2018年1月27日土曜日

2017年 6月の色々・・・日常編

2017年 6月 4日(日)ポタリング

この日は久々にシンズバーガーへ・・・

この日は人事異動で久々に兵庫県へ戻って来られたH野様が参加し、まさかの中学生女子の参加に調子を狂わされながらのモーニングとなりました。


Nちゃんの方は写真撮影をしてから・・・

Mちゃんの方はハンバーガーにかじりついてから、写真撮影を忘れていた事に気づいて「あっ!しまった!」って。(笑)


中学生の自由気ままな発言や行動に、H野様は終始振り回され・・・


留美さんとO合様はある意味そんな平和なポタリングを楽しんでいました。


シンズバーガーの数あるメニューの中でも、僕はこのクリーミーリッチがお気に入り!


楽しいポタリングでした!


で、当店で開店以来オブジェとして展示していたピンクのミニベロ・・・

バーテープを新調した状態でシンズバーガーさんに進呈!

いつもお世話になっているので、9周年記念のイベントでプレゼントとして採用してもらう事にしたんです。

無事に貰い手の方が決まってめでたしめでたし!

大切に乗り続けて欲しいです。



それはそうと・・・

当店でトンプソン・フォースを購入して下さったN原様がメカトラブルでご来店。

9000系デュラエースのリアディレーラーが真ん中から真っ二つに折れていました。

走行中になったそうですが、その影響でディレーラーハンガーも45度くらい曲がっていて・・・

N原様がご自身でシマノさんに「デュラエースが走行中に真っ二つに折れるなんてどういう事ですか?」と相談したそうなんですが、電話対応をされた方が「自分も壊した事があって・・・」と、延々と自身の体験談を話した上に、結論としてメーカー保証はできないと言ったそうで・・・

そんな話を聞かせるんだったら電話をかけ直して来い!と、N原様はかなりご立腹。

クレーム対応って言うのはかけ直すか、手短にお客様を納得させるものだと思うのです。

走行中に変速してて急に壊れたら怖いじゃないですか?

その辺を気遣ったうえでどう壊れたのか・・・原因として考えられる事は無いか?等と話を聞いてもらいたいはずなんですよね。

「もう、この際全部カンパに換えてしまおうかな。」等と言われたもので、そこは僕も必死に「製品には罪は無いので、まあそうおっしゃらずに・・・。」という事で、新しいディレーラーを注文する事に。


で、どうせ換えるなら新型のリアディレーラーを試してみたい!って話でR9100系のデュラエースを仕入れました。


MTBのリアディレーラーみたいで最初は受け入れる事ができないデザインだったんですけど・・・

ところが取付の前に問題発生!

約45度も曲がっていたディレーラーハンガーを修正するのは容易ではなく、熱を加えながらじっくり時間をかけて作業したにも関わらず、ポッキリと折れてしまったのです。

トンプソンのディレーラーハンガーを注文して・・・


写真左から①折れたハンガー、②注文した純正ハンガー ③ピナレロ用のハンガー

③のディレーラーハンガーは、たまたまピナレロに乗ったお客様に交換希望者がいたので仕入れたものなんですが・・・

微妙に長さが違うだけで、フレーム取り付け形状は全く同じ!

恐らくどちらでもフレームに合うと思いますし、変速も問題なくできると思うんですね。

こんなところで偶然にも互換性の有無を確認できるなんて驚きました。


そして取付してみたら、意外にもそこまで違和感はないですし、動きも滑らかで・・・

確実に9000系よりも変速性能が良くなっているのが判りました。

N原様も納得して下さったので良かったです。


6月10日(土)走行会

久々に再度ドライブウェイ~西六甲~表六甲のルートで走る。


再度はたまに走るとリズムが狂って上手く走れないコースです。

写真は六甲山牧場です。



6月11日(日)ポタリング


2週間連続でシンズバーガーに来ちゃいました。

この日は何を思ったかドクターペッパーを注文してしまった。(笑)


柴犬のエルが遊びに来ました!

いつも「エルに会いたい!エルに会いたい!」と言っているS藤様が、ポタリング終了後エルが来るのを待ちくたびれ、諦めて帰った3~5分後とかにエルはやって来る。

エルはある意味お笑いのセンスに長けているのかも知れない。


そして軒下を猛スピードで走る自転車とかがいたりするもので、さすがに店の前や角で出会い頭の衝突とかされちゃうと大変なので、安全を喚起する意味で、「自転車は建物よりも外側を走るようにご協力下さい!」と注意書きをしているのですが。

塾の子供たちの中には気にも留めずに走る子がいますし、事故とかお構いなしだと言って頑固に内側を自転車で走るご老人などがいて、なかなか心配になったりするのですが・・・

それを言うと、「自転車を外に出して並べているのは邪魔じゃないのか?」という意地悪な人もいたりするのです。

高い家賃を払ってお店を経営する苦労も知って欲しいところですが・・・

いやいや、塾の前の自転車の置き方(並べ方)はもっと通行の邪魔になっているのに、いつも何故当店ばかりが怒られなきゃいけないのか?と疑問に思う事がある。



そしてまたインターネットで購入したという自転車の整備がやって来ました。


ブレーキシューがずれてリムの内側に潜り込んでいます。

これが原因でリアブレーキが使えないとか・・・

そもそもVブレーキの左側・・・完全にスプリングが死んでいます。

このブレーキだと常に片利きしたままになるので、いずれにしてもVブレーキの本体を交換するしかない感じです。

チェーンやブレーキを引っ張るバナナと呼ばれる部品の錆び方から見ても、メンテナンスの頻度や自転車保管場所の環境はあまりよろしくない模様。


タイヤの減り方や汚れ方を見ても、ブレーキングの雑さが滲み出ています。

割とスピードを出して、信号待ちなどで急ブレーキでタイヤをロックさせている。

或いはわざと後輪を滑らせるような走り方を楽しんでいるようにも見えます。

愛されていない自転車の整備は寂しいものです。



ある月曜日・・・

どうしてももう一台インプレッサが欲しくて・・・


車屋さんに見に行きました。


前置きインタークーラーでタービンも容量が350馬力程度の物に交換済み。

タワーバーはワンオフの特注品。

よく見たらスポット溶接までしたシャーシー。


車内もロールケージバーが・・・

ダッシュボード貫通式で、サイドピラー溶接・・・


リアのタワーバーもトライアングルタイプ・・・

徹底した剛性UPです。

燃料のコレクタータンクまで増設しているので、燃料が空欠寸前まで走る為のレース仕様になっています。


ステアリングは着脱式で、追加メーターまみれ。

しかも通常5速ミッションのGC8型にGDB型の6速ミッションを移設。

普通・・・ミッションの交換だけで改造費が100万円仕事です。


更にブレーキもブレンボを移植してローターはドリルドローター。

ホイールは22Bのホイールに235のタイヤ。


ガナドールのフルチタンマフラーは音量をコクピットで調整できるようになっている。

さりげなくGDB後期型のリアディフューザーも移植しています。

いったいこの車にいくら改造費をかけたんだろう?

気になってはいたので現金は用意していたのですが・・・

ほぼ即決で買ってしまいました。

まだフォルクスワーゲンを手放してもいない時だったので、これで車が4台になってしまいました。

容易に想像はつくと思いますが、家族や友人、お客様にまで説教されまくりの6月でした。(涙)

2018年1月24日水曜日

2017年 6月の色々・・・コーダーブルーム試乗会編


2017年 6月 3日(土) 『コーダーブルーム』試乗会やってました。


この日は天気も良くて朝からサイクリング日和でした。


今回はたくさんの試乗車を用意して頂いたので、準備が大変です!

M簱君も一生懸命すべての試乗車にペダルを取り付けています。

この後変速やブレーキ、ホイールの振れ等をチェックして完了です。


店内にもパーテーションを拡げてPRしています。

しかしこの日は想像していたより試乗会に参加するお客様が少なくて残念でした。

何故残念かというと・・・


この日は今までの試乗会とは違って、完全にフラッグシップバイクが勢揃いしていたからです!


まずはコーダーブルーム最高峰モデルのファーナ・アルチメイト!


サイクルモードでも乗ったのですが、念の為にもう一度僕も試乗しました!

持ったら軽いのですが、乗るとそこまで軽快さが無いんですよね。

完全にプロスペックというか・・・

ゴルフクラブのカーボンシャフトでいうところの『フレックス-X』って奴です。

中途半端に硬いので・・・体重が乗った分だけしなって終わりで、ぺダリングによるしなりは期待できない。

乗り心地は悪くは無いのですが、このフレームを使いこなす為には相当の剛脚と体重が無いと無理かな?って次元の話。

逆に体重が極端に軽くてパワーが無い人だったら、純粋に硬くてダイレクトな乗り味だと感じるかも知れない。

それなら有りって感じるんじゃないかなぁ?

僕には合わないなぁ・・・

コーダーブルームさんのここ数年の飛躍を考えれば、ここまで本気の自転車を作っている姿勢は素晴らしいですし、実際性能の割に販売コストも他社の自転車に比べて格安なのは間違いありません。

『日本人の為の日本人による日本の自転車ブランド』

その当たり前のような事がどれだけ大切なのかを発信する為に、日々頑張っているのがコーダーブルームさんなんです。

しかし・・・

このファーナ・アルチメイトはちょっと頑張り過ぎなんじゃないかな?

ホンダ栃木の選手もこの自転車を乗りこなすのは大変なんじゃないかと心配になります。

まあインターマックスのバルブレンボや、ビアンキのオルトレ程、エネルギーを根こそぎ持って行かれるような類のフレームではないので・・・決して乗れないって訳ではないのですが、僕は軽快さとか・・・乗った時の風を切って走る気持ち良さをフレーム性能に求めてしまうので、その速度域へ持って行くまでの間に息が上がってしまうようなフレームは・・・

自分が乗る分には良いのですが、一般のお客様にはそうそうお勧めできる代物ではないというのが正直な見解。

絶対に一度試乗をしてからじゃないと、絶対に買って欲しくない自転車です。

この自転車は完全に乗り手を選ぶ部類の自転車なんです。



その次ですが・・・


現在はセカンドグレード扱いになっていますが、前年までのフラッグシップモデルだったファーナ・プロに乗ってみます。


これでも十分玄人向けのロードバイクだと・・・僕は思っています。

高いペダリングスキルがないと、上手く乗りこなせないタイプの奴でして・・・


僕も試行錯誤しながら、このフレームにマッチした乗り方を探りましたが・・・

僕のペダリングスキルが低いからなのか、フレームのしなりと反動のリズムと僕のペダリングのリズムがシンクロしなくて乗りこなせない。


チェーンステーの形状を見る限りはバネ感があってよく走りそうに見えますが・・・


あと一歩で何かが掴めそうな感じはするものの、まだ手が届かない感じ。


ある程度レース経験を積んだ中級クラス以上のライダーには勧めてあげても良い自転車かな?って感じです。

その場合選手を育てるバイクとして役に立ってくれるような気はします。


乗りこなせば速く走れる・・・そんな自転車でした。



更にその次は・・・


最新モデルのファーナ・プロ・エアロに試乗してみました。


これは最近の流行でもあるエアロロードというジャンルのフレームです。

TTバイクとも違うエアロロードバイクって、そもそも何なんでしょうね?(笑)

どこのエアロロードバイクもそうですが、中途半端と言うか・・・そこまで空力に優れているように見えない辺りも不可解極まりない場合が多いですよね。


コーダーブルームさんの中でのこの自転車の位置付け・・・

僕にとっては評価が難しいところです。

乗りやすい・・・でもそれってプロスペックとして用意した他のバイクと比較しても違和感にしか感じない。

ダイレクトな乗り味がこの自転車の特徴な訳ですが・・・

それって時速50kmを超えてからの伸びが頭打ちになるパターンの自転車に多い特性なんです。

じゃあ尚更エアロロードの意味合いが解らなくなる・・・

悪い自転車ではないのですが、ここまでのコーダーブルームさんの攻勢を考えたら、何だか逃げに入った自転車のように思えてならない。

そんな乗り味でした。

デザインとかカッコイイだけに、もう少しパンチの利いた乗り味が欲しかったかな。



ちなみに・・・


こちらのファーナ6800Sに関しては文句なしの良いカーボンロードバイクです。

踏み出しも軽いし、乗り心地も良いし、5800のモデルですら完成車重量が実測7.8kgと軽量で、しかも20万円というボーナスプライスの自転車です。

ロングライドからヒルクライムまでこなせる、恐らくは最もコーダーブルームさんらしい味付け。

やはりコーダーブルームさんの特筆できるポイントは、これからロードバイクを買って乗りたいっていう、初心者ライダーの為に存在するベストバイクを、多数ラインナップしているところ。

カーボンフレームのロードバイクなら絶対にこれ!

ファーナ6800S(または5800S)が日本人に最も適したカーボンロードバイクだと思います。

類似する乗り味のロードバイクとしては過去のモデルだとTREKのマドン4シリーズ、デローザのR838、最近のモデルだとLOOK765などがこれに近いテイストのロードバイクになっています。

そして当然価格もそうですが、重量の軽さで考えても・・・

例えば完成車価格が30万円のR838が、完成車重量8.9kgだったのに対して、ファーナ5800Sは価格が20万円で重量は7.8kg!しかも取り付けている部品のグレードもケチっていない。

LOOK765はすごく乗り易く楽な自転車で、非常に人気も高いのですが、同じくらいのグレードの部品でアッセンブルしたら、重量は同じくらいですが価格は30万円を大きく超えてしまいます。

当店のように低予算で高性能な自転車を買い求めに来るお客様が多い店舗だと、絶対にこのロードバイクは選択肢の一つに入る訳です!

ただ・・・

カーボンロードバイクの取り扱いには十分な注意が必要なので、風で倒れた場合とか・・・落車した場合に破損するリスクを考えると、結果的にアルミやチタンのフレームが売れるというのが、当店の傾向です。

そしてコーダーブルームさんにはファーナSLという、下手なカーボンバイクよりカーボンバイクっぽい乗り味のアルミバイクがラインナップされています。

価格も安いし軽い上に、恐ろしく加速が鋭くて速い自転車なので、それに乗ってしまったら他に欲しい自転車が見つからない!なんて現象も起きてしまうくらい優秀な自転車です。

また当店で試乗会を開く事もあると思いますので、是非コーダーブルームさんの良さを味わってみてもらいたい!

どうぞよろしくお願い致します!!

2018年1月20日土曜日

2018年 新春サイクリングツアーin倉敷・・・その4

昼食施設の『保乃家』さんを出てからの岡山県道21号線は下津井漁港の平坦な道を走るのですが、間もなく鷲羽山の並びにある龍王山方面を目指す上り坂に差し掛かる。

僕はストレッチ運動も兼ねてアウター縛り。

53T×21Tのギア比でのんびりとダンシング。

しかしさすがに1時間半も休憩を取っていたら、身体のあちこちが冷えて痛くなってくるものです。

長時間あぐらをかいていたので、僕は大臀筋が痛くなって水島までの道のりが実は結構な地獄でした。

本当は岡山県道393号線の鷲羽山スカイラインを走って瀬戸内と水島コンビナートの絶景を楽しみながら走りたかったのですが、僕だけではなく皆さんもお昼休憩の取り過ぎで疲れが出てきたようでしたので、国道430号線に合流して水島までの一番楽なルートで逃げる事にしました。

それに鷲羽山スカイラインは道が決して広くないのですが、ワインディングとしてはかなりの高速ステージというか・・・

地元の慣れた走り屋だったら150km/h以上のスピードを出して走るような区間もありますので、昼間だっていう事を差し引いても、避けた方がいいかなぁ~っていう結論に至りました。(もっとも一般公道ですから、そんなスピードを出すのは大変危険なので、絶対にやってはいけません!)

あと余談ですが・・・

下津井のちょうど真上に鷲羽山ハイランドという遊園地がございますが、その隣の『鷲羽ハイランドホテル』は吹上温泉という温泉が湧いていますし、従業員さんの制服がデニムでアメニティにも倉敷帆布を使用していたりと、非常にユニークなホテルです。

児島は日本のデニムのふるさとでもありますので、デニム好きにはたまらない地元ブランドも多数点在します。

あと『せとうち児島ホテル』からの瀬戸大橋の絶景は、どの時間帯に観ても絶対に感動します!

宿泊を兼ねて岡山で観光やサイクリングを楽しむなら、お勧めしたい宿泊施設の一つです。


それにしても一番楽なルートとはいえ、国道430号線もアップダウンが多くて結構なトレーニングになってしまいました。(笑)

ちょうど丘を上ったところから水島コンビナートが一望できました。


時間はまだ15:30にもなっていませんが、ほぼ夕方な感じになっています。


そういえば映画の『3丁目の夕日』のロケって、その一部がここから程近い玉島地区で撮影されていたそうで・・・


丁度この写真の向こうが玉島なんですけど・・・

確かにこの辺りは、古き良き昭和の香りを程よく残した風景に思えます。


S藤様もトレーニング不足で脚が痛いと言いながらも頑張って走り続けています。

そして水島からは県道274号線を走れば倉敷の市街地に入って行きます。


途中で鉄道の線路と並ぶ箇所があって・・・

思わず「しもでん?」とか思ってしまうのですが、これは残念ながらJRの水島臨海線になります。


たった2両ですが温かみのある風情を感じます。

ちなみにしもでん(下津井電鉄)は、1991年に最後に残った区間である児島~下津井間の廃線が決まって、今は駅跡が史跡として残っているような状況らしく、今回も『保乃家』さんを出てから最初に上りに差し掛かった付近が、終点の下津井駅跡前だったという事があとで地図を追ってみて判明しました。

旅行会社時代・・・僕の担当ではなかったのですが、下電グループさんと取引があったので、さりげなくまだ下津井電鉄が残っている感覚でいたんですね。

自転車で走った道を地図でフィードバックしないと気付かない事って意外と多いですね。

この歳になっても改めて発見できる喜びを感じる事があります。



この後一時的に県道275号線を走ったのですが、その区間に入って以来ミワさんのサポートカーの姿を見なくなる。

再び274号線に戻って国道2号線のバイパスも潜り、まもなく美観地区の近くまで来ている事もあったので、恐らくはミワさんも美観地区に徒歩で行く為に駐車場を探しに行ったのだろう・・・

そう解釈してしまったのがこの日2度目の大失敗。

念の為にサポートカーが待機している事も想定して、大きい道路を選び・・・

274号線を白楽町の交差点で右折。

右手に星野仙一さんの出身校の倉敷商業高校を見ながらA浦様が「ここって星野さんの出身校じゃなかったですか?」なんて会話をしながら、倉敷中央通りを左折。

美観地区にも『星野仙一記念館』がありますよね。

まさかそんな会話をしながら我々が倉敷を走っていたこの日が、星野仙一さんのご命日になるだなんて一体誰が想像していたでしょうか?

本当に何かの偶然だったにしても寂しいニュースでした。

子供の頃プロ野球チップスで選手カードを集めていたんですけど、星野さんのカードも持ってたんですよね。

あの頃のコレクション・・・一体どこに行っちゃったんだろう?


そして美観地区に到着しました。

一応ミワさんとは大原美術館の前で合流って話をしていたはずなんですが・・・覚えてなかったらどうしよう?

ドキドキしながら見渡すが、らしい人はまだ来ていないようだ。

皆さんは橘香堂さんの前で寛いでいます。

S藤さんは僕がこれからみんなで喫茶店に行くって言っているのに、一人ソフトクリームを買って舐めている・・・

それにしても以前付き合いのあったお店が『くらしき桃子』って店名に変わっている。

「くらしき桃子?なんだそれ?いつからこうなったの?」

そんな些細なことに???しつつ、ミワさんに「到着しました!」って連絡をする。

「はぁ?なにそれ?私はずっと待っているんですけど!」

僕は一瞬南極の方がマシだと思える程・・・全身が凍り付く。

これは・・・打ち合わせが浸透し切っていないアカン奴です。

完全に僕らが(っていうか僕が)ミワさんを置き去りにしたという誤解に発展していたのです。

「で、今どこにいらっしゃるんですか?」

「どこって星乃珈琲があって、その向かいに業務スーパーがあって・・・。」

「えっ?どこそれ?」

僕もそこがどこなのか皆目見当がつかない。

少なくとも274号線沿いの道にはそんなお店は見かけなかった。

後で地図を眺めていると・・・

そこが275号線の途中で右折したところにある事が判明!

国道2号線のバイパスも潜ってない場所でずっと僕らの通過するのを待っていたんですね。

何故そんなところで右折して待機していたのだろうか?

実際この日、児島ボート前でもあったのですが、ミワさんの車のナビがとんでもないルートを選択して、変な所で右折をしたのです。

その時は僕が「そっちじゃないですよ!道なりで問題ないです!」って言ったので修正できたのですが、これはきっと同じような現象が起こったに違いないと思うのですよ。

つまり僕にしてみたら、とんだとばっちりみたいなもので・・・(笑)

とりあえず合流しない事には話にならないので、僕は怒り狂ったミワさんを必死になだめつつ、ミワさんがナビで検索しやすいように『アイビースクエア』付近の駐車場を指示しました。

H川様が心配そうに「どうでした?」って聞いて来たもので、「いや~、今夜僕は殺されるかも知れません。」って答えたら、「あぁ~それは仕方がありませんねぇ。しっかりと懺悔して下さい!」と笑われてしまいました。(笑)

で、ミワさんが来るまでの間に皆さんが冷えてしまってはいけないので、僕が倉敷で一番お世話になっていたお方の経営しているお店の一つへご案内。


大原美術館の横の路地を入った先にある『和平治商店』さんに到着。

主にお漬物がメインのお土産屋さんですが、温かい昆布茶を用意してもらうように社長にお願いしていたので、皆さんにはここで暖まってもらう事に。

本当はここのお店のソフトクリームがメチャクチャ美味しいので、先に抜け駆けしたS藤様にこれでもか!って見せつけながら美味しいソフトクリームを食べてやろう・・・なんて思っていたのですが、残念ながら冬季は販売をしていないそうで・・・ガッカリ。

で、皆さんが暖を取っている間に、僕はミワさんを迎えにアイビースクエアへ。

その道中に僕が最後の目的地にしている『倉敷珈琲館』が開いている事を確認。

この時の時間は16:30の直前で、今思えばこのタイミングで入店していなければ、いずれにしてもラストオーダーに間に合っていなかったんですよね。


ここはアイビースクエアの裏門前。

アイビースクエア内は自転車の通行が禁止されていて、押して入るのも躊躇してしまい、ここで待つ事に。

ここの真向かいにある『杏』の焼きたてのせんべいがまた美味しいのですが、ミワさんに怒られる恐怖でそんなの買ってつまんでいる心のゆとりが無い。(笑)

その頃ミワさんはアイビースクエア内で迷子になっていたので、携帯電話で誘導しつつ・・・

本当はアイビースクエアの中庭とかも、じっくり散策したら面白い仕掛けがあったりするのですが、そんな事を教えてさしあげる状況でもなく・・・

合流・・・

ソビエトとアメリカの冷戦時代を思い浮かべるようなピリピリと張り詰めた空気。

本当に今思えば「あんにゃろうめ(日産のナビ)が悪い!」って、笑って済ませられる話ですが、この瞬間は「なんでこんなに怒られなきゃいけないんだ?」って気持ちでゲンナリしていたという。

きっともう少しマメに連絡を入れていれば回避できていたんだろうけど、さすがに自転車で走っている方も、最後の方は疲れて思考レベルも落ちてますからね。(汗)

今後はそういうのも踏まえて念入りにミーティングした方がいいな。ってこれまた反省課題が増えました。

『和平治商店』さんに戻ってミワさんの分の昆布茶も用意して頂き、そこで皆さんは倉敷土産を・・・

僕のお客様って事で割引までして頂き、本当に助かりました。

で改めて全員で『倉敷珈琲店』へ向かいましたが・・・


時間は17:00

丁度閉店して入口の赤い門を閉めたばかりでした。(無念)

児島でのタイムロスと、昼休憩の取り過ぎ、ミワさんとの連絡の行き違い・・・これらが無ければきっともう少し早く美観地区に着く事ができて、充実した観光ができたんだろうな・・・そう思うと残念ではございましたが、でも本題のサイクリングは全員事故も怪我も無く、ここまで走って来れたのでまあ合格点という事で!

山ちゃんが『倉敷珈琲店』の隣の旅館を見て「高級そうですね。」って気になっている様子。

ここは『ロケみつ』という番組のブログ旅で、稲垣早希ちゃんが宿泊した宿でもある。

「そういえばあの時サイコロの目が6が出て贅沢していましたよね?」ってH川様。

結構皆さんブログ旅・・・観てなさったんですね。


天領丸が仕事も無くて寂しそうに浮かんでいます。


向こうに見えるのは観光案内所ですが、その向かって右隣には『加計美術館』があります。

あの今話題の加計学園の関連施設です。

そう考えてみると今、倉敷は色々な意味でHOTな街なんだなぁ~!と思えてしまう。

そして左へ進むと『星野仙一記念館』があります。



以前は倉敷なんて見向きもしなかったアジア系の外国人観光客が、橋の周辺を占拠して写真撮影に夢中になっています。

最近は日本人観光客よりも外国人観光客の方が増えているそうです。


山ちゃん・・・S藤様のサポートで反省点も色々あったけど、この日1日よく頑張りました!


当店のサイクリングツアーに初めて参加して頂いたA浦様ですが、楽しんで頂けて本当に良かったです!

このラピエール・エアコード=アルチメイトがまた走り易くてとても良いんですよ!


最後に自転車で走ったメンバーで記念撮影!

サポートカーと撮影で頑張って下さったミワさんもご苦労様でした!

毎回こういったイベントでは本当にお世話になっています。


そしてそろそろ暗くなってきたので、一旦ここでお開きに!

S藤様はミワさんの車に自転車を積んで、一緒に車で僕とH川様の車を停めている駐車場まで移動する段取りで・・・

男性陣はスタート地点の駐車場を目指す。

で別れた直後に・・・

「あっ!しまった!」

そうなんです・・・ミワさんの車に貴重品と共に車のキーを預けていたのです。

A浦様とH川様には鶴形山のトンネル前で待って頂き、僕は慌ててミワさんを追いかける!

その後渋滞している道路を横断して、駐車場の入口が渋滞で塞がれている為、細い隙間から駐車場内に入ったら、まさかのそこに車輪止め!

ここに来て僕が落車する羽目になる。

過去に同じようなシチュエーションで落車して鎖骨を骨折した事があったので、ドキッとしたものの、無理に逆らわずに転倒したので、左肩から腰にかけてと左ひざをコンクリートブロックに強打したくらいで済みました。

もちろん自転車のダメージは最小限に留めましたよ。

それが自転車乗りの誇りであり、嗜みですから。

本当はひざ・・・タイツは傷一つついてないのに中は血まみれでして・・・腰も激痛でしたけど、そんなこと言ってる暇も無いので、荷物を取ったら急いで鶴形山まで戻る。


こんな狭いなまこ壁の旧市街地を走るのはスリリングでしたが、元々この日は明るいうちに引き上げる予定でいたので、僕はライトもテールランプも装備しておらず・・・

とにかくまだ明るいうちに駐車場を目指さなくてはなりません!

無事ギリギリ・・・ライト無しで走れるうちにGOALできました。

自転車を積んで、ミワさんも合流して、倉敷インターチェンジを目指して帰路に着くも・・・

ものすごく渋滞!

岡山~倉敷間って本当に混雑します。

そして僕のインプレッサは渋滞でもたつくと、途端に水温が上がってオーバーヒートしそうになるので、あえて空いている道を遠回りしながら、必死に走り続けて水温を安定させる。

実はその1週間後にラジエターが死んでしまったので、現在実用性も考えてアルミでは無く、銅2層のコア増しラジエターに交換中です。(苦笑)

高速道路は最初こそ帰省ラッシュも交えてなのか混雑気味でしたけど、吉備サービスエリアを出てからは流れも良くなってすんなりと兵庫県入り!

むしろマナーの悪い乱暴なドライバーが多くて面倒くさかったかなぁ。

まあ姫路ナンバーが圧倒的に多い地域なので仕方がないか。(笑)

でも最近は和泉ナンバーに次いで神戸ナンバーの評判が悪いらしい!

その後になにわと姫路が続くのだとか・・・

確かに神戸ナンバーは行儀が悪い車多いよなぁ~。

って言うと、僕も挑発に乗りやすいイラチなドライバーなので、あんまり他人の事を偉そうには言えませんが。

ただ今回一番嫌だなぁ~って感じたのは、岡山県のドライバーかな?

以前よりウインカーも出さない県民性で知られていたけど、トラックなどに幅寄せをされて危険を感じたシチュエーションが何度かありました。

突然発進する路駐車は神戸にも多くいますが、そんなので危うく轢かれかけたり・・・

岡山って道路もそんなに広くないので、もう少し心にゆとりを持って走って頂きたいなぁ~と感じたのは確かです。

僕は好きな県の一つなので、そういうところが改善されて、サイクリストが受け入れられる県民性になってもらえる事を心から願います。

帰りは姫路東で途中下車して、志方で美味しい焼肉を食べてから神戸に帰りました。

焼肉・・・霜降りもあって美味しかったのに、6人で食べてもお会計が12000円で済んだのを見て、またしても山ちゃんがアンビリーバボーな顔をして驚いていました。(笑)

結局今回はお昼に贅沢して、帰りも焼肉パーティーで、車3台に6人という贅沢な内容だったにも関わらず、一人あたりの予算が13200円で賄えたので、皆さんにも納得と言うか・・・十分満足頂けたんじゃないかと思います。

以上、新春サイクリングin倉敷・・・距離78km・・・楽しんで参りました!

ご参加頂いた皆さん・・・お疲れ様でした!そしてありがとうございました!

今回参加頂けなかった皆さん・・・是非次回は一緒に走って旅を満喫致しましょう!