2014年4月10日木曜日

しまなみ海道サイクリング・・・1stステージその2『春なのに霰(アラレ)?それとも雹(ヒョウ)?』

ルート2を参照。
 
12:00・・・大三島橋を渡って大三島に上陸!

伯方島には翌日じっくり楽しむ用事があるので、本日のところはソフトクリームを食べるのみで通過しました。

大三島も鷲ヶ頭山登頂や大山祇神社参拝などの予定があるけれど・・・

寄っていたらお昼ご飯が遅くなるし、明るいうちに尾道へゴールする事も困難になるのが明白なので・・・

大三島橋を降りてから次の多々羅大橋まで、東岸沿いの最短ルートで走る。

それにしても風が強い!

北の空を見上げると、青空に混じって怪しい雲が点々と・・・

少々やばそうな雲行きである。

そんな天候の変化が近づいて来る事を予測させる・・・そんな強風でした。

「さて・・・多々羅大橋を無事に渡れるかな~。」

「店長!この風やばくないですか?」

「まあ瞬間風速で言えば、恐らく最大で15m/sを超えてるかと・・・」

「それって橋の通行止めになる可能性が?」

「十分考えられますね~。」

パーティーの後方では風に慣れないメンバーが、余計な体力を浪費して満身創痍。

風除けになって差し上げたいのはやまやまなんですが、初心者って車間を詰めて走るのって恐がるでしょ?

トレインを組むなんていうのは無理なんで、根気よくペースを落として走るしかありません。

ちなみに今さらではございますが、トレインという言い方・・・

本当は好きじゃありません。

その単語自体ではなく、気安く使う事を良しとしないというか・・・

トレインって言葉は20世紀最強のスプリンターである、マリオ・チッポリーニ様の為に生まれた言葉ですよ。

レースの終盤、逃げの選手を出さないようにサエコチームが縦一列の赤い列車(そのように見えることから)を作ってスピードアップする事から名付けられた言葉。

ゴールの400m手前で、発射台と呼ばれるアシスト選手の強力な引きから飛び出し、弾丸のようなスピードでゴールをさらう!

トレインとは最強の男を勝たせる為の、最強のチームアシストプレイを意味する名称のこと。

だから僕みたいに90年代の名選手たちを崇拝する人間にとっては、むやみに軽々しく口にはしたくない特別なワードなんです。

まあ余談はともかく・・・

多々羅しまなみ公園付近から多々羅大橋へと上る際、頬にポツリと水滴が・・・

「きた!」

「通り雨程度だとは思いますが・・・」

雨が降ってきて再び肌寒くなってきましたが、せっかくの多々羅大橋ですので、僕は鳴き龍を鳴らしまくりましたよ。

これってトライアングルの原理と同じなんですかね。

風が強くて澄んだ共鳴音を楽しめませんでしたが、全員で鳴き龍を確認!

生口島まで暴風の中、僕がスピードを上げたらK様が嬉しそうについてきました。

序盤でしんがりを任せていたので、だいぶ力が有り余っていたんですね。

K様のフラストレーションを晴らす為にも、時々僕がお相手を勤めさせて頂く事になりました。

「また強烈な登坂や、平地で風向きの良いタイミングがあったらアタックします。」

そんな暗黙のルールができていました。

ところで雨の多々羅大橋を急いで駆け抜けようと、スプリントをしていたらザ~って降っていた雨が・・・

コツ!コツ!って音になり、更にはカン!カン!カン!って・・・

「これって霰(アラレ)か?痛っ!まぶたに直撃した!」

おおかた雹(ヒョウ)に進化しかけの霰が降ってきたんですよね。

雨に混じって・・・なのに霙(ミゾレ)ってレベルのものではない。

結局まぶたに3発も直撃を受け、顔をしかめながら渡り切った感じです(汗)

これは大三島から多々羅大橋に差し掛かったところの写真ですが・・・

この時点ではまさか霰(アラレ)が降るなんて思いも寄らなかったですね。

そして強風の中、無事に生口島へ渡った一行を出迎えてくれたのが・・・
これですわ!

つまり、多々羅大橋の途中から広島県尾道市に入ったって訳ですね。
そしてまた留美さんが何か嬉しそうに頬張っていますよね?

ここでは地元のおばちゃんが、みかんやネーブルなどを無料で振舞ってくれたのです。

基本的に自転車乗りは、長い時間ハンドルを握るので、手を汚すのが嫌いなんです。

なので言い方は失礼ですが、お金を払ってまで手の汚れる食べ物を欲しがらない。

そういう人が多いと思うので、結構スルーしていく人が多かったのですが・・・

いやいや・・・

おばちゃんがわざわざ「お金はいらんから食べてって!」って言ってくれてるではないか!

仮に有料だったとしてもいいじゃないか!

『ここ生口島がシトラスアイランドと呼ばれている所以を、知っているなら黙って食べて行け!』ですよ(笑)

僕は心温まる横断幕もいいな~って感じましたが、何より自転車乗りに柑橘類を振舞ってくれるおばちゃんの好意にも感動しました。

広島県は国内で生産されるレモンの約7割をシェアしており、更にはそのうちの半分がここ瀬戸田(生口島)で生産されているのです。

愛媛から近い事もあって、その他の柑橘類の栽培も盛んで・・・

是非皆さんもそんな瀬戸田の柑橘類を召し上がって、応援して下さい!

そうすればこういったおばちゃんたちのボランティアも報われます!

おばちゃんありがとう!貴重なビタミンをたっぷり頂きました!

そして時間も13:00に差し掛かり・・・

いよいよ少し遅めのランチにありつきたいところ。

瀬戸田町に向かってあと一息頑張って走ります!

瀬戸田町から高根島につながる橋が見えてきました!

ここまできたらランチタイムも間近!!

耕三寺の手前にある『瀬戸田すいぐん丸』さんに到着!

旅行会社時代にお世話になった施設なのですが、僕は一度もここへ来た事が無かったので、挨拶も兼ねてお食事を頂きました。

僕が食べたのは『たこ天丼セット』!

メッチャ美味しかったですよ!

みなさんは名物のたこめしをメインにランチを楽しんでおられました。

また、ここの店長さんも僕の事を覚えていてくれたので、ちょっと思い出話に花を咲かせてしまいました。

さて、腹ごしらえも済んだところで観光ですよ!

この日はまだまともな観光をしていません。

ランチの後のティータイムも含めて、ちょっと瀬戸田の観光に行きましょう!

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