餅の古里へ寄り道。

もう僕の知っているスタッフはいないなぁ~。とか思いつつ、お土産を購入!

大叔母のご友人は大阪のその他の関係者へ、報告と一緒にお土産をもって帰るって話だったので、僕もそれのお手伝い。

この後ご友人だけは日帰り希望だったので、JR福井駅まで送りました。

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