2019年11月26日火曜日

10月下旬の思い出・・・文化祭 × 頑張れアキラ君 × 新車の組み立てで稀にある不具合


渚中学校の文化祭を観に行きました。

自由研究が貼り出されていましたが、どれも素晴らしいテーマに着目していたのでビックリしました。


同じタイトルのものが複数あったので、テーマやタイトルはあらかじめ準備されていたのかも知れませんが、今まさに取り組まなければいけない問題を取り上げています。


これなんかは便利な世の中にするだけではなく、地域で助け合えるコミュニティをいかにして築き上げていくか・・・っていう視点で更に考えて欲しいテーマです。


こういうのを見ていると頼もしいですよね?

この積み重ねが大学とかの研究でも活かされるというか・・・

自分の力で準備する・・・調べる・・・考える・・・結論を導き出す。

その流れを他人の力を借りずにどこまでできるか?

それがそのままその人の人間力になるので、丁寧で解りやすくまとめているレポートを見ると親や担任の先生でもないのに嬉しい気持ちになります。


技術などの工作に関しては、これが唯一気になった作品。

蝶つがいで繋いでいる箇所の意味とか・・・

中央の板を外せば3分割にできて、必要のない時には収納がしやすいように考えた造りなのか?

木目を活かしたデザインも綺麗だな~と思って撮影。

贅沢を言えば蝶つがいをテーブルの裏に取り付けて、表から見えなく作れたらプロっぽくて更に良かったかな? と思いました。


砂絵なんて描いたのいつだろう?

他人の作品を観て綺麗だなぁ~って思うと、自分もチャレンジしてみたくなってしまう。


このパッチワークみたいな絵も面白いですよね。

アキラ君にも「何か刺激を受けてくれたらいいのになぁ~。」っていう思いで見学に行かせたのですが・・・収穫はあったのだろうか?


アキラ君がブレーキシューの交換をする。

こちらは丁度良い位置に取付できていますが・・・


反対側は位置が低いように思える。

ブレーキは左右対称に、均等に力がかかるようにしないと音鳴きの原因にもなりやすい。

アキラ君にやり直しをさせると・・・


極端にブレーキシューの位置を上げ過ぎ!


右側はOKを出していたのに、わざわざ触り直して左に合わせて位置を上げていた。

結果、両方やり直し!

ここまでリムの縁に面一に合わせてしまうと、シューの減り方次第ではタイヤサイドと干渉する可能性が出てしまう。

先の事を計算して取付しなくてはいけないのですが、アキラ君はまだ2~3歩先の事まで想定して作業ができないので、毎回僕や他のスタッフのチェックが必要になります。

2度手間ではございますが、付きっ切りでチェックできる程スタッフの人数に余裕もないですし、一人で作業させないと成長もしないので・・・

アキラ君の技術が「もう彼一人に任せても大丈夫!」と確信が持てるまでは、手間をかけるしかない現状です。

接客は頑張ってくれているだけに、メカニックとしてのセンスをもっと磨いてもらいたいって気持ちが大きい。


これは「しばらくの間、アキラ君の名刺はこれでいいんじゃない?」

そういって戒めの為に作った名刺です。

決してモラハラやパワハラではありません。

あらゆる手段は施しました。

アキラ君が自分で気付いて成長できるような工夫は、スタッフみんなで協力してあれこれやりつくしたので、今後はこの名刺を見て「悔しい!」って気持ちで一念発起してくれる事を祈るしかないというか、そろそろ入社1年となります(11月15日で1年経過)ので、自分一人の力で考えて実行できる思考を身につけてもらいたい。

そしてアキラ君自身が、この話をブログに掲載して・・・それを見たお客様に「アキラ君最近はとっても頑張っているんじゃない?」って思ってもらえるように努力したいので、その為にも掲載して下さい!との事。

僕は彼なりの覚悟として受け取りました。

何とかアキラ君のファンになってくれるお客様を増やして頑張って欲しいものです。


それはそうと初心者向けのMTBを仕入れたので組み立てましたが、ディレーラーハンガーの位置が開いているからなのか、採用したリアディレーラーとスプロケットの相性が悪いからなのか・・・

変速不良で1速(ローギア)使えない・・・

下手をすれば2速すらもカタカタと落ち着かない感じで怪しい感触。

リアディレーラーの可動域を目一杯広げても無理で、更にシフトワイヤーのテンションを目一杯上げても入り切らないので・・・どうしたものか。


チェーンがローギアにはまっていないのが確認できると思いますが、あれこれ調整してもこれなんです。


そこで僕なりに考えた手段がこれ。

BB用のスペーサーをスプロケットの内側に噛ませる事!

これを1枚入れてもまだ厳しかったので・・・


更に薄いスペーサーを2枚追加してスプロケットを固定。


これでディレーラーの可動域の至らない分を解消できて、いくらかは変速も使えるようになりました。

アウターギア×ローギアの組み合わせだけ長時間使わなければ・・・という条件付きですけど。(汗)

ただ念のためにメーカーさんに確認してみたところ、ロットによってはそういう不具合を報告された車体があったそうなので、対策品として新しいスプロケットを送って頂きました。

後日対策品に交換して、現在は問題なく変速できることを確認して展示をしております。

信頼できるメーカーであっても、時としてこういう想定外の不具合が発生することもあるので、組み立ての際には妥協を許さないチェックが必要だと改めて感じました。


これはネットで購入したというロードバイクを防犯登録で預かりました。

当然の事ですがネットで購入した自転車を、すんなりと防犯登録するなんて事はあり得ません。

自分の店で組んだ自転車ではないので、安全に乗れる自転車かどうかの保証ができない自転車だからです。

そんな自転車を素通りで防犯登録するなんて無責任な事は、登録会の会員としては絶対にやってはいけないご法度。

ネット販売で購入した自転車にありがちなのが、ボルトやナット類の締め付けトルクが極端で、締め過ぎている場合だと、メンテナンスの際に大変ですし、緩いと走行中に外れでもしたら死亡事故に繋がる可能性もあります。

やはり命に関わるといえばブレーキですが、自転車のコストを下げる際に削るポイントの代表格もブレーキなのです。

しかしブレーキの性能が悪かったら、肝心な時に停止が間に合わなくて死んでしまいますよね?

クランクもコストダウンの為に削られる部品の代表ですが、酷い自転車だと見た目はロードバイクなのに、ママチャリのクランクよりも剛性の低そうな、ペラペラのクランクを装備した自転車もありました。

そのあたりの点検も含めて念入りに検査して、必要に応じて組み直したりホイールの振れ取りやバランス取りを施したりするのです。

なので点検費用と別に組み立て或いは組み直し費用として最低でも5000円以上の工賃を頂くようにしています。

正直5000円でも安く受け過ぎだ!と他の自転車屋さんから怒られるくらい、当店の価格設定は甘々な方なんです。

それを高いという前に、少しでもお金を掛けたくないって気持ちだけで、安易にネットで購入した消費者自身の価値観のずれを反省して欲しいと思う案件です。


10月26日(土)の走行会では、芦屋山手の裏道をプチヒルクライム。

プチと言ってもえげつない傾斜の続く狭い道だったので、1本上っただけでお腹いっぱいになってしまいました。

写真のトンネルは『西宮のねじりまんぽ(大谷道)』という隧道。

トンネル内部がねじれたように見えることから『ねじりまんぽ』というのですが・・・

ここはねじりまんぽとしては日本最古の隧道らしい。

ただ改装工事などで綺麗に作り直したのか、内部の煉瓦はねじりまんぽっぽくなくなっている。

とりあえずトンネル内は狭いですので、通行の際は必ず自転車を降り押しながら通過しましょう。

この日はほぼポタリングのような感じで、楽し~くサイクリングして帰りました。


10月30日の夕焼け。

雲は少ないけどグラデーションが綺麗だったので撮影。


2019年11月24日日曜日

10月中旬の思い出・・・山怪 × 台風19号 × 事故!?

穂高連峰の登山から帰ってきた僕に是非読んで欲しいって、H川様から本をお借りしました。


僕が子供の頃から山で何度も不思議な出来事に遭遇しているエピソードをご存知なので、「きっと面白いと思いますよ!」っておっしゃってました。

全国の猟師さんや山間部で生まれ育った方々の実体験を、それこそ先日僕が若狭で実践していたのと同じ『聞き書き』を交えて、書き記した記録集である。

テレビでも取り上げられたことのある有名な猟師さんも実名で登場する。

そんな人たちの実体験を読んでいくうちに、僕と同じような体験をされた方もいたりして、当時の記憶が蘇ってゾクっとする事もありました。

これは是非山の中でテントを張って、ランタンの灯りだけで読んで欲しい本です。

キツネやタヌキに化かされたって話も多いですが、僕の祖母も若い頃に「余市の山でカワウソに化かされて道に迷った事がある。」なんて言っていました。

こういう手の話をすると決まってホラ吹き呼ばわりされたり、頭ごなしにバカにする人とか、「あの人やっぱり頭おかしいよ。」って陰口を叩いたりする人がいますが・・・

そもそもそういう体験をした当事者でさえ、なぜそうなったのか?なぜあんな体験をしたのか、一切説明も分析もできないから怪奇なのです。

僕はもう読み終わって、こないだ留美さんが読んだみたいですが、途中から怖くて読めなくなったとか・・・。(笑)

科学で証明されなくても別にいい、そこに行けば心理的不安がそうさせるのかも知れないし、本当に霊的なものや、科学で証明されない要因が関わっているかも知れない。

地球外生物や物体のせいだとしているエピソードも作品内にも書かれていましたが、それも30年前とかであればホラ吹き呼ばわりされていた話です。

しかし現在にいおいては『絶対にない!』なんてそれこそ誰にも否定する根拠を言い切れなくなってきています。

僕は中学3年生の頃、3度だけですが・・・同じ授業の同じ時間帯に決まってUFOらしきものを見たのですが、1度目は僕しか見ていなくて(正確には他にも目撃者はいたけど、誰もその飛行物体について何なのかが判らないから明言を避けていた)、2度目と3度目は授業中に先生の説明を遮ってまで「あれを見て下さい!こないだ見たのはあれです。あれがUFOじゃなかったら何だというんですか?」って全員を目撃者にしたにも関わらず、サッカー部のキャプテンだった奴に陰口を叩かれて傷ついた事があります。

丁度僕のいた中学校からは新幹線が見えたのですが、その飛行物体は新幹線よりも速いスピードで低空飛行(上空200mくらい)しており、ヘリにしたら速過ぎるし、そもそもプロペラの音がするでしょ?

でもプロペラの音なんて一切しなかったんですよ?

飛行船って説もあったけど、当時は宣伝用の飛行船はよく飛んでいましたが、スピードも大きさも違いすぎるし、余りにも低空過ぎる。

セスナだとしても音がしないのはあり得ないし、セスナにしたら高度を一切ぶれずに水平飛行するなんて安定感が良すぎる。

そういう意味では戦闘機が一番可能性が高かったけど、その戦闘機でさえあの低空飛行は問題になるレベル(住宅密集地では最も高い建物の最上部より更に300m以上の高度を保たないといけない決まりがある)だと思うし、やはりジェットエンジンの音がしないのは考えられない。

しかも皿に乗ったプリンみたいな形の飛行物体がクルクル回りながら戦闘機みたいな動きで飛んでること自体、「あれがUFOじゃなかったら一体何なんだ?説明できる奴がいるならしてみろよ!違うっていうんだったら根拠を示してみろよ!」って話だったのです。

結局授業中に一緒に見た現国の先生も一度は「説明のつかない飛行物体だから、きっとあれはUFOに違いない。」って言っていたのに、2日後には何事も無かったように、その話に触れる事すらなくなったのである。

まあ先述したサッカー部キャプテンの陰口なども影響して、自分にまで飛び火するのが嫌だと感じたから、他のみんなも黙ってしまったんだろうと思う。

あの時ほど他人をズルいなぁ~とか、卑怯だなぁ~と思ったことはない。

そういう経験をした人ならこの本を読んだらホッとするかな。(笑)

同じように他人に変わり者扱いをされた人のエピソードもあるから、その気持ちも含めてよく理解できる。

もちろんそんな経験を微塵もしたことが無いって人も是非読んで欲しい。

世の中には説明のつかない奇妙な世界があるんだって、想像するだけでも楽しくなるでしょ?

それこそこれを読んでから山歩きすると更に楽しくなりますよ。



これは10月11日の空。

台風19号が接近してくるっていうのに、綺麗な空だったので撮影。


直撃したら被害が大きくなるって台風でしたが、最近の災害の多さにマヒしているのか、妙に呑気に構えていたような気がする。


これは南側の空。


翌日10月12日の空です。

雲行きの悪さが、そろそろかな?って雰囲気を醸し出しています。


10月13日の朝・・・

開店前から僕とアキラ君とで周辺の掃き掃除。


落ち葉や飛んできたゴミは、もう随分と回収したので綺麗になりました。

そして長野県の上田市に住んでいる親せきが、危うく千曲川の橋が流されて一緒に落ちるところだったと聞いて、被害の大きさを徐々に知ることになる。

近年の台風被害は本当に酷いです。

地球温暖化による影響も一因としてあるとは聞いていますが、日本人もいつまでも自分の国が平和で安全だなんて幻想から解き放たれたほうがいいんじゃないかと思います。

もっと世界に目を向けて自分たちにできる努力とか、小さなことでも良いから始めてみる事をお勧めします。


10月某日・・・

有馬街道で事故渋滞。

天気の悪い日が続くと、有馬街道の事故も増えます。

今回は緩やかな右カーブを曲がり切れずに側溝にはまってしまったみたいですが、速度も出ていたみたいで・・・助手席に乗っていた人が怪我をしたのでしょうか?救急隊員が慌ただしく動いていました。

この時期は岩谷峠や、吉川までの峠道でも事故が目立ちました。

最近車のタイヤも海外製の安いタイヤが増えてきたので、そういうタイヤだと雨の日はグリップしない事も多々ありますから・・・

車も自転車もタイヤはあまりケチらないようにすることを奨めます。

2019年11月20日水曜日

今年初の奥穂高岳登山・・・その⑦~天国と地獄・・・終わりよければ~


今回の山行も残りあとわずか。

穂高岳山荘から下山して、現在横尾山荘前でヘルメットを外し、ウインドブレーカーとゲートルを片付けています。

休憩時間を抜いた穂高岳山荘から横尾山荘までの移動時間は3時間半。

横尾山荘から上高地まで僕は通常2時間ほどで歩きますが・・・

お腹が空いたので徳沢で寄り道して、徳澤園のカレーライスとソフトクリームを頂こうというのが、上高地経由で帰ることになった事のせめてもの楽しみである。


横尾山荘前にはこれから涸沢や槍沢方面に向かう登山者が、たくさんお昼休憩をしておられました。(写真で撮影していない場所にも休める箇所は無数にある。)


ゲートルはよく頑張ってくれました。

ブーツに砂や砂利が入らないように働いてくれたのですが、ゴロゴロのガレ場を歩き過ぎてゴムひもが千切れてしまいました。

こんな装備一つにも感謝の気持ちでいっぱいです。


着替えと片付けに10分程費やしてからの再出発!

右手に屏風を見ながら南進する。


前穂高岳は完全にガスの中です。


前を歩く女性・・・僕と同じくお一人様なんですけど、ずっと同じペースで僕のすぐ後ろを歩いてくるので、それが嫌で写真撮影をしている隙に先に行ってもらったのです。

とにかく挨拶や声掛けをしてくれないので、すれ違う人やグループの登山者たちを追い抜く際とか、僕が全部「こんにちは!」とか「お先に失礼します!」って声をかけて、道を譲ってもらっていて、そこを普通に後ろから黙って付いてこられるっていうのが気持ち悪かった。

結局彼女一人だとペースが上がらないので、やがて僕が追いついてしまうのだけど、その際も他の登山者やハイカーさんに一切声掛けをせずに、突然グループの真ん中を突っ切るように抜いて行ったりするものだから、僕が後ろから大声で「こんにちは~!お先に失礼します~!」って叫びながら歩いたり・・・

徳沢までずっと一緒だったので気分的に疲れました。

本当にこういう人・・・嫌いやわ~。


徳沢の手前に新村橋がある。


パノラマコースを歩いた人はここから上高地までのルートと合流する。

このあとパノラマコースから下山してきた紳士に「お先に失礼します!」って追い抜こうとしたら、あれこれ話しかけられてしまいまして・・・。


徳澤園で一緒にご飯を食べる事になりました。

僕は名物のカレーライスを注文!

なかなかオシャレな店内だが・・・


決して高級レストランではないので、お皿の縁を拭かずに運んで来た事については目をつむって頂きたい。

レトルトではないので美味しく頂けます。

ただちょっと金額を追加すれば大盛りがあって・・・大盛りの方が圧倒的に豪華だった!

ケチるんじゃなかったと後悔!

それでもやはり僕個人の感想としては、北穂高小屋のカレーに勝るものは無い!と言いたいです。

安いし美味い!しかもコーヒーも作り置きではなく、注文してから淹れてくれるのに300円とビックリするくらいの安さ!そして槍ヶ岳を眺めながら飲めて最高に美味い!

そんな北穂高小屋には負けるかも知れないけど、十分美味しかった徳澤園のカレーライス。


〆のソフトクリームも美味しかった。

ようやく生き返ったような気分になれました。

一緒にお食事をした紳士は千葉からお越しのようですが、相当寂しかったのかなぁ~?

本当に色々なお話を振って来るので、バスの時間もあって早々に出発したい僕も根負けしてしばらくお相手をする事になりました。

結構とぼけた感じの紳士でしたが、若い頃から登山が好きで、僕なんかよりも全然大先輩でした。

こんな方が穂高岳山荘の食事の席でご一緒だったら、きっと楽しい夜を過ごせたのになぁ~って、ちょっと悲しくなってしまいました。


45分滞在した徳澤園ともお別れ。


南に六百山(霞沢岳の北側)が見えてきました。あの角を曲がったら河童橋です。


前穂高岳どころか明神岳も見えないくらいガスっています。


横尾から徳沢までは45分で、徳沢からここ明神までは40分で来ました。

明神から河童橋までは右岸を歩けば35分で、嘉門次小屋方面から左岸で歩くと50分かかります。


横尾よりは安くなっているけど、まだまだ高いなぁ~。

ドリンクは上高地に着くまで我慢します!


この人たちは下山組かな?

さすがにもう時間は14:20なもんで、今から涸沢を目指す人なんていてはいけない。

行っても槍沢ロッジが限界だと思うし、僕個人としては横尾泊まりがベストだと思う。

そんな理由から、今ここにいる登山者は下山組ばかりだと思いたい。


天候も微妙なので、遅くまでの歩行は勧めたくないですね。


この方々は中国系の方々で、楽しそうに写真を撮りまくっていました。

観光客の方はそんなに奥地まで行かないでしょうから、まず安心かな?


今日は梅花藻の隙間を泳いでいるイワナを見つけられませんでした。


14時半にはバスに乗りたかったのですが・・・


河童橋に到着したのが14:55でした。


岳沢カールも雲で奥穂高岳が一切見えません!

今日は奥穂高からの稜線を歩いていたら寒さと風でえらいこっちゃになっていたはず。

行かなくて良かった。


岳沢をバックに自撮り・・・って岳沢が隠れてしまったわ!(笑)

もちろんここでも河童橋と岳沢、奥穂高岳に向かって合掌して一礼!

僕の登山の時のルーティーンですが・・・

①山岳信仰の山の場合、山そのものに登山時と下山時に合掌や一礼をする。

②祠やお地蔵さんには必ず合掌して登山の無事を祈り、帰りは感謝を伝える。

③頭の中でパフュームの曲『ゼログラビティ』がエンドレス。



➀は北アルプスに頻繁に出入りするようになった20歳頃から実践しています。(他の登山者たちの祈る姿に感銘した事がきっかけ。)

②は子供の頃から迷信めいた話を信じていて、実際に祠やお地蔵さんに助けてもらった事や、不思議な体験をしても無事に帰ることができた経験から守り続けています。

③は標高も上がって身体が重くしんどい気持ちを、少しでも忘れさせてくれる曲だから。

まあそんな感じです。


平湯温泉行きのバスがなかなか来ないので、待っている間ソワソワしていました。

新穂高ロープウェイの登りの最終は16時発です。

現在15:05・・・絶対に間に合わんやろこれ?(汗)

うわぁ~っ!どうしよう?下から鍋平まで歩いて登るの?

森の中やから暗いし、もう急な山道を登る余力が無いんですけど?(苦笑)


アルピコバスさん・・・インフォメーションのスタッフさんが、全員タイとかフィリピン系の女性になっていました。

しかも英語も日本語も流暢なのですごいなぁ~って感動!

後で思ったんだけど、ここでタクシーを捕まえておけば良かった。

平湯温泉に着いてから僕は、乗り換えのバスが来るまで更に55分も待たされる。

当然絶望的な時間になっている。

ロープウェイに乗る事はもう不可能!

平湯温泉のインフォメーションのおねえさんに、鍋平に行く一番楽な方法を聞いてみた。

まずタクシーはそもそも平湯には待機しておらず、高山からの配車になるから金額がとんでもない事になるそうだ。

なので新穂高行きのバスで、ドライバーさんに申告しないと寄ってもらえないルートがあって、そこの中尾高原の足湯前で降ろしてもらえば、鍋平まで距離はあるけど歩きやすいはずです!とアドバイスを頂きました。

中尾温泉・・・若かりし日に泊まりに来た事のある、隠れ里的な秘湯の温泉集落です。


足湯前で降りたのが17:25です。

西の空でさえこの薄暗さです。

もうね・・・山に入っちゃいけない時間帯だと思いません?

温泉宿の人に軽トラックで送ってもらえたりしないかな?

とか真剣に悩む時間帯ですよ。

看板に鍋平駐車場まで2.5kmとか書いてあったけど、実質僕の停めている第7駐車場までは3km以上あったと思います。(早歩きで32分かかったので)


笠ヶ岳の方を見ると険しい山容が・・・

錫杖岳というロッククライマーに人気の山だそうです。

あんな険しそうな岩場を見たら登りたい衝動に駆られます。

とりあえずもう僕は既に嫌な予感しかしておらず・・・

クマ対策の準備だけ整える。

ただし、これからますます暗くなる山道を歩くのに、ヘッドランプは使いません。

そしてクマ鈴も敢えて袋にしまって鳴らないようにしました。

万が一襲われた時の為の装備だけ準備。

昨日よりは視力が回復していたので、自分の夜間視力に頼ります。


歩きながら撮影しているのでピントが合っていないのは許して下さい。

実はこの写真の正面の藪の中にクマがいます。

歩き始めて5~6分後の出来事です。

こちらが風下ってこともあって、クマもしばらく気付かずにエサをあさっていた模様。

僕は草木の匂いの中に動物臭が混じっていたので警戒していたのですが、まさか目の前にいると思わなくて、藪の中のガサガサ音を頼りに目を凝らしていたら、そいつが急に2本足で立ち上がって、くるっとこっちを振り向いたのです。

食事の邪魔をしたとしたら襲ってくる可能性もあるので、ここは敢えて威嚇するしかないと思い、「うおぉ~っ!」って新穂高の谷に響くくらいの大声で雄叫びを上げた後、「かかってこいや~っ!」って叫び、臨戦態勢の構えでそのまま前進しました。

クマは慌てて藪の奥に走って逃げて行きましたが、急にスイッチが入って反撃してくる場合も考えられるので、こっちは絶対に油断ができません。

中尾温泉まで逃げる選択肢もあったかも知れませんが、クマに背を向けるのは基本的にNGです。

走ったりするのは更にNGです。

それに僕は車まで戻らないと神戸へ帰れないので、クマがいようが鬼が出ようが、前進するしかなくて・・・

「さあ来るならいつでもかかって来いよ~。俺は逃げも隠れもせえへんぞ~。」と言いながら、クマのいた藪の周囲を時計回りに3分の2周。

そういう道路の作りをしている真ん中に、何でクマがいるねん?って話なんですけど。

クマは藪の奥の森の中に逃げ込んだけれど、そこですぐに音が止んだので、きっとまだ森の入口付近からこちらの様子を窺っているはずなんです。

なので右手の藪に注意しながら、音や風、周辺の草木の動きに全神経を集中させて歩く。

クマは1頭とは限らないので。(八幡平の例もあるので油断ができない。)

僕はもう腕が折れてもいいから、渾身の一撃でクマの鼻頭を砕くつもりで、飛び出してきたら一撃で決めようって覚悟をしている。

もしもしくじったらこっちの最期だなぁって。

カーブの後長い直線が続く。

クマに背を向ける形にはなるけど、僕が動じないで道を進んでいたので、クマもわざわざ深追いはしてこない感じでした。


これがその時の歩いたルート。

矢印の場所でバスを降り、民宿たきざわさんのピンクの印の上に×印を書いていますが、そこがクマのいた場所で、そこを巻くように道路が続いているのが判ると思います。

その後『北アルプス大橋』という大きな橋を渡ります(実線部分)が、そうすると次は別のクマのテリトリーに入ってしまう訳です。

鍋平の駐車場でもクマの目撃談が頻繁にあるようなので、少なくとも1頭以上は棲んでいると考えていいでしょう。

僕の車は赤〇の場所に駐車しています。


これは橋の上から新穂高ロープウェイの山頂駅方面を撮影。

もちろん山頂はまだまだ上だと思います。(ガスっているので)


こちらは笠ヶ岳方面の写真。


後ろを振り向きましたがついて来ている気配はありません。

自分の縄張りを出てまで、無理して追っては来ないと思うので、とりあえずさっきのクマはもう大丈夫でしょう。

しかし・・・


橋を渡ってからも長い直線で、徐々に森の中に入っていく。

左手は第11駐車場で、突き当りが第8駐車場である。

第7駐車場は突き当りを左へ曲がり、再び突き当りを右に進んで5分ほど奥へ進んだ所にあります。

丁度北アルプス大橋を渡った付近が中間地点って感じです。

実際には写真で見るよりも辺りは暗くなっていました。

時々雄叫びを上げつつ歩くものの・・・第9駐車場と第8駐車場の付近が一番不気味でした。

公衆トイレの建物とか・・・

余りにも人気(ひとけ)が無さ過ぎて・・・ジュラシックパークのイスラ・ソルナ島を一人で歩いているような気分でした。

当然ロープウェイ関係者も1時間前には退勤しているはずなので、ここに人間は僕一人しか歩いていない事になります。

「ヴェロキラプトルとか出てきたらどうしよう?」って、もはやクマどころの話じゃなくなります。(笑)

そもそもなぜ暗くて道も判りにくいのにヘッドランプも点けず、しかも雄叫びを上げるくらいならクマ鈴でいいじゃないか?って思うでしょ?

クマって嗅覚が鋭くて、こんな山の中でも10km先の匂いを嗅ぎ分ける事ができる個体もいるそうで、もしも人を襲い慣れたクマがいた場合、匂いだけでなく、ヘッドランプの灯りやクマ鈴の音で、エサの場所を突き止めて下さい!と言っているようなもの。

そういうもしもに備えて装備から外していたのです。

雄叫びは有効なんです。

特に渓谷のある山なら『やまびこ』効果で声が反響するでしょ?

クマは自分より大きな敵や、強そうな敵にはわざわざ近付かないので、正体がバレていないうちは特に有効な手段かと。


そしてようやく第7駐車場の入口まで来ました。

樹木のシルエットが辛うじて判別できる程度の真っ暗闇です。(笑)

駐車場に残っている車は僕のを入れて4台だけ。

しかも誰も乗っていません!やはり駐車場に僕一人しかいない状態。

今回RX-8で来てよかったのは、キーレスだから離れていても鍵が開けられて、車の周辺に隠れている動物がいないかも確認できた事。

久々に怖い思いをしたので、18:00・・・靴も履き替えずに発進!

さっき出会ったクマ・・・前日に荷継沢で見かけたクマより大きかったと思います。

立ち上がった時、僕とたいして身長が変わらなかったので・・・


栃尾温泉でボロボロの脚を癒し、着替えてから出発しました。

ちょっと公衆トイレの前に不審者が座っていたので撮影。

あんなところで一人で何しているんだろう?


帰りにひるがの高原のSAで夕食。

どんだけカレーライスが好きやねん!?って突っ込んで頂いて結構です。

大盛りカツカレーでお腹いっぱいになりました!


帰りは珍しく名神道で帰って来たのですが・・・

トラックの急な車線変更攻撃がかなり末期になってきていますね。

これでもか!っていうくらい突然!

まずウインカーを出してからミラーと目視で後方確認をしっかりして、3秒後に車線変更ですよ!

既に車線変更のモーションに入ってから後出しウインカーとか『頭おかしいんですか?レベル』の運転ですから。

運転のプロなら嫌がらせみたいな運転はやめましょうね。

とんでもない大事故を起こしても知りませんよ?

それにしても一番酷かったのが・・・突然前に割り込んで来て、そのまま追い越し車線を延々30分も時速75kmで走り続けられた時は、さすがに眠過ぎてオチるかと思いました。(走行車線と変わらないスピードで走り続けて邪魔をされた。)

クマと2日間に渡って出会いながら無事に下山して、終わりよければすべてよし!な感じだったのに、最後の最後で名神道のトラック野郎20名ほどに気分を台無しにされて、深夜0時過ぎに帰宅したのでした。

でもなんだかんだ言ってもたった2日間だけの山行なのに、いったい何度ハラハラドキドキさせられたり、絶体絶命かも・・・って思わされた事か。

これこそがアドベンチャーだなぁ~という充実感でいっぱいです。

そして集中力を使いすぎたので、倒れるように寝てしまいました。(笑)


まあ今回の課題としては、とりあえずどうやったらこんな星空を撮影できるのか・・・

次回はしっかり研究してから槍穂高に赴きたいと思います。

相変わらず長い文章を読んで頂き、誠にありがとうございました。