まあなんていうか・・・
その前に「てめえの店の売り上げをどうにかしやがれ!」と怒られそうな話ではございますが・・・
11月17日には神戸マラソンがございます。
神戸マラソンの参加者のうち、地方から参加して頂くランナーって一体どれほどの人数がいるのでしょうか?
少なくとも参加総数は2万人ですから、そのうちの30%が地方から宿泊を兼ねて参加されるランナーだった場合、神戸の宿泊施設に落ちる宿泊費だけで、一晩で1億円以上のお金が動くんですよ?
1億円の内訳は単純に6000人のランナーの宿泊費の平均を8000円と考え、更に応援団や家族などの宿泊が10000人あって同金額だった場合1億2800万円なので、少しシビアに見ても1億は堅いんじゃないかな~という目算です。
更にそれらの方々のお土産の売上や、飲食の売上なども計算すると、少なく見積もって4000万円。
エントリー費用が1万円で6000万円ですから、30%の地方参加者及び、その関係者を迎え入れるだけでも2億円の経済効果が得られる訳ですよ。
まあ金儲けの為のイベントって考えるとイメージが悪くなりますが、地域の活性化の為に誰もが楽しく参加できるイベントが増えれば、満足する人ばかりが増えてメリットがあると思うんですよね。
しかしここで考えて欲しいのが11月17日の前日に宿泊をする事がどういう事かって事です。
秋の行楽シーズン、そして食欲の秋ですよ!
有馬温泉はそうでなくても宿泊客が多くて、神戸マラソンの参加者に安価で宿を提供するほど困ってはいないって訳なんです。
シーズンのタイミング的にどうなんそれ?って感じです。
おまけに先日大阪マラソンが終わったばかり・・・
両方出場したい方は、運よく抽選に通ったとして、こんな短期間でフルマラソンを2つも走って満足のいく走りが出来るのでしょうか?
エントリー料も10000円ってかなり高い部類ですよね?
どちらかの抽選にこぼれてもいいようにって応募する人もいるかも知れませんが、時期はもう少しずらしても良いんじゃないでしょうか?
マラソンなんて観光の一番冷え込む1月中旬~3月中旬の期間中に行なうのが、神戸の経済にとってはバランスのいい話となるはずなんですけど・・・
っていうかマラソンが出来るならサイクリングも出来るやろ?
まあ大事なのはそこですよね。
でも話をそこへ結び付けていくのは容易ではありません。
まずは観光都市としての神戸をどうにかするところから考えないと駄目でしょうね。
ちなみに有馬温泉では、営業しているのかどうかも判らない旅館もいくつかあって、かなり苦しいですよね?
日本の3古泉と3名泉の両方に名を連ねる唯一の温泉地ですよ?
温泉の泉質の種類や規模では別府には及ばないし、集客数では箱根や草津にすら及ばないかも知れません。
それでも太閤秀吉が愛した温泉地です。
ちょっと神戸市も本腰を上げてPRの作戦を考えようとは思わないのでしょうか?
国内のお客様はもちろんですが、もっと海外のお客様を集客する方法なんかも、頭を使えばいくらでもアイデアが浮かぶでしょ?
そういう意味では今回の神戸市長選挙では久元氏か樫野氏のいずれかが当選すれば、少しは神戸市も変わるかな~等と期待していた訳ですが・・・
当選した久元氏は「神戸の歴史と伝統を引き継ぎ・・・」としつつも、未来創造都市を理想としているあたり、神戸が一番華やいでいた昭和50年代を彷彿させるお考えをお持ちのようで・・・
未来都市をイメージして作ったポートアイランドが軍艦島になりかけて、現在学術&医療地域としてかろうじて落ち着いた今、改めて神戸の在り方とか、世界に訴えるポリシーみたいなものを考えてみても良いのではないかな~。
歴史というくくりだけでも、神戸には数々の名跡がある訳ですし、そこにはドラマもあった事でしょう。
美談もたくさんあります。
本来は大河ドラマで『平清盛』を流した事で、もっと神戸のイメージが変わってもいいはずでしたが、某知事の余計な失言で泥を塗られた事が残念で仕方ありません。
僕個人としては南北朝時代の『湊川の戦い』を映画に出来ないものか?という想いもあります。
『湊川の戦い』は戦国時代の『金ヶ崎の退け口』と並んで、三国志の『赤壁の戦い』に匹敵するくらいドラマチックな合戦です。
残念ながら世界遺産的なスポットの無い神戸が、世界で今以上に素晴らしい都市だと認識されるためには、やはりそういった歴史背景や文化をPRしていくより他にないように思えます。
世界に誇れる企業もたくさんある訳ですし、観光スポット等と手を組んで頑張ればイベントや映画など、きっと地元経済に貢献できるようなものが成功するはずです。
リオデジャネイロのカーニバルが世界的にメジャーなのに、神戸まつりがあまりにローカルなのはなぜか?
中途半端だからか?
そんなはずはありませんよね?
参加者は手を抜いていませんから・・・
要するにPR方法なのか、ちょっとした工夫、個性が足りないだけなんだと思います。
ちょっとした事で盛り上がって、しかも日本人に多い他力本願的な思考や、第三者的感覚を改めさせ、「このイベントは絶対にみんなで守っていこう!」って思わせる戦略を見出せば、いつでもリオのカーニバルに近づく事は出来るはずです。
なんか知恵を絞ってみませんか?
こういうのって一人でいくら考えてもどうにもならない事なんですけど・・・
一緒に同じベクトルへ向かってくれる同士が増えていけば、必ず成功に近づけると思う訳ですよ!
ああ・・・
僕も何かしたいな~。
自分の為に・・・仲間の為に・・・大好きな神戸の為に・・・
そう思うと無力な自分にイライラしてしまう今日この頃です。
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