まあルールというものは、時に堅苦しいと思われたりするものです。
しかし世の中の自由とは、決して好き勝手やっていいものではなく、最低限のルールやモラルに則ってその許される範囲の中で選択をしたり、独自のカラーを出すものだと思うのですよ。
そんな前置き、一体何の話やねん!って思うでしょうが・・・
例えばシンズバーガーに行ってハンバーガーではなく、フレンチトーストを注文するような輩は邪道なのか?
それとも許される選択の自由なのか?
僕はその辺の融通が少々利かないので・・・
バーガーショップでハンバーガーを頼まないなんて有り無いだろう!って、少なくとも自分自身に対しては思っている訳なんですよ。
もちろん人の好き嫌いについては、口を挟むつもりはありません。
この日は久々に『カラー』さんにお邪魔しました。
『カラー』と言えば紅茶専門店です。
この日は暑かったです。
当然そんな日の為にアイスティもラインナップされています。
しかし、どうしてもメニューに載っているあるものが飲みたくて・・・
「意外とこれが美味しかったりするんじゃないのかなぁ~。」
そう思うともう我慢できない自分がいて・・・
バナナオーレのモーニングを注文してしまいました。
しかも留美さんまで。
「お前もか!」
といいつつ、紅茶を注文しなかった事が気持ち悪くて仕方がなかった。
でもバナナオーレ・・・
美味しかったので、あっという間に無くなってしまいました。
暑い日に行ったらまた注文してしまいそうです。
『カラー』さん!紅茶を注文しなくてごめんなさい!
HAT神戸にある自転車屋さんです! 自転車の事はもちろん、趣味の情報を幅広くご紹介させて頂きます!! ホームページ:http://www.l-alpe-d-huez-kobe.com/
2016年8月31日水曜日
7月30日(土)走行会・・・またしてもハーブ園
前週の走行会で初参加だったH村様が、ハーブ園の上りで足が着いてしまった事を非常に悔しく思ったそうで。
以来仕事帰りなど、時間の空いている時に走りに行って、足を着かずに上れる様にトレーニングをしているというお話を伺い、これはまたハーブ園2本・・・行けそうなら3本くらい走っておかないと、すぐに追いつかれてしまうぞ!って事で、またしても上る事になりました。
朝店に到着すると・・・S藤様とユル原君が超至近距離でラブラブ会話中!?
「あれ?もしかしてそこ・・・禁断のあれですか?」って冗談で声をかけましたところ。
「違いますよ!」と怒られてしまいました。(笑)
ユル原君に至っては全く動じていませんでした。さすがはある意味大物(笑)
H川様も合流してH村様が影で努力している旨を話し・・・
迷う事無くハーブ園の上りを目指す!
そうなるとS藤様が上れるのかどうかが問題にはなりますが・・・
僕の見立てでは、布引の滝のカーブくらいまでなら上れるであろうという判断。
なので残りは努力して下さい!という話で半ば強引に・・・
そして新神戸駅を跨ぐ橋をスタートしてから、僕はユル原君やH川様と会話を楽しみつつ、ノンビリと走ってS藤様がギリギリついて来れるペースで走る。
S藤様のレベルアップの為、可能な限り気持ちが切れないように・・・という考えです。
しかし残念ながら、僕が「布引の滝のカーブで1度休憩します。」と言ったにも関わらず、そのカーブまで残り100mの所でとうとうS藤様の心が折れる。
まあでも・・・ここまで足を着かずに上れただけでも、普通に考えたらすごい事です。
大抵の人なら神戸第一高校の付近で、激坂の辛さに耐えられなくなっているでしょうから。
とりあえず酸欠気味だというS藤様の呼吸が整うまでお待ちして・・・
S藤様はここからハーブ園正門前(ピーク)まで1本。
他のメンバーは全員2本・・・それでまだ走れそうなら更に3本目も・・・って感じで走りました。
この日は天気も良く昼にかけて気温は上がりそうでしたが・・・
この時間はまだ気温も高くなく、特に森の日陰に入ったところからは涼しくて、前回に比べると疲労度はかなりマシ!
「これなら3本目はいけるかも・・・。」
しかしユル原君が2本目にかなり飛ばして行ったので、余力があった僕は追いかけようと加速したのですが、やはりゴールまで残り100mを切った辺りで、気が緩んだ瞬間ハンガーノック!(笑)
素直に紅葉の茶屋へ行ってモーニングを頂くのでした。
黒くないクロのお出迎え!
最近は毛が短くなりスッキリしたせいで、『峠のチューバッカ』から『峠のコヨーテ』へとあだ名が変更されたそうで・・・
確かにコヨーテっぽいな。(笑)
帰りは下りの苦手なS藤様も頑張って下り・・・再び摩耶ケーブルの上りでクールダウンをしてから店まで戻りました。
いつもなら週末は柴犬のエルが遊びに来るまでお店で休憩しているS藤様ですが、この日ばかりは完全に疲れ切っていたみたいで、早々にご帰宅されてしまいました。
これに懲りずにハーブ園・・・足が着かないで上れるようになって下さい!
以来仕事帰りなど、時間の空いている時に走りに行って、足を着かずに上れる様にトレーニングをしているというお話を伺い、これはまたハーブ園2本・・・行けそうなら3本くらい走っておかないと、すぐに追いつかれてしまうぞ!って事で、またしても上る事になりました。
朝店に到着すると・・・S藤様とユル原君が超至近距離でラブラブ会話中!?
「あれ?もしかしてそこ・・・禁断のあれですか?」って冗談で声をかけましたところ。
「違いますよ!」と怒られてしまいました。(笑)
ユル原君に至っては全く動じていませんでした。さすがはある意味大物(笑)
H川様も合流してH村様が影で努力している旨を話し・・・
迷う事無くハーブ園の上りを目指す!
そうなるとS藤様が上れるのかどうかが問題にはなりますが・・・
僕の見立てでは、布引の滝のカーブくらいまでなら上れるであろうという判断。
なので残りは努力して下さい!という話で半ば強引に・・・
そして新神戸駅を跨ぐ橋をスタートしてから、僕はユル原君やH川様と会話を楽しみつつ、ノンビリと走ってS藤様がギリギリついて来れるペースで走る。
S藤様のレベルアップの為、可能な限り気持ちが切れないように・・・という考えです。
しかし残念ながら、僕が「布引の滝のカーブで1度休憩します。」と言ったにも関わらず、そのカーブまで残り100mの所でとうとうS藤様の心が折れる。
まあでも・・・ここまで足を着かずに上れただけでも、普通に考えたらすごい事です。
大抵の人なら神戸第一高校の付近で、激坂の辛さに耐えられなくなっているでしょうから。
とりあえず酸欠気味だというS藤様の呼吸が整うまでお待ちして・・・
S藤様はここからハーブ園正門前(ピーク)まで1本。
他のメンバーは全員2本・・・それでまだ走れそうなら更に3本目も・・・って感じで走りました。
この日は天気も良く昼にかけて気温は上がりそうでしたが・・・
この時間はまだ気温も高くなく、特に森の日陰に入ったところからは涼しくて、前回に比べると疲労度はかなりマシ!
「これなら3本目はいけるかも・・・。」
しかしユル原君が2本目にかなり飛ばして行ったので、余力があった僕は追いかけようと加速したのですが、やはりゴールまで残り100mを切った辺りで、気が緩んだ瞬間ハンガーノック!(笑)
素直に紅葉の茶屋へ行ってモーニングを頂くのでした。
黒くないクロのお出迎え!
最近は毛が短くなりスッキリしたせいで、『峠のチューバッカ』から『峠のコヨーテ』へとあだ名が変更されたそうで・・・
確かにコヨーテっぽいな。(笑)
帰りは下りの苦手なS藤様も頑張って下り・・・再び摩耶ケーブルの上りでクールダウンをしてから店まで戻りました。
いつもなら週末は柴犬のエルが遊びに来るまでお店で休憩しているS藤様ですが、この日ばかりは完全に疲れ切っていたみたいで、早々にご帰宅されてしまいました。
これに懲りずにハーブ園・・・足が着かないで上れるようになって下さい!
2016年8月27日土曜日
9月にチャレンジ予定・・・
実は思うところあって・・・
というか、元々危険っていわれる事にチャレンジするのが好きなんですよね。
ちなみに僕は高所恐怖症なんですけど、高い所に登るのが大好きなんです。
おかしなもので。
今北アルプスですごく行ってみたい所があって・・・
奥穂高岳の『ジャンダルム』と呼ばれる絶壁の岩の上(標高3163m)ですね。
そこに到達するまでに・・・
まずは『馬の背』を越えて・・・
更に『ロバの耳』と呼ばれる痩せ尾根を越えてジャンダルムに挑む北側稜線ルート。
ここにロマンを感じてならない。
馬の背の岩は動く所もあるそうで、崩れたらえらいことになります。
両脇には限りなく垂直の断崖絶壁、足を踏み外したら命は無い。
こういうのにロマンを感じるとかバカじゃないのか?と言われる事もありますが、子供の頃から山岳カメラマンに憧れていた事もあって、いつか趣味でやってみたいと思っているんですね。
世界で1枚の写真を撮るために命を懸けるって、やっぱりロマンですよね。
このジャンダルムは360度のパノラマが見渡せるポイントなので、目を回しさえしなければ最高の絶景を楽しめるそうです。
あと・・・
ここ『不帰ノ嶮(かえらずのつるぎ)』ですかねぇ~。
名前が素敵でしょ?
行ったら帰れなくなるかも知れないんですよ?
ワクワクしますよね!
こんなの当たり前だそうです。
ここも岩場の絶壁を登る箇所があるそうで・・・
下なんて見ようものなら足がすくんでしまいそうです。
まあそんな感じで行きたい所は色々あるのですが、今回最も行ってみたいと思った場所はまさに秘境と呼ばれるような場所なんです。
一応今回のルートとしては・・・
白馬から八方尾根を登ります。
そのまま八方池の逆さアルプスなど楽しみつつ・・・
唐松岳に登ります。
唐松岳のすぐ北側には・・・
不帰ノ嶮が見えています。
つい行きたくなる気持ちを抑えて目的地へと・・・
唐松山荘の向こうが八方尾根で・・・
右下に下るルートを進めば、餓鬼山を経て祖母谷温泉~欅平の方へ下山できます。
歩く距離としては20km弱といったところではありますが、標高も高いので六甲山系全山縦走のように簡単にはいかないと思います。
急峻なルートですが、クマもよく出没するそうなので、バッタリ出会ったら格闘ができるようにイメージトレーニングが必要です!(笑)
欅平からトロッコ鉄道に乗って、初日は宇奈月温泉で宿泊!
翌日は再度トロッコ鉄道で欅平へ戻り・・・
要するにこのルートを歩くのが今回のメインです。
『日電歩道&水平歩道』(欅平~黒部ダム)の約30kmを歩くルートです。
別名『下ノ廊下』とも呼ばれ、知る人ぞ知る難関ルートです。
~歩道なんて言うくらいだから、ハイキングのロングバージョンか?と思われがちですが・・・
とんでもない!
黒部渓谷の険しい山道です。
道幅70cmの断崖絶壁の道をひたすら歩くといった感じ。
落ちたらひとたまりもありません。
水平歩道の由来は標高1000mの等高線に沿ってほぼ水平に進むから・・・なんだとか。
8月の時点で現地はこの通りらしい。
これでも今年は雪が少ないそうで・・・
多い時だとこんな感じになるそうです。
手作り感満載の組木や通路も多く・・・
本来はこんな感じで歩く手作りの通路も、黒部渓谷の厳しい自然環境によって・・・
毎年雪解けが始まると、こんな風に通路がなくなっていたりする。
それを6月~9月中頃くらいまでの期間で、関西電力の方々が毎年数千万円ものコストをかけて、通路を整備しているらしい。
そして9月下旬頃~10月末前後までの、1年の内僅か1ヶ月前後しか実質歩く事ができないという幻のルートなんです。
先日つがいけ出場の際、久々に行った黒部ダムで、このルートの存在を知り、無性に行きたくなってウズウズしていました。
滑落死と隣り合わせなので、決して気楽に楽しめるルートではございませんが・・・
9月某日チャレンジして参ります。
もう宿も取って日程は決めていますが、リアル火曜サスペンスになってしまう可能性もあるかも知れないので、詳細は伏せて望みたいと思います。
いや~っ!ワクワクが止まらない感じです!
というか、元々危険っていわれる事にチャレンジするのが好きなんですよね。
ちなみに僕は高所恐怖症なんですけど、高い所に登るのが大好きなんです。
おかしなもので。
今北アルプスですごく行ってみたい所があって・・・
奥穂高岳の『ジャンダルム』と呼ばれる絶壁の岩の上(標高3163m)ですね。
そこに到達するまでに・・・
まずは『馬の背』を越えて・・・
更に『ロバの耳』と呼ばれる痩せ尾根を越えてジャンダルムに挑む北側稜線ルート。
ここにロマンを感じてならない。
馬の背の岩は動く所もあるそうで、崩れたらえらいことになります。
両脇には限りなく垂直の断崖絶壁、足を踏み外したら命は無い。
こういうのにロマンを感じるとかバカじゃないのか?と言われる事もありますが、子供の頃から山岳カメラマンに憧れていた事もあって、いつか趣味でやってみたいと思っているんですね。
世界で1枚の写真を撮るために命を懸けるって、やっぱりロマンですよね。
このジャンダルムは360度のパノラマが見渡せるポイントなので、目を回しさえしなければ最高の絶景を楽しめるそうです。
あと・・・
ここ『不帰ノ嶮(かえらずのつるぎ)』ですかねぇ~。
名前が素敵でしょ?
行ったら帰れなくなるかも知れないんですよ?
ワクワクしますよね!
こんなの当たり前だそうです。
ここも岩場の絶壁を登る箇所があるそうで・・・
下なんて見ようものなら足がすくんでしまいそうです。
まあそんな感じで行きたい所は色々あるのですが、今回最も行ってみたいと思った場所はまさに秘境と呼ばれるような場所なんです。
一応今回のルートとしては・・・
白馬から八方尾根を登ります。
そのまま八方池の逆さアルプスなど楽しみつつ・・・
唐松岳に登ります。
唐松岳のすぐ北側には・・・
不帰ノ嶮が見えています。
つい行きたくなる気持ちを抑えて目的地へと・・・
唐松山荘の向こうが八方尾根で・・・
右下に下るルートを進めば、餓鬼山を経て祖母谷温泉~欅平の方へ下山できます。
歩く距離としては20km弱といったところではありますが、標高も高いので六甲山系全山縦走のように簡単にはいかないと思います。
急峻なルートですが、クマもよく出没するそうなので、バッタリ出会ったら格闘ができるようにイメージトレーニングが必要です!(笑)
欅平からトロッコ鉄道に乗って、初日は宇奈月温泉で宿泊!
翌日は再度トロッコ鉄道で欅平へ戻り・・・
要するにこのルートを歩くのが今回のメインです。
『日電歩道&水平歩道』(欅平~黒部ダム)の約30kmを歩くルートです。
別名『下ノ廊下』とも呼ばれ、知る人ぞ知る難関ルートです。
~歩道なんて言うくらいだから、ハイキングのロングバージョンか?と思われがちですが・・・
とんでもない!
黒部渓谷の険しい山道です。
道幅70cmの断崖絶壁の道をひたすら歩くといった感じ。
落ちたらひとたまりもありません。
水平歩道の由来は標高1000mの等高線に沿ってほぼ水平に進むから・・・なんだとか。
8月の時点で現地はこの通りらしい。
これでも今年は雪が少ないそうで・・・
多い時だとこんな感じになるそうです。
手作り感満載の組木や通路も多く・・・
本来はこんな感じで歩く手作りの通路も、黒部渓谷の厳しい自然環境によって・・・
毎年雪解けが始まると、こんな風に通路がなくなっていたりする。
それを6月~9月中頃くらいまでの期間で、関西電力の方々が毎年数千万円ものコストをかけて、通路を整備しているらしい。
そして9月下旬頃~10月末前後までの、1年の内僅か1ヶ月前後しか実質歩く事ができないという幻のルートなんです。
先日つがいけ出場の際、久々に行った黒部ダムで、このルートの存在を知り、無性に行きたくなってウズウズしていました。
滑落死と隣り合わせなので、決して気楽に楽しめるルートではございませんが・・・
9月某日チャレンジして参ります。
もう宿も取って日程は決めていますが、リアル火曜サスペンスになってしまう可能性もあるかも知れないので、詳細は伏せて望みたいと思います。
いや~っ!ワクワクが止まらない感じです!
丹波へ食のリベンジへ・・・
柏原にある『中島大祥堂』さんへ行ってきました!
前回H川様とサイクリングで行っておきながら、こんなに素晴らしいお店だとは気付かずにスルーしてしまっていたので、今回はそのリベンジで・・・
一日中、家でゴロゴロしていたい気持ちを抑えて、頑張って丹波くんだりまで出向きました。
こういう時北区に住んでいると動きやすいですね。
僕は子供の頃北区に住んでいて、原点回帰の意味もあるのですが、根本的に都会より田舎好きなので、気軽に山や田園風景を楽しめる田舎に足を延ばしたい!そんな願望もあって北区に引越したはずだったんですよ。
しかし有馬街道は渋滞が多いし、バイクのマナーは暴走族の方がマシレベル、再度ドライブウェイだとタイヤとガソリンの消耗も激しいし、そもそも運転だけで半日分の集中力を使ってしまう!
通勤だけでも疲れる日々に、週1日だけの休日は・・・できれば布団の中で泥のようになっていたい訳で・・・
まあそんな感じです。(笑)
この日はまた特に暑かったです。
駐車場からお店までの数百mを歩いただけで暑くて溶けそうになりました。
しかしお店の中は涼しくて気持ちよかったです。
最近はこんな風に古民家或いは古民家の建材を再利用して、近代的でお洒落な建物にするのって流行なんですかね?
芦有ドライブウェイ料金所脇にある『むら玄』さんもそんな感じでしたが・・・
ランチと言うには若干お高級ですが、美味しそうなご当地食材を使ったメニューがたくさんございます。
せっかくなので美味しいものをしっかりと頂きましょう!
サラダの野菜も兵庫県内の農家から仕入れたものだそうで・・・
自慢の窯で焼いたマルゲリータピザと・・・
丹波地鶏と夏野菜の焼き物です。
運動も全然足りていないのに、食欲だけは止まらないですね。(苦笑)
食後のコーヒーは見た目が薄かったので、「えっ?アメリカンにしても薄くないか?」って驚いたのですが、こう見えてしっかりとコーヒーの味がします。
色じゃない!・・・という事なんでしょうか。
そして・・・
デザートの『黒豆きなこプリン』ですよ!
ランチも美味しかったですが、これは特に絶品でした!
器は陶芸師さんの作品らしい。
食べた後の器・・・お土産でもらえたら嬉しかったなぁ~って願望もありましたが、荷物に割れ物があると、何かにつけて神経を使いますので、また次回来店した際にでもテイクアウトで買って帰ればいいや!って結論に至りました。
基本的に僕は割れ物や生ものを持ち歩いたり、車に乗せて移動するのが嫌いなんです。
運転に神経を使うし、寄り道など自由に動けなくなるから・・・(笑)
それにしても最近は意識して野菜を食べるようにしているのですが・・・
そういう意味では家の近くにある『コロラティカフェ』の存在が本当にありがたい!
1000~1300円のランチでこんなサラダが付いてきて・・・
パンも美味しくてミネストローネも具沢山!
夏野菜たっぷりのパスタに・・・
ドリンク飲み放題!
デザートもついて・・・
カプチーノのネコが可愛過ぎる~!
やはりコストパフォーマンスで、ここに敵うランチはなかなか存在しないです。
味もとっても美味しいですし。
そして引っ越して半年になるにも関わらず、恥ずかしながら未だ片付けが終わってもおらず、外食ばかりでめっきり自炊の数が減っている僕ですが、板前をされているK林様から・・・
「たまには料理して食べはったら?」と、こんな高級食材を差し入れして頂き・・・(汗)
いや・・・ノドグロ美味しかった~!
ウニもすごく良いウニを頂いたのに、贅沢にイクラと合わせてパスタに絡め、クリームソース仕立てで頂きました。
何だかんだで美味しいものばかり食べているので、一向にダイエットできそうもありませんが・・・(笑)
K林様の食材の目利きには毎度驚かされます!
本当にいつもありがとうございます!!
たまには僕も、どこかで美味しい食材を仕入れて来ないといけませんね。(笑)
2016年8月26日金曜日
エヴァディオ新型フレームの進捗状況!
ご予約頂いているお客様方には、大変お待たせしており恐縮ではございますが、明日ようやく名古屋港に入港予定だそうです。
台風の影響で船の出港などが随分と遅れたのだとか・・・
到着次第頑張って組み上げますので、今しばらくお待ち下さいませ!
台風の影響で船の出港などが随分と遅れたのだとか・・・
到着次第頑張って組み上げますので、今しばらくお待ち下さいませ!
7月24日(日)ポタリング・・・こんな素晴らしいモーニングに出会うなんて!
この日はH川様のご提案で・・・
「最近新しくできたお店が気になっているので、行ってみませんか?」という流れになりました。
阪神・新在家駅前高架下にある『フランマルシェ』さん。
元々はゲームセンターがあった場所なんです。
いきなり余談ですが、最近ゲームセンターって本当に減ってきましたよね?
昔はリアリティーに拘ったすごいゲームをどんどん開発して、ゲームセンターで行列ができるとか当たり前の時代もあったのですが、
僕は小学生の頃に『アウトラン』や『ハングオン』で、ドライビングゲームにはまった世代なので・・・
中学生の頃には『アウトラン』の全ルート制覇とか、F-1ブームで出来た『スーパーモナコGP』の本戦クリアとか、友達との『ファイナルラップ』バトルで随分燃えていたものです。(笑)
中学生の癖にゲームセンターで1日で2~3万円もゲーム代につぎ込むとか・・・思えばバブリーな時代でした。
高校生になってからは『リッジレーサー』登場に心ときめいたのも懐かしい。
それまでシーケンシャルシフトレバータイプのセミオートマチックが主流だったのが、H型のシフトレバーとクラッチが加わって、より運転のテクニックが求められるマニュアルミッションのゲームとして登場し、しかもドリフトしやすいようにサイドブレーキまでついているのですが、そこをあえてブレーキングドリフトで速く綺麗にコーナーリングをクリアする快感を味わえるという・・・
最近はそういったときめくような体感ゲームとか皆無ですよね。
『頭文字D』のゲームとか、コースになる峠道が実在する意味での楽しさはあっても、車種によるトラクションの違いとか、ハンドルから伝わるロードインフォメーションは無いに等しく、何よりも壁やガードレールにぶつかっても速く走れる裏技とか、レベルが上がって車がオーラを纏ったら最強とか・・・全くもって意味不明で理不尽この上ない。
もうゲームの開発費もかけられないくらい、業界の売り上げは低くなっているのでしょうか?
携帯(スマホ)で簡単にゲームが遊べるようになって便利になったかのようにも思えますが、そのお陰で苦しむ業界ができているのも事実ですね。
僕はそんな便利さやお気軽さよりも、より本物志向のリアリティを求める方に、もう一度シフトし直してもらいたいと希望します。
自転車で言うところの電動シフトとか、自動車のマニュアル車減少も然り・・・
便利さを追求した結果、単純に操作する事の喜びを忘れているよなぁ~って、感じがしてならないのです。
「そこにハートやスピリッツはあるのかい?」っていう話になってしまいますが。
そういうところに遊び心や美学を求めてしまう僕には、最近の便利過ぎるツールには一切の魅力を感じなくなっています。
ああ、また余談が過ぎてしまいました。(笑)
とりあえず店内に入った我々は、ゲームセンター時代に恐らくワルの溜まり場になっていたであろう箇所・・・にあたる座席を選んで座る。
そういう場所は喫茶店の場合は概ね、落ち着いてゆったりできる場所である可能性が高いという逆転の発想です。
そして注文したメニューがやってきました!
H川様の注文した厚切りトーストの厚過ぎること!!
思わず「え~っ!」って2度見してしまう程・・・
僕と留美さんの注文したサンドも、中身がもれないようにしっかりとプレスして焼いています。
このクオリティでワンコインって考えたら、かなりのご奉仕価格じゃないかと思われます。
スタッフの人数が少なかったので、人件費をギリギリに削って頑張っているのかも知れませんが、店内の広さや座席数を考えるとかなり大変そうです。
いずれにしても今回は、H川様のお陰で素晴らしいモーニングスポットに出会えました!
また近いうちに行ってみたいです。
「最近新しくできたお店が気になっているので、行ってみませんか?」という流れになりました。
阪神・新在家駅前高架下にある『フランマルシェ』さん。
元々はゲームセンターがあった場所なんです。
いきなり余談ですが、最近ゲームセンターって本当に減ってきましたよね?
昔はリアリティーに拘ったすごいゲームをどんどん開発して、ゲームセンターで行列ができるとか当たり前の時代もあったのですが、
僕は小学生の頃に『アウトラン』や『ハングオン』で、ドライビングゲームにはまった世代なので・・・
中学生の頃には『アウトラン』の全ルート制覇とか、F-1ブームで出来た『スーパーモナコGP』の本戦クリアとか、友達との『ファイナルラップ』バトルで随分燃えていたものです。(笑)
中学生の癖にゲームセンターで1日で2~3万円もゲーム代につぎ込むとか・・・思えばバブリーな時代でした。
高校生になってからは『リッジレーサー』登場に心ときめいたのも懐かしい。
それまでシーケンシャルシフトレバータイプのセミオートマチックが主流だったのが、H型のシフトレバーとクラッチが加わって、より運転のテクニックが求められるマニュアルミッションのゲームとして登場し、しかもドリフトしやすいようにサイドブレーキまでついているのですが、そこをあえてブレーキングドリフトで速く綺麗にコーナーリングをクリアする快感を味わえるという・・・
最近はそういったときめくような体感ゲームとか皆無ですよね。
『頭文字D』のゲームとか、コースになる峠道が実在する意味での楽しさはあっても、車種によるトラクションの違いとか、ハンドルから伝わるロードインフォメーションは無いに等しく、何よりも壁やガードレールにぶつかっても速く走れる裏技とか、レベルが上がって車がオーラを纏ったら最強とか・・・全くもって意味不明で理不尽この上ない。
もうゲームの開発費もかけられないくらい、業界の売り上げは低くなっているのでしょうか?
携帯(スマホ)で簡単にゲームが遊べるようになって便利になったかのようにも思えますが、そのお陰で苦しむ業界ができているのも事実ですね。
僕はそんな便利さやお気軽さよりも、より本物志向のリアリティを求める方に、もう一度シフトし直してもらいたいと希望します。
自転車で言うところの電動シフトとか、自動車のマニュアル車減少も然り・・・
便利さを追求した結果、単純に操作する事の喜びを忘れているよなぁ~って、感じがしてならないのです。
「そこにハートやスピリッツはあるのかい?」っていう話になってしまいますが。
そういうところに遊び心や美学を求めてしまう僕には、最近の便利過ぎるツールには一切の魅力を感じなくなっています。
ああ、また余談が過ぎてしまいました。(笑)
とりあえず店内に入った我々は、ゲームセンター時代に恐らくワルの溜まり場になっていたであろう箇所・・・にあたる座席を選んで座る。
そういう場所は喫茶店の場合は概ね、落ち着いてゆったりできる場所である可能性が高いという逆転の発想です。
そして注文したメニューがやってきました!
H川様の注文した厚切りトーストの厚過ぎること!!
思わず「え~っ!」って2度見してしまう程・・・
僕と留美さんの注文したサンドも、中身がもれないようにしっかりとプレスして焼いています。
このクオリティでワンコインって考えたら、かなりのご奉仕価格じゃないかと思われます。
スタッフの人数が少なかったので、人件費をギリギリに削って頑張っているのかも知れませんが、店内の広さや座席数を考えるとかなり大変そうです。
いずれにしても今回は、H川様のお陰で素晴らしいモーニングスポットに出会えました!
また近いうちに行ってみたいです。
2016年8月19日金曜日
7月23日(土)走行会・・・遅くなったという僕の実力?
この日はよく当店に愛車(コルナゴ)のメンテナンスでお越し頂くH村様が初参加!
更にはK田様やトミーさん2号、I藤様の参加で熱気ムンムン!
本当はこの日・・・僕はサボりたくて前週から「次回はモーニングするくらいの気持ちで走りますからね!」って宣言していたのです。
「うわ~っ!サボらせてもらえそうも無い空気やな~。」
そう愚痴をこぼしながら・・・
「よっしゃ~!今日はハーブ園の上りを2本行っときましょか?」
全員沈黙・・・
「う~ん。いいリアクションですね~。」
まあ僕としては短時間で、ヘビーなトレーニングを手っ取り早く終わらせて・・・
ノンビリとモーニングを楽しみたい訳ですよ。
そして初参加のH村様には洗礼の儀式を実施できるので・・・
ハーブ園がベストじゃないかと・・・
1本じゃ物足りないでしょ?
だから2本で(笑)
H村様は上りはあんまり走らないとおっしゃっていましたが、栂池で両脚攣ってまともに走れなかった等、僕が不調だと言っているのが一体どの程度酷いのか・・・
そんな興味本位もあってのご参加だったそうです。(笑)
確かに僕は遅くなっていますし・・・何より、布引ハーブ園までの上りは何度上っても好きになれないくらい険しい上りです。
そんな僕からH村様に「布引の滝のカーブまではペースを抑えてノンビリ行きますね。そこからの残り1kmが地獄なので、前半1kmはウォーミングアップだと割り切って下さいね!」とアドバイス。
ユル原君とM籏君が若さを持て余して、先に仕掛けてどんどん先に進んでいきます。
K田様はハンディキャップを楽しみたいのか、まだカウンターを仕掛けず僕とトミーさん2号に続いて脚を温存。
そのすぐ後ろをI藤様とH村様が走って・・・
H川様はまだエンジンが温まっていない様子で、最後尾をマイペースに走っています。
神戸第一高校のテニスコート前を過ぎた辺りからK田様に動きが・・・
布引の滝のカーブが見えた瞬間追撃開始!
そのスピードアップを見てトミーさん2号も反応。
僕は思っていた以上にしんどかったので、無理に追わずにしばらく様子見。
残り700m付近の右カーブを曲がってからが勝負です。
そこからの500mは本当に試練と言っても過言ではありません。
そこでトミーさんのペースが落ちているのを見て、僕は徐々にペースアップ!
後ろはI藤様が少し遅れて上ってきましたが・・・H村様が千切れた模様。
僕はもう1本走るつもりのペースで上っていたせいか、無理すればK田様くらいまでは追いつけそうな感じでしたが、程々にトミーさんと追いかけっこを楽しんでゴール。
朝ごはんはまだでしたが、何とかもう1本走ってもエネルギーが持ちそうな予感。
H村様は初めて走るハーブ園までの登坂で、「こんなにもきつい上り坂があったなんて?」という想いで、堪らず足を着いてしまったそうです。
最後はH川様にも抜かれ、押して上って来られました。
当店の走行会名物に「いつもこんな上り坂を走ってたんや~!」と随分とショックを受けられた模様。
そして間髪いれず・・・
「さあもう1本行きましょか~!」と僕が言ったもので、「うわっ、ありえんわ~。」というリアクション。
もう1本と言っても、さすがに新神戸駅からじゃだるいので、布引の滝のカーブからって事で皆さんにご納得頂きました。
H村様は皆さんの走りを見てみたいという事でしたので、ゴールまで800mのポイントで見学してから、乗れる限り足を地面に着かないように頑張って上りますとおっしゃいました。
僕とK田様、トミーさん2号で牽制し合いながら上っていたら、H村様の見ている前でユル原君がアタック!
そしてM籏君が強烈なカウンターアタック!
「おいおい!変速が壊れそうな音やなぁ!もう少し自転車に優しく操作しろよなぁ~!」とか言いながら僕がペースを上げずにダンシングしていると、K田様が先行する2人を追って加速。
「うわっ!マジか~。」と僕も嫌々反応(笑)
ゴール前700m地点のカーブを曲がった瞬間、M籏君は既に力尽きて失速。
ユル原君もメルクスのスカンジウムで走っていた時に比べたら、目に見えて判るくらい切れ味が無いので・・・
「これは刺し返せるかも・・・。」
僕はK田様のスピードに着いて行き、一気にトミーさん2号を引き離す。
M籏君を捉えて、あとは2人だけ・・・と思って曲がった残り200m地点を過ぎた左のヘアピンカーブで・・・
突然のハンガーノックに襲われて失速。
「あと少しでゴール!追いつける!」そんな一瞬の気の緩みが、ハンガーノックの引き金になる事もあるんですね。
それまでグイグイ踏めたギアが、踏むどころか止まりそうになって、バランスを崩してフラフラ・・・
ロープウェイ下の最終コーナーを曲がる頃にはM籏君にも置いて行かれ・・・
最後はトミーさんにも刺し返されてゴール。
「悔し~っ!」
最近のハンガーノック癖・・・自分でもすごく気になっていますが・・・
やはり食べてから走らないと駄目ですね。(笑)
H村様は「もうこんな道2度と走りたくない!」と言いながらも、皆さんの走りに感動したらしく・・・
「店長も調子が悪いとは聞いていましたけど、何だかんだ言ってよくこんな激坂を・・・。」と驚いておられました。
『紅葉の茶屋』に行ったら女将さんや常連のお客さん達が、「随分久しぶりやね~!」って、よく覚えてらっしゃいます。
黒くないクロ(写真のワンちゃん)も毛をカットして・・・
チューバッカみたいな外見が、コヨーテみたいになっていました。(笑)
この日は8名だったので、賑やかにモーニングタイムを楽しめました。
そして茶屋に居座るべっぴんさん(写真中央に見えるニャンコ)を写真で撮ろうと、I藤様が近付きますが・・・
見事に逃げられて悔しそうでした!(笑)
この後下山し、青谷方面へ上って、『クールダウン』と称して、摩耶ケーブルまでの登坂を1本上る事にしたのですが・・・
またしてもユル原君とM籏君がアタック!
今度はK田様とトミーさん2号もすぐに反応!
「うわっ!マジか~!」
結局はそういう面倒臭い展開になるのであります。(笑)
今度ばかりはモーニングを食べて少しは回復しているので・・・
遠慮なくM籏君とトミーさんを刺し返して、ケーブル駅前へゴール!
「あ~っ!疲れた。」(笑)
H村様は「クールダウンなんて言葉に騙された!」とおっしゃっていましたが・・・
とてもクールダウンのペースでは無かったですよ・・・はい。
しかし何か・・・しばらく忘れていた気持ちが蘇って来たような・・・。
これですよね!
誰かがアタックして、後先考えずに反応してカウンター!
こういう無謀にも見えるような走りがワクワクできて楽しい・・・。
そう思っていた頃の記憶が久々に蘇りました!
ユル原君とM籏君!
今回は本当にありがとう!楽しかったよ!
そして何だかんだ言いつつ・・・
H村様はこの日以来、暇さえあればハーブ園までの上り坂にチャレンジしているそうです。
先日「もう足を着かずに上れる自信があります!」とご報告頂き、非常に嬉しかったですね!
是非また一緒に『アホみたいに強烈な激坂』を楽しみましょう!
更にはK田様やトミーさん2号、I藤様の参加で熱気ムンムン!
本当はこの日・・・僕はサボりたくて前週から「次回はモーニングするくらいの気持ちで走りますからね!」って宣言していたのです。
「うわ~っ!サボらせてもらえそうも無い空気やな~。」
そう愚痴をこぼしながら・・・
「よっしゃ~!今日はハーブ園の上りを2本行っときましょか?」
全員沈黙・・・
「う~ん。いいリアクションですね~。」
まあ僕としては短時間で、ヘビーなトレーニングを手っ取り早く終わらせて・・・
ノンビリとモーニングを楽しみたい訳ですよ。
そして初参加のH村様には洗礼の儀式を実施できるので・・・
ハーブ園がベストじゃないかと・・・
1本じゃ物足りないでしょ?
だから2本で(笑)
H村様は上りはあんまり走らないとおっしゃっていましたが、栂池で両脚攣ってまともに走れなかった等、僕が不調だと言っているのが一体どの程度酷いのか・・・
そんな興味本位もあってのご参加だったそうです。(笑)
確かに僕は遅くなっていますし・・・何より、布引ハーブ園までの上りは何度上っても好きになれないくらい険しい上りです。
そんな僕からH村様に「布引の滝のカーブまではペースを抑えてノンビリ行きますね。そこからの残り1kmが地獄なので、前半1kmはウォーミングアップだと割り切って下さいね!」とアドバイス。
ユル原君とM籏君が若さを持て余して、先に仕掛けてどんどん先に進んでいきます。
K田様はハンディキャップを楽しみたいのか、まだカウンターを仕掛けず僕とトミーさん2号に続いて脚を温存。
そのすぐ後ろをI藤様とH村様が走って・・・
H川様はまだエンジンが温まっていない様子で、最後尾をマイペースに走っています。
神戸第一高校のテニスコート前を過ぎた辺りからK田様に動きが・・・
布引の滝のカーブが見えた瞬間追撃開始!
そのスピードアップを見てトミーさん2号も反応。
僕は思っていた以上にしんどかったので、無理に追わずにしばらく様子見。
残り700m付近の右カーブを曲がってからが勝負です。
そこからの500mは本当に試練と言っても過言ではありません。
そこでトミーさんのペースが落ちているのを見て、僕は徐々にペースアップ!
後ろはI藤様が少し遅れて上ってきましたが・・・H村様が千切れた模様。
僕はもう1本走るつもりのペースで上っていたせいか、無理すればK田様くらいまでは追いつけそうな感じでしたが、程々にトミーさんと追いかけっこを楽しんでゴール。
朝ごはんはまだでしたが、何とかもう1本走ってもエネルギーが持ちそうな予感。
H村様は初めて走るハーブ園までの登坂で、「こんなにもきつい上り坂があったなんて?」という想いで、堪らず足を着いてしまったそうです。
最後はH川様にも抜かれ、押して上って来られました。
当店の走行会名物に「いつもこんな上り坂を走ってたんや~!」と随分とショックを受けられた模様。
そして間髪いれず・・・
「さあもう1本行きましょか~!」と僕が言ったもので、「うわっ、ありえんわ~。」というリアクション。
もう1本と言っても、さすがに新神戸駅からじゃだるいので、布引の滝のカーブからって事で皆さんにご納得頂きました。
H村様は皆さんの走りを見てみたいという事でしたので、ゴールまで800mのポイントで見学してから、乗れる限り足を地面に着かないように頑張って上りますとおっしゃいました。
僕とK田様、トミーさん2号で牽制し合いながら上っていたら、H村様の見ている前でユル原君がアタック!
そしてM籏君が強烈なカウンターアタック!
「おいおい!変速が壊れそうな音やなぁ!もう少し自転車に優しく操作しろよなぁ~!」とか言いながら僕がペースを上げずにダンシングしていると、K田様が先行する2人を追って加速。
「うわっ!マジか~。」と僕も嫌々反応(笑)
ゴール前700m地点のカーブを曲がった瞬間、M籏君は既に力尽きて失速。
ユル原君もメルクスのスカンジウムで走っていた時に比べたら、目に見えて判るくらい切れ味が無いので・・・
「これは刺し返せるかも・・・。」
僕はK田様のスピードに着いて行き、一気にトミーさん2号を引き離す。
M籏君を捉えて、あとは2人だけ・・・と思って曲がった残り200m地点を過ぎた左のヘアピンカーブで・・・
突然のハンガーノックに襲われて失速。
「あと少しでゴール!追いつける!」そんな一瞬の気の緩みが、ハンガーノックの引き金になる事もあるんですね。
それまでグイグイ踏めたギアが、踏むどころか止まりそうになって、バランスを崩してフラフラ・・・
ロープウェイ下の最終コーナーを曲がる頃にはM籏君にも置いて行かれ・・・
最後はトミーさんにも刺し返されてゴール。
「悔し~っ!」
最近のハンガーノック癖・・・自分でもすごく気になっていますが・・・
やはり食べてから走らないと駄目ですね。(笑)
H村様は「もうこんな道2度と走りたくない!」と言いながらも、皆さんの走りに感動したらしく・・・
「店長も調子が悪いとは聞いていましたけど、何だかんだ言ってよくこんな激坂を・・・。」と驚いておられました。
『紅葉の茶屋』に行ったら女将さんや常連のお客さん達が、「随分久しぶりやね~!」って、よく覚えてらっしゃいます。
黒くないクロ(写真のワンちゃん)も毛をカットして・・・
チューバッカみたいな外見が、コヨーテみたいになっていました。(笑)
この日は8名だったので、賑やかにモーニングタイムを楽しめました。
そして茶屋に居座るべっぴんさん(写真中央に見えるニャンコ)を写真で撮ろうと、I藤様が近付きますが・・・
見事に逃げられて悔しそうでした!(笑)
この後下山し、青谷方面へ上って、『クールダウン』と称して、摩耶ケーブルまでの登坂を1本上る事にしたのですが・・・
またしてもユル原君とM籏君がアタック!
今度はK田様とトミーさん2号もすぐに反応!
「うわっ!マジか~!」
結局はそういう面倒臭い展開になるのであります。(笑)
今度ばかりはモーニングを食べて少しは回復しているので・・・
遠慮なくM籏君とトミーさんを刺し返して、ケーブル駅前へゴール!
「あ~っ!疲れた。」(笑)
H村様は「クールダウンなんて言葉に騙された!」とおっしゃっていましたが・・・
とてもクールダウンのペースでは無かったですよ・・・はい。
しかし何か・・・しばらく忘れていた気持ちが蘇って来たような・・・。
これですよね!
誰かがアタックして、後先考えずに反応してカウンター!
こういう無謀にも見えるような走りがワクワクできて楽しい・・・。
そう思っていた頃の記憶が久々に蘇りました!
ユル原君とM籏君!
今回は本当にありがとう!楽しかったよ!
そして何だかんだ言いつつ・・・
H村様はこの日以来、暇さえあればハーブ園までの上り坂にチャレンジしているそうです。
先日「もう足を着かずに上れる自信があります!」とご報告頂き、非常に嬉しかったですね!
是非また一緒に『アホみたいに強烈な激坂』を楽しみましょう!
2016年8月17日水曜日
これってどうすればいいの?回収に来て欲しい自転車・・・
もう2週間近く当店に放置されている自転車です。
小学生中学年くらいの男の子が押してきて「パンク修理をして下さい!」とやって来たのですが・・・
「修理の代金は持ってるの?」って聞いたら、「いいえ、お金は持っていません。」と返事がありました。
正直小学生の来店者の多くはそんな感じですが・・・
気になるのは・・・
①パンクかも知れないけど、空気が抜けただけ(いたずらで抜かれただけ)と思いたい希望
②パンクくらい小学生がお願いしたらタダで修理をしてもらえるかも知れない希望
③単純に困って言いに行くところがなくて、とりあえず持ってきた
④友達の自転車(代理又は付き添い)で持ってきたけど、誰もお金を持っていない
一体どのパターンなんだろう?って事。
①の場合は自分がお金を持っていない自覚のある場合も多く、結局パンクと判断ができたら、家に帰って保護者に修理代の相談に帰る場合がほとんど。
家に帰っても保護者がいない場合は「後日でもいいよ!」って自転車を預かっておく場合もある。(チューブが傷まないように)
④の場合は友達の親切心に心を打たれそうだが、修理代がかかる事には違いないので、結局①の流れになる事がほとんど。
③の場合は家が遠くてとりあえず・・・ってケースが多いけど、どうすればいいかの優先順位が判断できないだけだと思えば可愛いものである。これも①の流れになるのが大半。
一番あり得ないようで多いケースが②である。
この場合恐ろしいのが、子供の独断でそう思っているのか、大人(主に親)がそう仕向けているのかどちらなんだろう?って問題。
どっちにしても恐ろしいでしょ?
以前困っているのに見かねて「お金は後で持って来ればいいから直してあげるよ!」って、子供を信用して先に直してあげた結果・・・
(A)修理代を聞いた保護者から「何で勝手に直したのよ!」って逆にクレームが入ったケース
(B)修理後「帰ったらすぐに保護者に伝えて、お金持って来てね!」ってお願いしたが来なかった
(C)Bのケースを踏まえて名前と連絡先を聞いたらどっちも嘘で、支払いに来なかったケース
いずれも地元の小学生で実際にあった話。
以上の事から、何を言われようが、保護者の確認が取れない修理は絶対に受けない!というルールを設ける事になったのですが・・・
今回はまず持ってきた子の身長に対して自転車のセッティングが大人サイズだったので、親かお兄ちゃんの差し金である可能性が高いという判断。
次にパンク修理という話で持って来ているが、ライトが破損していたり、チェーンが弛んでいる等、明らかに整備不良で、盗難車である可能性が少なからずあるという判断。
そこまで判っていながら子供に名前と連絡先を聞かなかった事は、その応対をしたスタッフのミスではありますが、さすがに自転車を預けたまま戻って来ない訳がない!と思いますよね?普通・・・
なので僕もそれについてスタッフを責めるつもりもありません。(今後は慎重に判断してね!って話はしましたが・・・)
それから約2週間・・・
取りに来る気配が全く無いのですが・・・
防犯シールが貼ってあったので警察に連絡して、事情を説明するも・・・
盗難届けが出ていないというだけで、持ち主への確認もしてくれなければ、放置されて困っている当店の事情なんて知ったこっちゃないという。
当然防犯登録の個人情報も教えてくれない訳である。
当店として持ち主に連絡すら出来ない・・・
これってどうすればいいんだろう?
警察って本当に・・・どうしてこうも頼りにならないものなのか?
引取りにも修理にも来ないのであれば、処分も視野に入れてはいますが・・・
事情も判らないものをそうそう勝手に処分ができないので、これはこれで悩ましい問題です。
皆さんならどうされます?
あ~っ!参ったなぁ~。
2016年8月12日金曜日
てめぇの自転車くらい、たまには洗車しろよ!
って思う事が『ほぼほぼ毎日』の生活もそろそろ4年が経過します・・・
いや・・・嬉しい事にお客様は増えてきているので、その分『メッチャ汚い自転車』で来店されるお客様も比例するように増えているという・・・。
まあ現状そんなところでしょうか。
念の為に申し上げますと、僕はお客様が『神様』だなんて微塵も思っておりません。
だからといって敷居を高くして、偉そうな接客をしている訳でもありません。
HPにも書いている通り、当店は自転車を愛する人・・・或いは愛せる自転車を探したい人の為のお店ですが・・・
その条件を満たしていないからといって、これまた相手にしない訳ではないし、見下すつもりもありません。
皆さん対等だと思っています。
しかし・・・
どうしようもなく汚い自転車を見ると悲しくなる事があります。
10年、20年、30年・・・それ以上使いこんで汚れた自転車とは、全く種類が異なります。
如何に自転車を・・・或いは自身の命を軽んじて見ているかが伺えるような自転車です。
その時ばかりは自転車の扱いに対して怒りを覚えてしまうので、対等・・・ではなくなってしまう事もしばしば・・・
つい接客対応も説教っぽくなってしまうんですよね。(笑)
パンク修理で来た自転車・・・
「これって雨の日も走ってますか?」
「あっ、はい。通勤用なので雨の日も・・・。」
「そうですか。雨の日に走った後は特に、ブレーキダストで自転車が汚れやすいんですよ。そうするとブレーキ性能にも影響するもんで、極力乾拭きだけでもいいから手入れしておいてもらえますかねぇ?」
ホイールにちょっと当たっただけで服も真っ黒!
「マジかよ~!」
頭にきた僕は・・・
まずはホイール及び自転車を洗車してからパンク修理!
ちょっとはピカピカになったでしょ?(笑)
この自転車も前輪がパンクで・・・
っていうかホイールの色が黒ですよね?
ところが・・・
こうなる訳ですよ。
この後スポークの汚れも可能な限り拭き取りました。
パンク修理なんてたかだか800~1000円程度しか修理代をもらっていないのに、両手を真っ黒にして服まで汚して・・・そんな手入れも洗車もしていないような、愛車を大事に出来ない人のパンク修理を何でそこまでせんとならんの?
それが『僕が自転車屋を代表して、自転車に乗る人たちに声を大にして訴えたい本音』です。
以上の2台についても、本当なら洗車した代金も頂きたいくらい手間をかけていますが、実際に頂いたのはパンク修理代のみ!
その代わりお客様には「何か変化を感じませんか?」って質問して、気付かなかったらお説教・・・するつもりでしたけど・・・
でもちゃんと気付いて下さったので、「ご自身の安全性にも関わる事なので、たまには洗車してあげて下さいね!僕も真っ黒けになって作業するのすごく嫌やし!(笑)」って話をしたら、大抵の方はご理解を示して下さいます。
僕もそうですがこんな仕事をしていたら、スタッフの手は荒れるし指のシワや爪の中に黒い油汚れがついて取れなくなるのは当たり前なんですが、自転車だけではなくアパレルも扱っていますし、お客様に作業中お待ち頂いている間にお茶を出したりもしますし・・・
それに自分自身がお腹が空けばご飯も食べるし、店の壁は白塗りですし・・・
常に手の汚れを擦って洗い落とさないと、次の作業に差し障ります。
何より汚れた手で次にお待ちのお客様の自転車を触るのも失礼な話でしょ?
毎回気持を入れ替えるために必ず手を洗うんですね。
そういった事情もあるので、せめて修理に持ってくる前に、さっとでもいいから自転車を洗車してから持ってきてもらいたいものだと思うのですが・・・
そこまで言っちゃうと自転車屋の我が侭になっちゃいますかねぇ~?(笑)
しかし同じロードバイク乗りとして我慢できなくなる事だってあります。
こんな真っ黒けなブレーキダストまみれのホイール・・・
貴方は堪えれますか?
鉄粉を噛んだブレーキシューで走り続けたら、リムのブレーキ当たり面がこのように傷だらけになってブレーキも効かなくなるし・・・
酷いものだと金属同士の削り合いになって、リムが痩せて変形・・・そして走行中に割れる。
そうなるとタイヤやチューブがバーストするのも時間の問題。
それにも気付かずに乗り続けたら、突然のトラブルで事故して・・・死ぬ可能性が高いですよ。
このホイールも既にリムのブレーキ当たり面が波打ち始めていたので、少々研磨してもどうにもならないレベル・・・
むしろ夏場にハードブレーキングを多用すると、空気圧の熱膨張に堪えられなくなって割れる可能性が大きいでしょう。
そうならないようにする為に、洗車してホイールのブレーキダストが溜まらないように管理する必要性があるのです。
この方は空気圧の管理すらまともに行なっていないというのが、このチューブの細かい傷から伺えます。
実際に持って来た時にパンクしていない側のタイヤの空気圧を測ったら2気圧でした。
ロードバイクは7~8気圧が一般的な空気圧だと考えたら、如何に放ったらかしなのかが窺い知れる数値です。
ありえません!
この時点で僕は怒りに近い感情が湧き上がってくるので、他のスタッフに対応をお願いする事さえあったりします。
ロードバイクに乗っている者としては絶対にありえない行為が、空気圧管理の無頓着なのです。
そもそも家が近いのに「空気を入れて下さい!」って平気な顔して来るロード乗りは、フロアポンプも持っていないのか?って話にもなります。
それ以上にビックリなのが「空気圧は何気圧で合わせておきましょうか?」って質問に対して、「いや、良く判らないのでお任せします。」っていうパターン。
僕らの心の中では「はぁ?自分の自転車の空気圧も解かってないんかい?」って苛立ちと、戸惑いが発生します。
当店は空気入れは無料でサービスをしています。
しかしロードやクロスバイクは大半が7気圧以上入れるんです!ものすごく肉体労働です。
それなのに空気圧も知らないって、その度にタイヤに記載されている推奨空気圧を調べないと作業が進まない訳で、ものすごく無駄な手間がかかりますよね?
手も汚れるし、ブレーキダストまみれのタイヤだったら記載している文字も読み取りにくくて・・・
「あ~っ!イライラするわ~!」って大声で叫びたい気分になる事だってあります。
そのくらい空気圧に無頓着である事は、同じくロードバイクに乗っている人を愚弄するような行為なんですよ。
ブレーキキャリパーの汚れを見ても、放ったらかし具合が手に取るように判ります。
新品時のキャリパーに貼っている梱包用の保護シールも、剥がさずに貼ったままですね。
このロードバイクはあえてメーカーもモデルも伏せてはおきますが、ここ最近10万円台で購入できたスチール(クロモリ)フレームの完成車としては、稀に見る名車でした。
パーツ構成などは、同価格帯の他社のモデルと比べるとかなり見劣りはするものの、フレームが本当によく出来ていて、これだったら僕も欲しかったなぁ~って思えるくらいの素晴らしいロードバイクです。
それなのにねぇ~。
バーテープのエンドキャップも欠損したまま。
「通勤用でしか乗ってないから・・・。」という言い訳はよく聞きます。
「じゃあ何でロードバイクにしたんや?」
「ママチャリで良かったんとちゃうんか?」
「ロードバイクに乗る事の覚悟も無い奴が乗るんじゃねぇよ!」
っていうような酷い言い方しか出来なくなる、この悲しさ。
表現の一つとして僕は『ロードバイクに乗る覚悟』の話をしましたが・・・
ロードバイクは人力で走る乗り物として、何よりも速く走るために作られた自転車です。
本来であれば通勤や買い物で使うような、街乗りが目的の乗り物ではありません。
純粋に速さを求める為の自転車ですから、当然スピードは出やすいです。
当たり前の事ですが、重量が軽くてタイヤも細い。
重量が軽いという事は耐久性などは通常のママチャリと比べても、下手をすれば劣るかも知れない。
体重のある人が荷物を背負ったり、ハンドルに重たい荷物を引っ掛けて走ったりすれば、金属疲労も起こりやすいでしょう。
超軽量フレームにもなると、一番肉薄なパイプだと指で弾いただけで凹んだり、ひびが入る可能性がある訳で、雑な扱いができないことは明白。
タイヤは細いので空気圧もママチャリの倍くらいの圧を入れます。
その為高圧によってタイヤやチューブ、ホイールにダメージやストレスを蓄積させない意味でも、空気が抜けやすい構造にできています。
8気圧入れていても翌日には6気圧前後まで減っていて当たり前なんです。
それを6気圧以下で走って、タイヤがへしゃげて地面との接地面積が広くなればなるほど、パンクのリスクは上がる。
何より綺麗な円形を保てなくなった時点で、タイヤの構造自体にも余計なダメージを蓄積させ、ひび割れやタイヤサイドの擦り切れなどにも繋がってきます。
タイヤ1本2500~30000円まで様々ですが、2500円のタイヤでさえ「高い」という人に限って、空気圧の管理などが無頓着で、何も自分の自転車の事が解かってらっしゃらなかったりするものです。
「走れたら何だっていいねん!」っていう考え方の人は、根本的にロードバイクである必要がない訳です。
そしてロードバイクはタイヤやブレーキの消費も激しいです。
タイヤは距離で言えば2000~3000km。距離はそんなに走らないって人の場合も、年月で言えば、1年~1年半でタイヤのゴムは劣化します。
安全に走るためには、定期的に部品の交換やメンテナンスが必要なんです。
それを面倒だと思う方には、「貴方がロードバイクに乗るのはまだ早い!」とだけ言わせて頂きたい。
だから覚悟がいるんです。
ロードバイクは単に速く走る為の道具でもファッションの道具でもありません!
人馬一体を感じられる、言わば身体の一部なんです。
常にベストコンディションで走り、それによって故障箇所や異常があれば、乗った瞬間身体で感じる事ができる・・・
そのくらいデリケート且つ判りやすい乗り物なんです。
何となく乗っていて変化にも気付かないようだと、宝の持ち腐れだと言われても仕方がないレベルなんです。(厳しい言い方をすれば・・・)
自分の気持ちやイメージを走りで表現してくれて、時には命にも関わる瞬間を共に体験する乗り物ですから、恋人やパートナーくらいに考えて付き合って欲しい訳ですよ。
少なくとも我々自転車屋のメカニックは、お客様の命の安全が第一で、その上で細かなセッティングまでお客様の体格や走りに合わせて、一台一台異なったセッティングで組んだり調整したりするものなので・・・
せっかくそのお客様の為に気持ちを込めて自転車を仕上げたのにも関わらず、扱いが雑だと本当に萎えるんですよね。
いや、「仕事が忙しくて自転車を触っている暇すらない!」って言うのであれば、それはそれで解からないでもありません。
僕も自分の自転車を触っている時間がありませんので、痛いほど気持ちは解かります。
それならそれで全然構いませんので・・・
恐縮ではございますが、「全然洗車も出来てないので汚いのですが・・・」とか、「洗車も併せてお願いしても構いませんか?」などと一言添えて頂けると、我々の気持ちは大幅に救われます。
お客様がご自身の自転車に対して自覚されているのであれば、我々も協力を惜しまないというか。
頑張って作業ができると思うんですよ。
僕らも人間ですから、気持ちの部分で動いている要素もかなり高いので、お客様のご協力(日頃の洗車など)や、是非心ある言い訳などを聞かせて頂けたりすると、僕なんかは単純な性格なので、喜んで作業をさせて頂いたりします。
どうか皆さん、車もバイクも自転車も関係なく、ご自身の愛車に「いつもありがとう。」とか、「今日もご苦労様!」という声をかけてあげて下さい!
コミック『ワンピース』のウォーターセブン編の終盤、初期から乗船して、共に冒険していた海賊船『メリー号』との別れのシーンがありますが、そこでクルーたちの気持ちになって涙を流せる方なら、その意味がよく解かると思います。
それが自転車好房と名乗る、我々からのお願いです。
いや・・・嬉しい事にお客様は増えてきているので、その分『メッチャ汚い自転車』で来店されるお客様も比例するように増えているという・・・。
まあ現状そんなところでしょうか。
念の為に申し上げますと、僕はお客様が『神様』だなんて微塵も思っておりません。
だからといって敷居を高くして、偉そうな接客をしている訳でもありません。
HPにも書いている通り、当店は自転車を愛する人・・・或いは愛せる自転車を探したい人の為のお店ですが・・・
その条件を満たしていないからといって、これまた相手にしない訳ではないし、見下すつもりもありません。
皆さん対等だと思っています。
しかし・・・
どうしようもなく汚い自転車を見ると悲しくなる事があります。
10年、20年、30年・・・それ以上使いこんで汚れた自転車とは、全く種類が異なります。
如何に自転車を・・・或いは自身の命を軽んじて見ているかが伺えるような自転車です。
その時ばかりは自転車の扱いに対して怒りを覚えてしまうので、対等・・・ではなくなってしまう事もしばしば・・・
つい接客対応も説教っぽくなってしまうんですよね。(笑)
パンク修理で来た自転車・・・
「これって雨の日も走ってますか?」
「あっ、はい。通勤用なので雨の日も・・・。」
「そうですか。雨の日に走った後は特に、ブレーキダストで自転車が汚れやすいんですよ。そうするとブレーキ性能にも影響するもんで、極力乾拭きだけでもいいから手入れしておいてもらえますかねぇ?」
ホイールにちょっと当たっただけで服も真っ黒!
「マジかよ~!」
頭にきた僕は・・・
まずはホイール及び自転車を洗車してからパンク修理!
ちょっとはピカピカになったでしょ?(笑)
この自転車も前輪がパンクで・・・
っていうかホイールの色が黒ですよね?
ところが・・・
こうなる訳ですよ。
この後スポークの汚れも可能な限り拭き取りました。
パンク修理なんてたかだか800~1000円程度しか修理代をもらっていないのに、両手を真っ黒にして服まで汚して・・・そんな手入れも洗車もしていないような、愛車を大事に出来ない人のパンク修理を何でそこまでせんとならんの?
それが『僕が自転車屋を代表して、自転車に乗る人たちに声を大にして訴えたい本音』です。
以上の2台についても、本当なら洗車した代金も頂きたいくらい手間をかけていますが、実際に頂いたのはパンク修理代のみ!
その代わりお客様には「何か変化を感じませんか?」って質問して、気付かなかったらお説教・・・するつもりでしたけど・・・
でもちゃんと気付いて下さったので、「ご自身の安全性にも関わる事なので、たまには洗車してあげて下さいね!僕も真っ黒けになって作業するのすごく嫌やし!(笑)」って話をしたら、大抵の方はご理解を示して下さいます。
僕もそうですがこんな仕事をしていたら、スタッフの手は荒れるし指のシワや爪の中に黒い油汚れがついて取れなくなるのは当たり前なんですが、自転車だけではなくアパレルも扱っていますし、お客様に作業中お待ち頂いている間にお茶を出したりもしますし・・・
それに自分自身がお腹が空けばご飯も食べるし、店の壁は白塗りですし・・・
常に手の汚れを擦って洗い落とさないと、次の作業に差し障ります。
何より汚れた手で次にお待ちのお客様の自転車を触るのも失礼な話でしょ?
毎回気持を入れ替えるために必ず手を洗うんですね。
そういった事情もあるので、せめて修理に持ってくる前に、さっとでもいいから自転車を洗車してから持ってきてもらいたいものだと思うのですが・・・
そこまで言っちゃうと自転車屋の我が侭になっちゃいますかねぇ~?(笑)
しかし同じロードバイク乗りとして我慢できなくなる事だってあります。
こんな真っ黒けなブレーキダストまみれのホイール・・・
貴方は堪えれますか?
鉄粉を噛んだブレーキシューで走り続けたら、リムのブレーキ当たり面がこのように傷だらけになってブレーキも効かなくなるし・・・
酷いものだと金属同士の削り合いになって、リムが痩せて変形・・・そして走行中に割れる。
そうなるとタイヤやチューブがバーストするのも時間の問題。
それにも気付かずに乗り続けたら、突然のトラブルで事故して・・・死ぬ可能性が高いですよ。
このホイールも既にリムのブレーキ当たり面が波打ち始めていたので、少々研磨してもどうにもならないレベル・・・
むしろ夏場にハードブレーキングを多用すると、空気圧の熱膨張に堪えられなくなって割れる可能性が大きいでしょう。
そうならないようにする為に、洗車してホイールのブレーキダストが溜まらないように管理する必要性があるのです。
この方は空気圧の管理すらまともに行なっていないというのが、このチューブの細かい傷から伺えます。
実際に持って来た時にパンクしていない側のタイヤの空気圧を測ったら2気圧でした。
ロードバイクは7~8気圧が一般的な空気圧だと考えたら、如何に放ったらかしなのかが窺い知れる数値です。
ありえません!
この時点で僕は怒りに近い感情が湧き上がってくるので、他のスタッフに対応をお願いする事さえあったりします。
ロードバイクに乗っている者としては絶対にありえない行為が、空気圧管理の無頓着なのです。
そもそも家が近いのに「空気を入れて下さい!」って平気な顔して来るロード乗りは、フロアポンプも持っていないのか?って話にもなります。
それ以上にビックリなのが「空気圧は何気圧で合わせておきましょうか?」って質問に対して、「いや、良く判らないのでお任せします。」っていうパターン。
僕らの心の中では「はぁ?自分の自転車の空気圧も解かってないんかい?」って苛立ちと、戸惑いが発生します。
当店は空気入れは無料でサービスをしています。
しかしロードやクロスバイクは大半が7気圧以上入れるんです!ものすごく肉体労働です。
それなのに空気圧も知らないって、その度にタイヤに記載されている推奨空気圧を調べないと作業が進まない訳で、ものすごく無駄な手間がかかりますよね?
手も汚れるし、ブレーキダストまみれのタイヤだったら記載している文字も読み取りにくくて・・・
「あ~っ!イライラするわ~!」って大声で叫びたい気分になる事だってあります。
そのくらい空気圧に無頓着である事は、同じくロードバイクに乗っている人を愚弄するような行為なんですよ。
ブレーキキャリパーの汚れを見ても、放ったらかし具合が手に取るように判ります。
新品時のキャリパーに貼っている梱包用の保護シールも、剥がさずに貼ったままですね。
このロードバイクはあえてメーカーもモデルも伏せてはおきますが、ここ最近10万円台で購入できたスチール(クロモリ)フレームの完成車としては、稀に見る名車でした。
パーツ構成などは、同価格帯の他社のモデルと比べるとかなり見劣りはするものの、フレームが本当によく出来ていて、これだったら僕も欲しかったなぁ~って思えるくらいの素晴らしいロードバイクです。
それなのにねぇ~。
バーテープのエンドキャップも欠損したまま。
「通勤用でしか乗ってないから・・・。」という言い訳はよく聞きます。
「じゃあ何でロードバイクにしたんや?」
「ママチャリで良かったんとちゃうんか?」
「ロードバイクに乗る事の覚悟も無い奴が乗るんじゃねぇよ!」
っていうような酷い言い方しか出来なくなる、この悲しさ。
表現の一つとして僕は『ロードバイクに乗る覚悟』の話をしましたが・・・
ロードバイクは人力で走る乗り物として、何よりも速く走るために作られた自転車です。
本来であれば通勤や買い物で使うような、街乗りが目的の乗り物ではありません。
純粋に速さを求める為の自転車ですから、当然スピードは出やすいです。
当たり前の事ですが、重量が軽くてタイヤも細い。
重量が軽いという事は耐久性などは通常のママチャリと比べても、下手をすれば劣るかも知れない。
体重のある人が荷物を背負ったり、ハンドルに重たい荷物を引っ掛けて走ったりすれば、金属疲労も起こりやすいでしょう。
超軽量フレームにもなると、一番肉薄なパイプだと指で弾いただけで凹んだり、ひびが入る可能性がある訳で、雑な扱いができないことは明白。
タイヤは細いので空気圧もママチャリの倍くらいの圧を入れます。
その為高圧によってタイヤやチューブ、ホイールにダメージやストレスを蓄積させない意味でも、空気が抜けやすい構造にできています。
8気圧入れていても翌日には6気圧前後まで減っていて当たり前なんです。
それを6気圧以下で走って、タイヤがへしゃげて地面との接地面積が広くなればなるほど、パンクのリスクは上がる。
何より綺麗な円形を保てなくなった時点で、タイヤの構造自体にも余計なダメージを蓄積させ、ひび割れやタイヤサイドの擦り切れなどにも繋がってきます。
タイヤ1本2500~30000円まで様々ですが、2500円のタイヤでさえ「高い」という人に限って、空気圧の管理などが無頓着で、何も自分の自転車の事が解かってらっしゃらなかったりするものです。
「走れたら何だっていいねん!」っていう考え方の人は、根本的にロードバイクである必要がない訳です。
そしてロードバイクはタイヤやブレーキの消費も激しいです。
タイヤは距離で言えば2000~3000km。距離はそんなに走らないって人の場合も、年月で言えば、1年~1年半でタイヤのゴムは劣化します。
安全に走るためには、定期的に部品の交換やメンテナンスが必要なんです。
それを面倒だと思う方には、「貴方がロードバイクに乗るのはまだ早い!」とだけ言わせて頂きたい。
だから覚悟がいるんです。
ロードバイクは単に速く走る為の道具でもファッションの道具でもありません!
人馬一体を感じられる、言わば身体の一部なんです。
常にベストコンディションで走り、それによって故障箇所や異常があれば、乗った瞬間身体で感じる事ができる・・・
そのくらいデリケート且つ判りやすい乗り物なんです。
何となく乗っていて変化にも気付かないようだと、宝の持ち腐れだと言われても仕方がないレベルなんです。(厳しい言い方をすれば・・・)
自分の気持ちやイメージを走りで表現してくれて、時には命にも関わる瞬間を共に体験する乗り物ですから、恋人やパートナーくらいに考えて付き合って欲しい訳ですよ。
少なくとも我々自転車屋のメカニックは、お客様の命の安全が第一で、その上で細かなセッティングまでお客様の体格や走りに合わせて、一台一台異なったセッティングで組んだり調整したりするものなので・・・
せっかくそのお客様の為に気持ちを込めて自転車を仕上げたのにも関わらず、扱いが雑だと本当に萎えるんですよね。
いや、「仕事が忙しくて自転車を触っている暇すらない!」って言うのであれば、それはそれで解からないでもありません。
僕も自分の自転車を触っている時間がありませんので、痛いほど気持ちは解かります。
それならそれで全然構いませんので・・・
恐縮ではございますが、「全然洗車も出来てないので汚いのですが・・・」とか、「洗車も併せてお願いしても構いませんか?」などと一言添えて頂けると、我々の気持ちは大幅に救われます。
お客様がご自身の自転車に対して自覚されているのであれば、我々も協力を惜しまないというか。
頑張って作業ができると思うんですよ。
僕らも人間ですから、気持ちの部分で動いている要素もかなり高いので、お客様のご協力(日頃の洗車など)や、是非心ある言い訳などを聞かせて頂けたりすると、僕なんかは単純な性格なので、喜んで作業をさせて頂いたりします。
どうか皆さん、車もバイクも自転車も関係なく、ご自身の愛車に「いつもありがとう。」とか、「今日もご苦労様!」という声をかけてあげて下さい!
コミック『ワンピース』のウォーターセブン編の終盤、初期から乗船して、共に冒険していた海賊船『メリー号』との別れのシーンがありますが、そこでクルーたちの気持ちになって涙を流せる方なら、その意味がよく解かると思います。
それが自転車好房と名乗る、我々からのお願いです。
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