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2019年12月6日金曜日
『若狭路モニタリングツアー』行ってきました!・・・その⑧・・・若狭サイクリングツアー後半!新庄の自然~そして若狭ビールの真髄
『五胡の駅』で僕が手にしたのは『へしこソフトクリーム』です!
豆乳ソフトにへしこを粉末状にしたものをまぶしているソフトクリームなのです。
NYチーズケーキのような濃いめのチーズケーキに似た風味を醸し出しています。
塩辛いイメージのへしこですが、糠につけて発酵した食品なので、乳製品と食べ合わせるとチーズのような風味になるのかも知れませんね。
とっても上品な味で美味しかったです!
そしてこういうものがあると、つい要らないパフォーマンスを発揮するアキラ君!
目一杯へしこっぽい表情を作ったそうですが・・・
撮影した留美さん曰く、通行人や他のお客様の目線が痛かったそうです。
『アキラ事件簿その8』は決定ですね。
ちょっと長居し過ぎてお昼ご飯の時間に際どくなってきました。
僕は次に向かうどんぐり倶楽部へ参加者の希望する食事メニューを連絡して到着予定時間を伝える。
ただし新庄の集落までは緩やかな上り坂である・・・やや心配。
そしてT様がいない!
廃材を売っているコーナーを楽しそうに見ていたのは把握していたのですが・・・
後で聞いた話によると、廃材置き場で釘を踏んでしまったらしく、足の裏に貫通して怪我をしていたそうなんです。(汗)
それをこっそり売店で絆創膏をもらって貼っていたのでしょうか?
まさかアキラ君の呪い?・・・(笑)
その辺りからT様がやたらとアキラ君に「一緒に厄神さんにお払いに行かない?」と声をかけていたように思います。
僕は昨晩の事があったので、「帰ったら両手を縛って寝るようにした方が良いよ!」ってアキラ君にアドバイス。
再び国道27号線を東へ進む。
ここでF様が留美さんにプレッシャーをかける。(笑)
「前のグループと差が開いてますよ!」って感じでしょうか?
しかし初心者のK夫人に無理なペースで走れせる訳にはいきません。
アキラ君が最後尾で安全を確保してくれていますが。
JR美浜駅前の交差点です、そろそろ右に渡りたいです。
この交差点から右手に入って住宅街の中をポタリング!
工事箇所もあってジグザグに走りましたが、走った事のない景色を気ままに走るのがポタリングの醍醐味です。
耳川に沿って新庄地区を目指します。
福井県道213号線に合流しました。
ここからひたすら山を目指します!
K夫人は初心者って事を考えたら驚くほど走れています。
普段はママチャリ通勤で2~3km程度の距離しか走った事がないとか。
今日はもう既に23km以上の距離を走っています。
ただ一人20インチのミニベロで走っている事を考えたら凄い事ですよ!
傾斜はそれほどきつくないのですが、ひたすらとダラダラした上り坂です。
新庄の集落まで入ると多少キツイ上りもあるので、初心者の人にとっては難関かも知れません。
どんぐり倶楽部までは耳川沿いの上りを約7km走るので、長閑な景色を楽しめるうちは良いのですが、徐々に苦痛が増してきます。
新庄地区に入った辺りで一度休憩。
ここは滋賀県のマキノとトンネルで繋がる計画のある道路です。
そうなると京都までの距離も縮まり、便利にはなると思いますが・・・
新庄の自然を維持できるように計画して頂きたいですね。
もうここから目的のどんぐり倶楽部まではあと1.5kmです!
11:35到着!
予定よりも35分押しになってしまいましたが、オーナーの松下夫妻が準備して待っていてくれました。
僕は越前おろしそばを頂きました。
今回の一番人気はカレーうどんですが、和出汁の効いたグリーンカレーって感じで好評でした!
O様とK様は越前カンタケという地場産のキノコを使ったうどんを注文。
H様はカレーうどんに白ご飯を追加して楽しんでおられました。
食後は各々で好きなドリンクを注文。
写真はガマズミのスムージーです。
ガマズミはナナカマドのような赤い果実をつける低木なのですが・・・
このガマズミの実は元々飲料や漬物の着色料や、衣類の染料として利用されていたそうです。
ところが高いポリフェノール濃度で血液をサラサラにする効果があるうえに、レモンの2倍ともいわれるビタミンC含有量で疲労回復や美肌効果も高いのだとか。
収穫時期は9月~10月と言われているので、ギリギリ飲むことができて良かったです!
店内には暖炉もあります。
暖炉に馴染みのない神戸っ子には珍しいので、皆さんとても喜んで下さいました。
松下氏に新庄産の美味しいワサビを振舞って頂いたり、自然や体験学習の話で楽しませて頂きました。
こんな森の中でのひとときが、疲れた体をリフレッシュさせてくれます。
本当は皆さんにジビエを食べて頂きたくて、ミロクカフェにも行きたかったのですが、更に新庄の奥にあるので、初心者が参加することなどを考慮した結果・・・どんぐり倶楽部までが限界かなぁ?って思えた事と・・・
オーナーの松下氏が美浜町の議員さんで、僕の事業を応援してくれている兼ね合いもあったので、是非お願いしようと思って今回訪れました。
記念撮影・・・と思ったらT様がいません!
どうやら道中で見つけた祠にお参りしに行った模様。
下山中に合流し、千鳥苑を目指します。
長閑な風景を見ながら下りますが、この日は風が冷たかったので少々冷えました。
帰りに新庄の集落で『芋洗い』を見たので、写真を撮っておけばよかったなぁ~と後悔。
そして13:30・・・無事に千鳥苑でサイクリング終了!
本日は38kmの旅をたっぷり時間をかけて楽しみました。
皆さんコーダーブルームの乗りやすさに感動して頂けました。
既に違うロードバイクに乗っているO様も、「ファーナSLって素晴らしい自転車ですね!これで20万円しないなんてありえないパフォーマンスですよ!」とべた褒め!
レース経験のあるK様も、ファーナ700がアルミバイクと思えないくらい乗り心地も良く、それでいて反応も良かったと感心。
僕が千鳥苑を拠点にレンタサイクルと、サイクリングツアーのガイドをするにあたって、コーダーブルームの自転車は最強の武器なんです。
そしてその千鳥苑では今後、僕の新しい事業をサポートして下さるボス・・・橋本社長が皆さんの帰りを待って下さいました。
若狭ビールの工場見学を社長自らレクチャーして下さいます!
この醸造機ひとつにしても社長のこだわりがあります。
まずは北陸で最初のクラフトビールを作るという、何でも一番にならないと気が済まない橋本社長の性格から始まった試みです。
大手のメーカーさん等でも大抵採用しているのがドイツ製の醸造機らしいのですが、ここで採用しているのは北米製。
日本全国のクラフトビールや世界のビールをあれこれ飲み比べた結果、カナダで作られたビールが魚に合っていると感じたそうです。
『若狭路の味覚(海の幸)に合ったビール!』
そういう観点から作ったのが千鳥苑の若狭ビールなのです。
さらにこだわりのポイントは、大手メーカーでは三番搾りまで作るそうですが、原則『一番搾り』にこだわっており、原料を贅沢に使っているとの事です。
そのこだわりが無ければ良いものを消費者に評価してもらえないからです。
製造のこだわりもさながら、美味しい飲み方のコツも教えて頂きました。
ビールは長時間空気に触れてしまったらそれで味が落ちてしまうそうです。
なので最初に勢いよく注いで、泡で空気に触れないようにバリアーを作るんだそうです。
なるほど・・・昨年僕が涸沢小屋で飲んだビールが最後まで美味しかったのは、飲み切るまで泡が消えなかったから・・・納得!
若狭ビールは『ペールエール』と『アンバーエール』、『ヴァイツェン』と三種類あり、全て『日本酒類コンクール』の地ビール部門で入賞・・・
『ヴァイツェン』に至っては1位に輝いています。
そして次に・・・
千鳥苑が誇る名物『へしこ』についても社長自らレクチャーして下さいました。
製造する家庭やお店によって使う調味料などが違うので、味も仕上がりも様々だという事。
あとは鯖の産地や鮮度、大きさや脂の乗り具合などでも美味しさが変わると熱弁して下さいました。
「福井県で鯖のへしこを買うんだったら千鳥苑のへしこでしょ?」
そう云わしめる為に味を追求した逸品なのです。
少なくとも僕の印象では若狭(嶺南)のへしこはどれも真面目に作っているイメージがあります。
真面目に・・・というのは原材料となる鯖をケチらないって意味です。
漬けてしまったら何でも同じだ・・・と思っている業者さんも少なくはないのですよ。
ちなみに千鳥苑では国産の鯖も採用していますが漁獲量が少なくて、そこからへしこに使えるランクの鯖を選別していたら、生産量が追い付かない・・・という理由でノルウェー産の鯖も使っています。
ノルウェー産の鯖は大分の関サバのように、年中脂が乗っているので非常に美味しいのです。
橋本社長の若狭愛に溢れたこだわりを聞いた後は皆さんでお土産タイム!
へしこや若狭ビールなどを購入して千鳥苑を後にするのでした。
次に向かうは若狭塗り箸の『箸匠せいわ』です。
それでは次回ラストエピソードです!
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