ポタリングの際、いつも気にしているのは参加人数と、メンバーの走力。
ルートは気の向くまま行く、それがポタリングの真髄として、一番のテーマは行き先である。
僕にもお気に入りのお店はある。
シンズバーガーやOB、トレボンは殿堂入りしつつある。
ところが他にもお気に入りはあるのだが、なかなか行けないお店もある。
①店のキャパが小さい。
②場所が遠い。
③いつ行っても込み合っている。
主にそういった理由が挙げられる。
過去に1度しか行っていないが、お店の方々が気さくで雰囲気の気に入ったお店もあるので、そこはそこで人数の少ない時に是非行きたい。
だからといって参加人数が多い事は嬉しいことで、しかも賑やかなのは皆も楽しめていいことなのである。
常にそういったジレンマに悩まされつつも、それでも僕や留美さんは毎週この日を楽しみにしている。
なぜなら僕にとって自営業を始めた時点で、それまで普通にお付き合いしていた友人たちとの交流がほとんどなくなり、時々「俺って家族も少ないけど、友達もこんなに少なかったっけ?」って錯覚に陥り、非常に寂しい気分になる事がある(笑)
まあ確かに・・・僕の友人の中には僕がお店をやっているからって、「俺の友達が自転車屋をやっているから是非買いに行ってあげてよ!」とかいいつつ、需要のある人を連れてくるような・・・そんな友達思いな友人は正直少ない(苦笑)
もはや日常のタイミングが合わなくなった瞬間、僕は彼らの中では亡き者にされているといって過言ではない(笑)
たまに思い出したように誘いの電話をよこしては・・・
「あっ!そうか。東氏は自営やったよね?無理そうやったら、またお盆か年末年始にでも・・・」
そしてお盆は僕が休めるはずがないし、年末年始は結局みんな各々忙しい!
僕が現場に出ずっぱりでなくなる・・・その日までは仕方ない事だと、当然覚悟を決めて自営業の道へ進んだはずだが・・・
やはり寂しいものです。
GWの旅行の話とか、結婚式を挙げる話だとか、綺麗なおねえさまとのデートの話とか・・・
「嬉しそうに話しかけんじゃねぇ~!」って、ついなっちゃいますよね(笑)
まあ店や仕事の責任を任せられるような人材になかなか恵まれないっていう、根本的なジレンマも含めてイライライライラ・・・イライライライラ・・・
そんな訳で、お店のスタッフとお客様の関係を越えて、気兼ねなく楽しい時間を過ごせる走行会とポタリングは、僕や留美さんにとって・・・人間らしくリラックスして過ごせる憩いの時間なんです。
そしてそういった気分にさせて下さる当店のメンバーさん達の、人間性の素晴らしさには毎度助けられています。
この日はH川様とH江様、A部様とK南様、N様2号と参加し、計7名で出走!
「今日は比較的少ないので・・・新規を探してみましょうか?」
そして向かったのは灘区の某所。
写真にモザイクがかかっているのには、まあ・・・諸事情ってものがございまして。
ところでここらは自転車を停めれる場所が少ない。
そこでそこの通路のコンクリートブロックに立てかける事にしました。
実はここ、僕や地元のN様2号の知る限り、車は通らない道なんです。
一応時間制限付きで、北向き方向にのみ通行可能ですが・・・非常に狭いので、手前のコインパーキング止まりっていうのが通常なんです。
なので道路標識上10時を回るまでは自転車以外通行できないって事実も含めて、そこに自転車を立てかけて停めても支障はない!
そう判断したんですね。
ところがこれから入ろうとした喫茶店より出てきたオヤジが・・・
「そこは車が通る事があるから置いたら怒られるで!」っと、皆に一喝したのである。
僕は道路の事情を知っているだけに、一瞬「はぁ?何を偉そうに意見しとんねん!」って思ったのですが、こんな下らない事で皆が気分を害しても面白くないので・・・
「仕方がないから置ける場所を探しましょうか?」
ところがこの辺は本当に自転車を置ける場所が無いのです!
こんな事で余計なタイムロスをする事自体がイライラなのに・・・
まあこれはたまたま後日に来た時に同じ車が停めてあったので撮影した写真なのだが、当日は反対方向に停めてあって・・・
「いやいや、おっさんこそそんな所に路駐しといてよく言うわ!」って話なんですけど・・・
僕らが違う場所を探しに動くまで車を発進させないと思ったら、なんとこの狭い道を抜けて●手幹線へ出て行ったのである!
「なんやんねん!お前が通りたかっただけやないか!しかも一方通行を逆走って、時間もまだ9時やし、路駐も含めたら違反の三冠王やないか!」
みんな唖然とした表情で見送った。
とりあえず気持ちを切り替えて停める場所を見つけて、改めて某喫茶店へと入ったのであった。
すると我々の風貌(ヘルメット姿)もさながら、7名様御一行って人数に対して微妙な反応が・・・
これまでも過去には似たような経験はありますが、人数が多いとあからさまに面倒くさそうな表情や態度をされる事って皆さんは味わった事ありませんか?
確かにうちの店でも、ロードバイクや電動自転車など、高額自転車の商談中で、他のスタッフも接客及び、修理作業中で誰も手が空いていないって時に限って「空気を入れて下さい。」とか、「映画館の場所を教えてください!」って、水を挿すような来客があったりする。
それでせっかく前向きに買う気で来られたお客様が、「忙しそうなのでまた来ます!」って帰った時には、確かに僕だってやり場の無い気持ちにはなりますよ。
それでもサービス業なんてしていたら、頭の中では「場の空気を読んで下さいよ~!」と思いつつも、笑顔で接するのがプロの仕事でしょ?
ましてや飲食店とは違って、自転車屋は空気を入れに来たり、見てるだけっていう、俗にいうお金を落とさない人にさえ接客をしないといけないのに対して、喫茶店に入店するお客様は、余程変わった人でない限りは、何かしら注文してお金を落とす訳じゃないですか?
じゃあ尚更のこと、そんなに嫌な顔をして欲しくないですよね。
まあ・・・一度に大勢の注文を聞くのは面倒かも知れませんけど、僕らは決して急がせたり無茶な注文をする訳ではないので、変に構えて欲しくないというか・・・
その上後から入ってきたお客様に「あの・・・だいぶお時間待っていただきますけどいいかしら?今7名様が入ったばかりだからすぐにはお出しできないのよ。」とか、聞こえるように言われたりすると、いよいよ辛いっすよね。
気持ちは解るけど言って欲しくない言葉・・・
N様2号だけが自宅が近いからって、結局自宅へ自転車を置きに行った事により、喫茶店に遅れて来るとかじゃなかったら、きっとお店を出ていたかも知れない。
お陰でせっかく美味しいモーニングを頂きながら、皆と楽しい会話をしていても、どこかモヤモヤしてしまいました。
そうなんです・・・
そんな事も想定して、気持ちよく利用できるお店を開拓するのも僕の使命なんですね!
これにめげずに頑張りましょう!
そして大人数でお邪魔して、ご迷惑をかける事の無いようにくれぐれも気をつけたいと思います。
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