やはり自転車屋の経営をしていて一番大事なことは、間違いのない確かな商品を扱う事だと思っています。
僕自身が乗ってみて「これはいい!」って思えるような自転車、或いはあらゆる脚質のお客様や、身体に故障やリスクを抱えているお客様などにも対応できるような自転車を探すのが、このサイクルモードでの僕の使命です。
ただ値段が高いだけで最高の自転車だというのは正しくありませんし、老舗ブランドや人気ブランドだから間違いないのか?って言われたら、それもNO!です。
この際なので、何も知らずに最新の自転車がどんなものかを見に行くお客様の為に辛口の心得をお伝えしますと・・・
老舗ブランドだからって、ブランド名にあぐらをかいているようなメーカーは●●です!
また人気ブランドはビジュアルやブランドイメージにコストをかけているので、性能はありきたりなものが大半です。
最新といってもなんでも新しければ良いのかといえば、それもやや疑問があります。
僕が以前より提唱している理論として、今日のロードバイクはどれも高性能でハズレが少ない。
しかしそれによって大切なものを忘れていませんか?ってところです。
ただ踏み込みが軽くて速く走れるんだったら、誰でもその瞬間はスーパーマンになったつもりで速く走れますよ。
しかしそのスピードってどの程度維持できますか?
元々自転車競技を長くされている方なら、ペダルスキルも高くて現在の高性能モデルも難なく乗りこなせるんでしょう!
しかし最近自転車を始めたばかりの人に、そんなスパルタンな自転車を売りつけてどうしようっていうんですか?
ある有名なフレームビルダーが言っていましたが、「自転車のフレーム作りの基本は、如何に乗りやすく、乗り心地がいい自転車であるか・・・」
そうです、まずは自転車に乗る人の身体をいたわって下さい!
長く楽しめるスポーツでなければ、サイクリングが生涯スポーツといわれる意味がなくなってしまいます。
そして身体に優しいフレームは、身体の負担を最小限に抑えつつ、速く走ろうとする人には必要なスキルを与えてくれます。
どんなスポーツでも基礎トレーニングというものがございます。
身体の基礎・・・特にそのスポーツで最高のパフォーマンスを発揮する為の基礎を作る事が、安全に、かつ競技者として強くなる為の基本なんです。
それはある意味ハングリーである必要もあり・・・
ハンディーキャップともいえるくらいの状態から、少しでも速く走ろうとするハートが必要になります。
その過程で効率的なペダリングや、速く楽に走る為の工夫を身につけるんです。
そうやって乗り手を育てるようなフレームが最近ありませんよね?
あるけどお店であんまり売っていないというか・・・
猫も杓子もカーボン!カーボン!って・・・
カーボンフレームもいいけれど、落車してカーボンが破断したらどうすんねん!とか考えたら・・・
やっぱりスチールフレームって選択肢も大切にして欲しいですよね。
僕は原点に帰るには絶対スチールフレームの存在を捨てられません。
懐古主義って言われるかも知れませんが、僕は古いパーツが結構好きです。
まあそもそも僕はこの業界では浦島太郎みたいなものなんで・・・
むしろ新しい部品の良さをすべて受け入れ切れていない、一見食わず嫌いと取られてもおかしくないくらい、頑固な人間の一人なだけなんですけどね~(笑)
ただロードバイクやレースが全盛期と思われる時代にロードをしていた人間なので、古き良き時代を知っている分、最近の自転車乗りのこだわりの無さや、完成車主流ゆえの味気ない自転車ばかりが増えている事が、やたら目に付いて仕方が無いというか・・・
自転車にも色々なドラマが詰まってんねんで!って事を誇りにすら感じて乗って欲しいですよね。
前置きが長くなりましたが、明日は何人かで試乗をして、2014年モデルの台風の目になるであろう自転車の性能をインプレッションしたいと思っています。
チケットは11枚ありますので、まだ余裕があります。
もちろん一緒に新製品のインプレッションに協力してくれる方にはチケットをプレゼントいたしますので、明日の朝8時15分に当店までお越し下さいませ。
当店の車は現在定員の4名が埋まっていますので、可能な場合はお車でお越しいただけると助かります。
車で乗り合いになる分は皆さん割り勘でお願いしますね(笑)
また現地で僕を見かけていただいた方でも、ご協力頂けるのであればチケットを差し上げます。(ただし先着順でチケットのある限り)
あとサイクルモードのパンフレットをめくっていただくと・・・
うちの紹介も載っていますので、是非参考にして下さい。
とりあえず明日は走行会もお店もお休みなので悪しからず・・・
PS:一部読み辛い箇所があったことをお詫び申し上げます。●●の内容はご想像にお任せ致します(笑)
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