『あそぼーやの森』という場所で焚火を焚いて、カヤックで冷えた身体を暖めながらみんなで語らいました。
アキラ君・・・「ゴルフ帰りのオッサンみたいになっているよ!」って、みんなに突っ込まれて笑っています。
カヤック直後に段取り良く、焚火やコーヒーの準備をしてもらえる事に皆さん感激していましたが、まずは本日初対面の参加者の方々もすっかり打ち解けて楽しい時間になりました。
カヤックにしろ、サイクリングにしろ、一緒に『アドベンチャー』を体験して新しい発見や驚き、感動を共有したら・・・その途端に全員が『同志』のような感覚になるもの。
この瞬間が非常に楽しいし、心強くもある。
僕が新しく事業を始める目的の一つがこの瞬間。
自転車屋で修理や販売をしているだけではここまでの瞬間は作り出せない。
走行会やレース、サイクリングツアーでは近い事も可能ですが、走行会では僕自身に時間の縛りがあってとことんお客様に付き合う事が出来ない心苦しさがある。
それにサイクリングツアーは、日頃自転車を購入して頂いたり、整備をさせて頂いてるだけに、お客様の懐事情を考慮しないといけない立場で企画してしまう為、利益度外視でプランを立ててしまうのです。
結果的にはお客様との信頼関係は結べても、リアルに店の運営は首を絞める事になる。
土日を1回定休日にするだけでどのくらいの売上をロスするのか?
小売店を経営をしていない人にはさっぱり想像のつかない話ですが。
土日を休むだけで廃業したのではないか?と勘違いする人もいるので、再び通常の客数まで回復するのに2~3週間はかかってしまう。
その損失は当店みたいにのらりくらり経営している店でさえ、100万円単位に及ぶこともある。
僕は利益よりも信頼とか信用を取りたいと、青臭い事をポリシーにしているけれど、現実問題・・・運営で何度も苦しい状況を作り出して後悔することもある。
でも僕が一番欲しいのはみんなが心から笑えるこの瞬間。
旅行会社で営業していた頃それが天職だと感じたのも、自分の企画した旅行の『テーマに沿った案内』を毎回、添乗員さんに勉強会を開いて実践してもらった結果、大勢のお客様が満足して喜ばれたから。
だから次の事業では、この笑顔を生み出す事を商売にして、参加者の満足感を利益にするというのが前提です。
小売店をやっていて気付いたというか、悟った事があります。
本当に自分の満足を満たす為だったら、お客様は予算をケチったりはしないという事。
多少は決まった予算もあるでしょうが、「1万円くらいで自転車ってないの?」とか、「中古の自転車って置いてないの?」、「修理代もっと安くしてよ!」なんて言う事は絶対に言わない。
価値のあるものを求める人は、相場も理解できる人だって事に確信が持てるようになったので、当店も安くできる事は他店よりも安くしていますが、あくまで最低限・・・従業員の人件費を守れる範囲で調整しています。
そして多くの人に特別な瞬間を作る仕事をするにあたって、それでも当然価格を値切ってくるような問い合わせはあるかも知れません。
でも「そんなの断ればいいや!」って思っています。
安売りしたって質の悪いお客様に雰囲気をぶち壊されたんじゃ本末転倒ですし、前例を作ったらまた値切られるわけですよ。
今回お世話になった湖上館パムコの皆さんもそういった事を徹底したうえで、多くの人の笑顔や喜びを生み出して、リピート客も大勢抱えてらっしゃいます。
だから自信を持って、健全な若狭の観光を改革したいって考えています。
そして焚火の火が大きくなってきたところで・・・
おやつタイムです!
串に刺したマシュマロを軽く火で炙ってから食べます。
これが案外美味しいのです!
アキラ君・・・焼き過ぎて焦げまくり。
物事には程度とか限度とかっていうものがございまして・・・(笑)
『アキラ事件簿その3』な写真です。
いやいや・・・F様も焼き餅みたいになっています。(笑)
「あんたもか?」
やるやるとは思っていましたが、さすがはK様です。
実はK様・・・僕のチームメイトとして自転車に乗っていた過去があります。
その頃から天然ボケキャラクターで、毎度笑いを作ってくれるムードメーカーでした。
そのマシュマロの焦げっぷりはアキラ君以上!
「まだまだ若い者には負けないぞ!」という事なんでしょう。(笑)
とにかく素晴らしい笑顔です!
O様は程良い焼き加減です。
K夫人もいい感じです。
このように軽く炙れば十分美味しく頂けます!
T様は冷静にマシュマロの変化を観察しています。
そういえばT様、カヤックに乗ったインストラクターの岡本さんとは年齢が同じらしく、同じ関西人の岡本さんが、若狭に移住してまでこの仕事をやろうとした経緯など、色々と楽しくお話しする事ができたそうで・・・すごく喜んでいました。
ただジーパンが濡れて寒い・・・そこだけが唯一辛そうでした。(笑)
アキラ君とF様、K様がマシュマロ焦がし合戦を繰り広げている間に、インストラクターの日下さんが皆さんのコーヒーを淹れて下さっていました。
コッヘルを使って淹れてくれるなんて、山で飲むコーヒーみたいで良いですね!
数が合わないなぁ~と思ったら・・・
既に飲んでいるアキラ君がいました。(笑)
実はアキラ君とF様はコーヒー(苦いもの)が苦手なので、先に紅茶を作ってもらっていたんですね。
少し時間が押してしまったところで、記念撮影をして湖上館パムコに戻ります!
ちょっと道は悪いですけど、自転車での三方五湖周遊サイクリングも楽しいですよ!
ただし現在は『公衆トイレが無い!』『自販機が無い!』『街灯が無い!』『湖の欄干も無い!』という状況ですので、道を知っているガイドさんが一緒じゃないと色々な意味で危険です。
ここをどんなサイクリングロードに整備するか・・・それも今後僕が現地の方々に協力して取り組もうとしているプロジェクトです。
そしてパムコに戻ったところで、急いで大浴場で冷えた足を温める。
着替えも終わったところで次の千鳥苑へ向かいます。
到着時間の遅れと目安を連絡して30分ほど走って到着。
坂尻の海水浴場にある千鳥苑からは、綺麗な海が一望できます。
向こうには水晶浜や・・・今話題の美浜原発があります。
カヤックで体力を使ったので皆さんお腹が空いています!
へしこや、うそば、甘えび等、地元の名物を召し上がって頂きました。
食後はコーダーブルームさんがご用意下さった、試乗車のセッティングをする事になりました。
翌日のサイクリングツアーに向けての準備です!
店から工具セットを持って来ていたので、それぞれ乗りたい自転車や乗れそうな自転車を選んで頂き、僕と留美さんとアキラ君でセッティング・・・試乗・・・。
その段取りなのですが、皆さんトイレに行ったりなんだりで順調に進まない。
本当はこの日、これから熊川宿を散策して、それからレインボーラインを上って最高の夕日を観る!というのが残る行程なのですが、スケジュールが押しまくりで・・・
「っていうか、アキラ君はどこに行ったの?」
って彼を探していたら・・・
「えっ?・・・今何か見えたような・・・。」
おい!そこで何してんねん!
これでとうとう『アキラ事件簿その4』となりました。
という訳ですぐにアキラ君を連行し・・・何とか全員の自転車のポジション合わせと空気圧調整ができたので、10分ほど試乗タイムを作りました。
心配だったのはK夫人だったのですが、身長146cmの彼女でもコーダーブルームのレイル20には普通に乗ることができました。
最悪・・・美浜駅で観光協会さんからブリヂストンの電動アシスト自転車を借りれるように手配していたのですが・・・
それも本来泊りでの貸し出しを許していない協会の自転車ですが、特別に許可を頂いて1泊で借りる事ができる状態にしていました。
でもK夫人が無事にレイル20を乗りこなしてくれたので、今回は観光協会さんにご迷惑をかけなくて済みました。
若狭美浜観光協会さんありがとうございました!
そして時間はあっという間に15:30を回ってしまいましたので・・・
「熊川宿は飛ばして・・・今からレインボーラインへ向かいます!」
最高の夕日は観る事ができるでしょうか?
次回乞うご期待!
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