ここまで雨天中止になる事も無く第10回を迎えられた走行会でしたが、さすがにGWは各々のスケジュールがあって参加率は悪くなります。
O様のファミリーは木曾御岳のお膝元である開田高原で、ロードの合宿に参加しており、これまでの走行会で多少なりとも身についた、知識や技術が役に立ってくれていたらいいな~と期待しております。
他のメンバーさんも家族サービスや、GWなのに仕事があったりで参加できず・・・
今回は期待の新星Y崎様と2人で走ってきました。
しかしY崎様はガッツがありますね。
合流して早々「今日は僕だけなんでスパルタでお願いします!」と言われ・・・
「うわぁ~っ!これはプレッシャーやな~。」と思ってしまいました。
この時点ではなぜかは解りませんでしたが、「今日はそんなにいい走りができないかも・・・」という予感が何となくしていたのです。
とりあえず鶴甲方面か、芦屋~苦楽園方面にしようか迷いつつ、上野中学校付近までウォーミングアップがてらに坂道を上ります。
この時もアップとはいえ決して手を抜いたつもりはありません。
53T×21Tのギアで息が上がらない程度にではありますが、かなりトルクをかけて上りました。
しかしY崎様は少々息が上がりつつもピッタリついてきます。
「やっぱり速いですね~!ペダルをビンディングペダルに換えて、シューズも専用のものを履けば更に速くなりますよ!」
この走りを見て僕は鶴甲タイムアタックをする方向性にシフトしました。
そして余力を残しつつタイムを出すイメージで走り、上手く余力が残せたなら・・・
「さあこのまま一気に表六甲を走りましょう!」
そう爽やかに度Sを発揮するつもりでした(笑)
高羽交差点に差し掛かり、間髪入れずにスタート!
余力を残しつつとか言いつつ、僕はいきなり38T×19Tのギアでトルクをかけて行きます。
傾斜のきつい区間もダンシングで勢いを殺さないようにリズムを刻みます。
この時の僕のケイデンス(回転数)は60~80回転/分。
ダンシング時のケイデンスは主に60回転/分弱くらいだった事を踏まえても1kmあたり4分弱で走る計算になる。
そのまま行けば鶴甲は8分前後で走るペースになるはずでした。
そして中間地点でもある神戸大学国際文化学部のカーブを曲がり切った地点を、予定通り3分50秒で通過。
これはロード初心者の方にはかなりハードなペースです。
それなのにY崎様は離れません!
見れば42T×25Tのギアで走っています。
つまりY崎様は平均72回転/分以上のケイデンスで走っていることになります。
「想像以上に強いな~!」
これが僕の素直な所感でした。
少しだけ傾斜が緩む直線で呼吸を整え、鶴甲団地前のカーブから一気にスパートをかけようかと模索していたら・・・
「あれっ、なんでこんなにペダリングが重いんだろう?」って気分になったのです。
カーブに差し掛かってペースを上げようと思っても、スッと加速ができません。
なんだか翼をもがれた鳥のように失速してしまい、更に鶴甲2の信号でつかまりかけて、減速したところからの再加速の瞬間・・・
「あっ!もうあかんわ!」
とうとう心が折れそうになりました。
止まりたい!地に足をつきたい!自転車から降りたい!
そんな衝動に駆られました。
しかし「チーム代表がそんなヤワな根性で勤まるか~!」と意地で持ちこたえてゴール。
タイムは8分55秒と平凡に終わり・・・
その上もう表六甲を上れるコンディションではなくなってました。
どうやらゴルフの打ちっぱなしで300球も打ち込んだ後の筋肉痛で、背中が痛くて踏ん張れなかったのが原因みたいです(苦笑)
Y崎様相手に体調も整えずに走ったのは僕の驕りでした(涙)
表六甲を断念した僕は、最後に摩耶ケーブルの駅までの激坂を上って、今回の上りを締めくくりました。
そしてHAT神戸に戻ってからは恒例の『追い込みスプリント』でもがいてからゴール!
僕としては不本意な走行会になってしまいましたが、Y様はすごく喜んでくれまして・・・
「距離は短いけど中身の濃い練習ができました。」との事でした。
本当にありがとうございます。
僕も素晴らしいライバルができたようで、最高に嬉しいです!!
今後の走行会が益々エキサイ・・・いや・・・
楽しくなりそうです(笑)
ちなみに僕はこの夜、再びゴルフの練習に行って、乳酸の溜まった身体に鞭を打ってきました!
ロードレーサーは自分に対しても度Sでストイックなんです。
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