2017年1月29日日曜日

第3回しまなみ海道サイクリング~その2~落し物×落ち度×落とし穴?


来島海峡大橋を前にして、走るのが勿体無いというか、時間が止まって欲しい心境になる。

毎回しまなみに来て思うのは「もう神戸(現実)になんて帰りたくない!」である。(笑)


橋の大きな影と透明度の高い海のコントラスト。


岩場の辺りを泳ぐ魚影が肉眼で見えるほど透明度の高い海です。

そして綺麗な海に誘われて、風景を撮影しようと自転車を止めたH川様・・・

次の瞬間「おっと!いかん!いかん!」と、慌てて欄干から離れる。

そうなんです、H川様は高所恐怖症だったのです。

そんなことすら、つい忘れてしまうほど美しい海なんですね。


島々の連なる風景を見る度に、「ああ、瀬戸内海って最高!」と思えてしまいます。

そしてあっという間に大島に着いてしまいました。


ここは『道の駅 よしうみ』

いつもスルーしている場所ですが、今回は初めて立寄りました。


今渡ってきた来島海峡大橋です。


なぜ今回立ち寄ったかというと、オレンジフェリーで頂いたパンフレットに・・・


こういった特典のチケットが16種類も付いているんですね。

そしてこれも誰の思い込みから始まった話なのか、今となってはどうでもいい話ではございますが、このみかんゼリーがこの道の駅でもらえるって話で立寄った訳なんですよ。

僕の曖昧な記憶では、パンフレットには違う場所が記載されていたのに、チケットの裏には『道の駅よしうみ』って書いていたような・・・確かそんな流れだったと思います。

で結論としてはパンフレット本体側に記載されている、大三島の『道の駅 しまなみの駅御島』で頂ける特典だという事が判明。

つまりその確認も含めて、ここで15分のロスタイムが加算されて、借金45分となりました。

そんなプレッシャーに加えて、追い抜き様に声もかけずに走るグループがいて、僕は内心穏やかでは無くなっていました。

安全確保と、困った時は助け合いましょう!って意味合いも含めて、サイクリスト同士は登山のハイカー同様、挨拶や声掛けをする習慣を持つべきだと、僕は考えています。

少なくとも15年前までは今に比べてサイクリストも多く無かったですし、それもあってか・・・どこにいてもサイクリスト同士が出会ったりすれ違ったりする際は、必ず元気に挨拶を交わすものでした。

実際以前は同じようにロードに乗って走っている人に対して、妙な仲間意識のようなものが確かにあったと思います。

なので僕も未だに15年前~20年前、地方のレースやサイクルイベントで知り合って仲良くなった人たちの一部と交流があったりします。

自転車を個人スポーツだと認識している人が意外と多いのですが、チームも数多く存在しますし、そこにはチームプレーがなくては成り立ちません。

それ以前にスポーツそのものに、スポーツマンシップという精神が求められています。

確かに自分のペースで自由気ままに走って良いスポーツではございますが、事故の危険性も含めて周りへの配慮というものが必要じゃないでしょうか?

それが出来ないライダー・・・というか、スポーツマンシップに欠けた人って大嫌いなんですよね。

すると僕は、無意識にそういうライダーを追いかけて・・・追い詰めたい衝動に駆られてしまうので、気が付いたら巡航速度が上がっていたりするのです。

後ろを振り返って慌ててペースダウン。

僕がペースを乱してしまったら本末転倒な事になってしまいます。


みんなを待って、気を取り直したら、しまなみ最初の難関『宮窪峠』への上り。


ジワジワと長くて怠い上りですが、実は北向きよりも南向きに帰ってくる方がしんどい峠です。


いつの間にかバイクラックも用意されていて、ベンチで休憩が出来るようになっています。


大島大橋&伯方橋の所までやってきました。

ここには『H江ポイント』(過去にH江様がペダルを引っ掛けて落車したポールが立っている箇所)なので、僕はメンバー全員が無事に通過するのを見守る。

さすがにミワさんも疲労が出てきたみたいで、留美さん共々やや遅れています。

女性2人が大島大橋への上りに入ったのを見送って、僕もその後を追います。

その際中年の男性ライダーが、女性2人にピッタリくっついて走っていました。

その様子を後ろから見ていて、「はあ?上りで女性に引いてもらうとか有り得んし、何なん?ケツ見ながら走るのが趣味なんか?」等と思いつつ、ちょっと離れて走っていたのですが・・・

橋の上り下りのスロープって、大半が歩行者や原付も通行するんですね。

しかも上りも下りも混合なので、基本的にキープレフトが暗黙のルールなんですよ。

しかし1年前はサポートカーでの参加だったミワさんはそれを知らないので、集中力が落ちてきて真ん中をフラフラ走る訳ですよ。

それで思わず僕がペースを上げ前に回りこんで、「左に寄って走って下さいね!」って声を掛けて上って行ったのです。

その際も中年男性は、ただ黙って女性2人の後ろを走っていました。

結局先に上ったヒデさんとH川様を追いかけて先に上った僕は・・・


邪魔にならないように端に寄って立ち止まり、上の大島大橋の写真を撮影していたんですよ。

そしたら何と、先程の中年ライダーが、女性2人を追い越して上って来たらしく、立ち止まっている僕を抜く際、これ見よがしに「そこは歩行者レーンだよ!右に寄って!」って、勝ち誇ったように吐き捨てて行ったのだ!

この時の腹立たしい気持ちといったらありゃしない!

「ああ?俺に何の恨みがあんねん?」って話ですよ。

本当にはらわた煮えくり返る思いでした。

上り区間の大半を女性に引いてもらっておきながら、一体何様なんだ?

しかもこちらは立ち止まっているので、歩行者レーンにいたって問題はないし、むしろ道の真ん中で立ち止まっている方が邪魔だと思わないのか?

すぐさま追いかけて脇腹に蹴りを食らわせてやりたい気分でしたが、ミワさんと留美さんに「店長!どうどう!怒っちゃダメですよ!」って言われ、渋々我慢するも・・・

あ~っ!本当にあいつ、メチャクチャ頭にきた~っ!(怒)


そしてここは伯方島。

気持ち的にここはスルーするつもりでいました。

伯方の塩ソフトも、一度『伯方の塩 大三島工場』で食べた『美味しいの』を知ってしまったら、もはやここで食べる意味がない!というのが結論でした。

じゃあなぜ立寄ったのか?

大島での疲れが蓄積されているメンバーもいますし、何よりヒデさんがサイクルコンピューターのセンサーマグネットを落としてしまい、全く距離やスピードが表示されないというので、この近くにあるホームセンターコーナンにて代用品を探して買う間、ここで待っていたという訳です。

一応ここでの休憩時間は当初の予定で入れてはいたので、それはいいのですが、なかなか時間の借金が返済できません。

予定より50分遅れのまま大三島に向かいました。


今回最初の大冒険は『大三島の外周を時計回りに走る』事です。


そして『オミシマコーヒー』で美味しいコーヒーを頂こう!っていう予定だったのですが・・・


何と開いていない?

「まさかの休業日ですか?」

僕達が戸惑っていたら、お店の人らしき姿が見えたのですが、僕らには一切声を掛けてくれないので・・・

やはり「今日は休業日だから、とっとと帰っておくれ!しっ!しっ!」って意味なのかなぁ?等と思ってしまい、これまた渋々来た道を戻る。

実はここに来るまでに2軒ほどカフェらしき看板を見かけていたのだ。

この辺からは伯方島と大島を眺めながらくつろげるっていうので、その景色を観ながらのコーヒータイムを随分と楽しみにしていたのである。

外せる訳が無い!


そして向かったのがここ!『インセンス』さん。

美容室らしいのですがカフェも併設していて、ご自慢は石窯で焼いたピザらしい!

期待が膨らむ・・・


ところが残念な事にこの日は、予約が立て込んでいてピザは注文できないとの事。
 

 致し方がないので予定通りコーヒータイム!

チョコレート菓子も付けてくれてなかなか嬉しいじゃないですか!


そしてこの風景!最高!

『オミシマコーヒー』の古民家風の店内からの風景とは違うけど、それでも十分美しい風景だ。


そして島で収穫したみかんもサービスで頂きました!

時間を気にして走っているよりも、こういうスローな時間が一番の至福のひとときです。

ああ、やっぱりしまなみ海道はいいっすね!

そして我々は再び外周道路を走るのですが、道行く地元のおばあちゃんに「この先の喫茶店が
オススメだよ!11時から開いているから行くといいよ!」と教わり・・・

走ってビックリ!

『オミシマコーヒー』がOPENしていたではないか!

だったら「もうすぐOPENですから少々お待ち下さいね!」とか声を掛けてくれたっていいじゃないか!と、メンバー全員がガッカリして走り去るのでした。

次回は必ず『オミシマコーヒー』を利用してみたい。

これって一体誰の落ち度なの?って話ですが・・・

自分を責めるしかない僕でした。(汗)

という訳で次回は『例のソフトクリーム』が再び登場します!お楽しみに!

第3回しまなみ海道サイクリング~その1~プロローグ

お待たせしました。

さすがに3ヶ月近くも時間が空くと、僕の記憶もあやふやになっていそうですが、頑張って思い出しつつ書いていきたいと思います!

とりあえず初日から出発するメンバーは、今回は余裕を持ってHAT神戸を車で出発し、直接大阪南港を目指しました。

夕食はフェリーに乗ってからでも、レストランがあるので問題ありません。


写真は大阪南港のフェリーターミナル内にあったポスターです。

丁度我々の走る1週間前の日程で開催されていたんですね。

しまなみ海道は度々イベントがあるので、本当にスケジュールに気をつけたいところです。

イベントと日程が被ったら、また宿泊場所が見つからなくて大変な事になるところでした。(笑)

それにしても歌舞伎調のイカしたポスターです!

今回のフェリーはサイクリングパックといった内容で、自転車持込代と2等寝台利用料に加え、朝食バイキング無料チケット付きのプランで申し込んでいました。

ただしこれは通常で言うところの往復割引ってものが適用されないので、ノンビリ朝食を食べている時間の無い人にはメリットがありません。

しかし今回の意図としては、これまで過去に利用していた2等指定だと、大広間で不特定多数の人たちと相部屋になるので、それよりは(セキュリティ的に)いいんじゃないの?って話だったのですが・・・

う~ん、そこには多大な誤解と思い違いがあって・・・

サイクリングパックってプラン名と、寝台室っていうくくりに対して、きっと我々の都合の良い解釈が合わさっただけだとは思いますが・・・

誰だ!寝台室は貸切だって言い出したのは?(笑)

メンバーには女性2名も含まれているので、貸切だと非常にありがたいのですが、実際にそういう訳ではなく、突然知らない男性がノックも無しに入って来たのである!

貸切だと思っていた我々は、特に寝台ベッドの番号は気にせずに乗ったのですが、丁度その男性が予約していたベッドには、既にH川様が寝ていて・・・

っていうか、仮に本来の場所に違う人が寝ていたとして、普通カーテンを乱暴に開いて中を覗いてから寝台室の扉を開けっ放しで出て行くとかありえないでしょ?

僕や女性陣は何事かと、すぐに顔を出したのに、何も言わずに出て行って、ロビーカウンターの船員にクレームを付けに行ったらしい!

船員からその話を頂いた際に、僕は「相部屋だったら最初からそう言ってくれよ!そんなん判りにくいわ!」って反論をしましたが・・・

っていうかノック無し、声掛け無しのドア開けっ放しをやらかした、その男性に対する怒りで少々キツイ態度を取ってしまいました。

ハッキリ言って寝台は寝台でグッスリ寝るには良いかも知れませんが、2等指定の大部屋の方が、空いているとき等は広々と空間が使えますし、実際のところ見渡しが良い分だけセキュリティにも優れているような感じでした。

ちなみに話は変わりますが、夕食は大衆食堂みたいに、あれこれ好きなものを選んで食べる事が出来るので、下手にファミレスなんかで食べてくるよりも楽しめました。

一眠りして夜中に目が覚めたので大浴場へ行く。

風呂上りに展望室でくつろいでいたら、またしても瀬戸大橋を潜るタイミングでした。

そこから一眠りして・・・

5:15に目が覚めました。

朝食は5:30~なので準備をしてレストランに向かう。

しかし既にレストランには長蛇の列が・・・

お座敷の席が空いていたので良かったのですが、食べ終わった後・・・

足が痺れてしばらく動けなくなりました。(笑)


結局トラックなどが殆ど出発していなくなるまで外に出れなかったので、出発は6:40となりました。

今回1日前に尾道を出発して今治に宿泊しているM山様と、今治~尾道までの片道だけ合流できたらいいね!って話になっているのですが、今回のメンバーで果たして来島海峡大橋のスタート地点に8:00までに到着できるでしょうか?


今回ヒデさんは大腿骨骨折後、半年以上を経て走行会に復帰したばかりですし、ミワさんは注文していたロードバイクの入荷が遅れていて、唯一のフラットバーロードでの参加。

しかもミワさんはこれまで1日に60km程度のサイクリングしか経験が無いので、2日間で250km走る今回のサイクリングで無事に完走できるのかどうか・・・誰よりも本人が一番心配していたと思います。

そのうえ港周辺の道は走りにくい箇所も多く、慣れないミワさんには緊張の連続だったはず。


そしてスタート間も無くコンビニでトイレ休憩。

しまなみ海道サイクリングを楽しみにしていただけに、皆さん喜びやら緊張やら・・・

フェリーで済ますのをすっかり忘れている人なんかは、コンビニでトイレってパターンになってしまいます。

ちょっとタイムロスにはなりますが、お陰様で朝日に照らされた石鎚山を望む時間が作れました。

丁度この日が現地受付で、翌日石鎚山でサイクリングイベントが行なわれる予定でした。

それはそれで興味はあったのですが、同じフェリーには石鎚山の参加者らしき人は見かけませんでした。


東予港から今治までのルートで一番の難所がここ。

ここの上りを上り切ったら間も無く今治市への看板が目に入ってくる。

交通量が多い上に道が狭く、比較的傾斜もきつめなので、早朝で身体が温まり切っていない時などはしんどいと感じるかも知れません。


ミワさんが元気良く上って来ます。

今年はLOOKのKG181に乗って参加している留美さんは、どうやら自転車に踏み負けている模様。

1998年のフレームとはいえ当時のフラッグシップモデルですから、女性の脚力では乗りこなすのは大変なのかも知れません。


ヒデさんとH川様に守られて何とか上ってきました。

調子に乗ってアウターを踏んで・・・「あ、ダメだこりゃ!」って思ったそうです。(笑)

良く判らないところでチャレンジ精神に火が付くみたいですね。

この先下って間も無く『道の駅 今治湯ノ浦温泉』があるのでトイレ休憩。

もちろん朝早いのでお店は一切開いていません。

ただトイレ休憩のみです。

いつもならこのまま国道196号線を真っ直ぐ走るのですが、今回はフェリーで朝食も済ましているので、湯ノ浦からは最短ルートである県道38号線でしまなみ海道を目指しました。



先にも述べたとおり、来島海峡大橋に差し掛かる時間を8:00頃の予定で考えていましたが、大幅にスタートが遅れた事もあって、今治国際ホテル前を通過して市役所前に差し掛かる頃にはもう8:00でした。

僕はM山様に電話をする。

もしかしたら先に出発してもらった方がいいかも知れない。

そう思ってかけたのですが・・・

「ああ、もう今治に着きはったんですか?僕らはまだホテルで、朝食もまだなんです。」

「えっ?そうなんですか?」

そんな訳で僕らの方が先にスタートする事になりました。

M山様は今回・・・別グループと一緒に、1日早く現地入りしているので、お互い無理にスケジュールを合わせる必要もないので・・・

「またどこかでお会いしましょう!」って話になりました。


そしてまた海沿いの道で来島海峡大橋に近付いてきました。

ここまでやって来ると、いよいよ『しまなみ海道』に来たんだ!という実感が湧いてくるのです。

身体が温まってきたH川様はウインドブレーカーを脱いでいます。

この日はH川様に合わせて僕も箱根学園のジャージを着ています。


今治側のスタート地点である『サンライズ糸山』を8:30に通過しました!

予定を30分押しのスタートとなりましたが、皆さんまだまだ体力的にも余裕なので、今のところ想定内といったところです。

そうは言っても一応僕の頭の中ではさりげな~く、スケジュールの巻き処を計算しながら走っています。


とりあえず参加者全員の表情から笑顔が消えないよう、無理をし過ぎない事が前提です。


さあ無事に往復できるのでしょうか?

次回おたのしみに!

2017年1月18日水曜日

LOOK765パーツ移植・・・まもなく完了。


今回TREKマドンからパーツの載せ換えで組む事になったLOOK765です。

ようやくBBや直付フロントディレーラーがそろったので、早速組み付け開始・・・


ハンドルの高さなどは前の自転車からデータを取っているので、それにスペーサー20mm分ゆとりを持たせてカット。

上の写真は、カットをカーボン用のハンドソー(のこぎり)で行なっていますが、ちゃんと綺麗にカットできているでしょ?っていうアピールです。(笑)

フォークコラムの方は綺麗にヤスリ掛けも施しています。

組んでしまえば見えない場所ですが、こういうところの処理の仕方で、お店の姿勢や技術を測られてしまいます。


パーツも一通り洗浄して載せ換えています。

あとはワイヤー類を通してブレーキ&シフトのセッティングと、バーテープを巻けば完了なので、明日にはお客様にお渡しできます。

お父さんお母さん必見!子供用自転車について・・・

 

先程「ストライダーのタイヤ交換できますか?」ってお客様がお越しになりました。

しかしねぇ、これって樹脂製のタイヤをはめ込んでいるだけなんですよね。

軽くていいけど、減りは早いし乗り心地も悪い。

ただそれを、タイヤとチューブをゴム製のもので・・・ってなると、ホイールごと交換が必要です。

前後交換となれば工賃及び取り寄せ送料込みで、15000円以上は費用を見て頂かないと・・・。



実に無駄ですね。



そもそもブレーキの無い時点で、走る状況と場所を選ばないとならないうえに、乗り物に「乗ってコントロールする」っていう意味の根幹を成さない訳だ。

またがって2本足でバランスを取る?

果たしてそれだけの乗り物で、本当にコマ無しの自転車に乗るのが上手になるのだろうか?

改めて申し上げると、これは自転車ではなく玩具!つまり『おもちゃ』である。

室内か、せめて家の庭や公園でしか乗って欲しくないレベルの乗り物です。

よく売れているみたいで、当店の近所でもこれにまたがっているお子さんが多いので、販売しているメーカーさんや、既に購入して乗らせている保護者さんを非難するつもりはございませんが、僕はこのような乗り物が子供の成長に必要か否かで申し上げると、否だと考えているんですね。

あくまで僕個人の見解として・・・の話ではございますけど。


メーカーサイトには「ストライダーにはブレーキワイヤーが付いていない為、ハンドルが360度自由に回転します。転倒時ハンドルがロックすることもなく、ハンドルバーが体に加える衝撃を逃してくれます。」とありますが、ハンドルが簡単に首を振らないように固めに締め付けてあるのに、それで本当に転倒した際にハンドルが横を向いて喉や肋骨部分を突いて骨折する可能性とかないのか、いささか不安である。

まあそんな事を言ってたら、普通の自転車にさえ乗せられなくなる訳で、あくまで怪我の無いように乗るのは本人ですし、それを指導するのは他でもないお父さん、お母さんな訳ですよ。

また「幼児にはブレーキを握って止まるほどの握力が備わっておりません。そのためブレーキをつけても本来の意味を成さないのが実情です。危険を察知した時、幼児は反射的に足で止まろうとします。本能的動作でしっかり止まれるよう、ストライダーは3.0kgの超軽量設計となっております。」と書いていましたが、確かに幼児の握力ではブレーキレバーも無用の長物なのかも知れません。

子供が反射的に足を着いて止まろうとするって話も納得できる。

じゃあせめてペダリングをする事で進む感覚と、しっかりハンドルを切って曲がるって感覚を学ばせる意味合いで3輪車の方がメリットが大きいように思えるんですよ。

ペダリングを止めればブレーキになりますし、子供の力でペダルを制御できないような坂道であれば、それこそ足着き性は良いのだから安全でしょ?

コマのない状態でバランスを取る練習だったら4~5歳くらいになって、ある程度ブレーキレバーも握れるようになってから自転車のコマとペダルを外して乗ったら理屈上は同じような乗り物になる訳で、そこにブレーキも付いているから・・・より安全なんじゃないでしょうか?

それに自転車に乗る際に、最もバランス感覚を使う瞬間って、最初の漕ぎ出しの瞬間なんですよね。

買い物帰りのお母さんだって、よくふらついていますよね?

それって子供だけの問題じゃないんですよ。

じゃあペダルをつけて最初の漕ぎ出しだけペダルを踏み込んで、惰力で真っ直ぐ走る練習とか、それこそ地面にラインを引いて真っ直ぐの意識をさせるとかの方が、感覚を掴みやすいでしょ?


例えば車酔いする人が、振動や過度のブレーキ操作による重力や遠心力のせいで酔う人ばかりではなく、視覚的に速い速度や障害物などの迫ってくる感覚が苦手で酔う人もいるっていうのと同じで、自転車のバランスの取り方や入り方も個人差はあると思います。

だからこそ、この乗り物を一概に否定は出来ないのですが、ただ2~3歳のお子さんだったら3輪車の方が転倒のリスクも少ないのでいいのではないでしょうか?って感じたので、あえてこのような記事を書かせて頂きました。

尚、稀にこんな保護者さんがいます。

「自転車でこけられたら(車体に)傷が入るし勿体無いけど、ストライダーだったらこけても車体のダメージが少ないし気にならないからいい!」

いやいや、自転車とお子さんのどっちが大切なんですか?

壊れてもいいような物を子供に買い与えるのが、本当に親としての考え方なのですか?

どうも耳を疑ってしまうような方も、中にはいらっしゃるというのが、この商売を始めて以来、衝撃を受けた事実なんですよね。

どうか大切なお子さんの乗る自転車ですので、BAA規格かそれに順ずる自転車を、お近くの自転車屋さんで、安全に組み立ててもらったものをお買い求めして頂きたいものだと願います。

2017年1月4日水曜日

2017年度営業開始!

本日より通常通り営業を開始しました。

やはりと言うべきか、予想通りパンク修理と「空気入れて下さい!」のオンパレードに始まり、今少しだけ落ち着いたところです。

そして早速走行会メンバーさんの1人が新年のご挨拶を兼ねてご来店下さり・・・

LOOK765のフレームをご注文下さいました!

新年早々ありがとうございます!!

そして昨年の春よりご近所のお客様からご予約を頂いていた自転車も、本日無事にお客様の下へと旅立って下さいました!

1月 2日の新春若狭サイクリングも無事に楽しむ事ができましたし、本年はなかなか素晴らしいスタートを切ることができました。



ただ一つ残念だった事は・・・

年末に僕が抱いた『ほのかな夢』が『果かない夢』へと変貌を遂げてしまった事です。(苦笑)

と言いますのも、滅多に中古車として市場に出てくる事のない幻の名車が、同時に3台も売りに出されたので、売値次第によっては思い切って購入を考えていました。



そもそもここ数年本当に車運が無いと言うか・・・

社用車として買った車はトラブルが多かったり、貰い事故も多かったですし・・・

縁があって手に入れたランサーエボリューション5も、自分の納得の行く走りに仕上げていたので、それなりに満足はしていたのですが、車検を頼んだ業者が全然作業をしてくれないまま放置して、車検もバッテリーも切れて動かせなくなったものを、一方的に僕のせいにして、逆に保管料やら営業に支障が出た損害賠償やら・・・

なんだか知らないうちにそんな理不尽な請求書を送られてくるような話に発展して・・・

随分泣いたよなぁ~。

店の運転資金全部いかれて、生活すらまともに出来ない状況に追い込まれて・・・

そのうえそんなピンチを「是非僕に助けさせて下さい!」って、新たに入ってきたスタッフが、全く商品を売らないし、それどころか当日欠勤は多いし、お客様を怒らせるし・・・と、散々でして。

結局せっかく立て直した運転資金を、あっという間に吸われてしまい、ランエボは泣く泣く手放す羽目になったのです。

しかし今ではそのランエボも希少車種につき、キッチリとメンテナンス及びチューニングしている車両であれば、中古車としての価値が随分と上がってきています。

本当に悔しかったですね。



そんな事もあって僕は趣味の一つである車をしばらく封印する事にしていたんです。

どうせまた好きな車を手に入れたところで、同じような状況になって手放すくらいなら、最初から所有しない方がいい!

しょうもないオートマの車に乗っていれば、自分が車好きだった事も、きっと過去の思い出になるだろう。

そういう気持ちで必死に封じ込めていました。



僕は自転車もバイクも車も、ハンドルと車輪の付いた乗り物に乗ったら、途端にスイッチが入るくらい無類の乗り物好きです。

それこそ20代の頃は仕事中も・・・右手は握り締めて左手がシフトレバーを探り、左足はクラッチを踏んで右脚でヒールアンドトゥ。

その当時は車を「運転していて死ねるのなら本望だ!」とさえ思っていたので、ホント・・・完全に病気でしたね。

そんなとんでもない病気を患っていたくらいなので、それを思えば今は随分更生したなぁ~と我ながら驚くほど。



それでもやっぱり思うんですよ。

「俺、何でこんな車に乗ってるの?」って。

社用車は割り切って乗れるとして、自家用車はありえないって思えてしまうんですね。

僕の夢の一つに『いつかチュリニ峠を全開ドライブで走ってみたい!』っていうのがあるんです。

チュリニ峠っていうのは、『モンテカルロ・ラリー』の舞台。

プライベーターとして参戦できたらいいな・・・っていう夢があって、腕と勘を鈍らせたくないって想いもちょっとあったりするんですよね。

笑われるかも知れませんが。



で話は戻るのですが、その滅多に中古車として市場に出ない車というのはスバルの『22B』っていう車で、限定400台(僕の記憶が正しければ後に追加でもう400台出ていたような気がします。)の特別仕様車なんです。

1997~2000年のWRC(ワールドラリーチャンピオンシップ)で活躍したスバルのラリーカーをそのまま市販化したような外見の車。


通常の市販モデルが2000ccのエンジンなのに対して、2200ccとボアアップをして・・・

更にはワイドフェンダー化してコーナーリングの安定感も抜群に上がっているというモデル。

本当・・・僕にとってはずっと「悪魔に魂を売ってでも欲しい!」と思っていた車なんです。

販売当初は500万円という価格でしたが、一瞬で完売した事もあって、中古車になっても定価以上の価格で取引されていたりしたのですが・・・

数年前に兵庫県内でシリアルナンバー001番の中古車が、何と280万円程度で販売されていたんですね。

今思えばなぜその時に買わなかったんだ?って話なんですけど・・・

当時は独立に向けて、一日1食で約1年半・・・必死に開業資金を作っていた時期なので、欲しくても欲しくても手が出せなかった。

そんな事もあって、ずっと欲しい気持ちを抑える為に見ないようにしていた車です。


こちらは実際に故コリン・マクレーが乗っていたという実車。

20年近く経っても全く色褪せない、洗練されたデザインです。

カルロス・サインツにトミ・マキネン、セバスチャン・ローブ・・・

天才と云われるラリードライバーは多いけど、コリン・マクレーは天才の前にとてもクレイジーだった。

若くして亡くなった名ドライバーの活躍も、この車の魅力を伝説にしている所以。

あの走りとスバルのWRC3連覇が、僕の青春時代に与えた衝撃は大きい。


そんなスバルの魂が詰まった作品は、市販車とはいえ、いきなりレースに出ても勝利を狙えるくらいの仕上がりで、ドイツのニュルブルクリンクサーキットでのタイムアタックでは8分に迫る速さでした。

当時はフェラーリでさえそのタイムでは走れなかったので、2000ccエンジンの小型車としてはありえないスペックでした。

まあそんな感じです。

今ではマクラーレンP1とか、ポルシェ918、ランボルギーニ・アヴェンタドールなど7分以内で走るとんでもない車も続々出ていますが、かかっているコストが違いますからね。(笑)

それにGC8型のインプレッサが20年前の化石かと言えば、決してそんな最新のスーパーカーに引けをとる訳でもなく、ちょっとチューニングすれば0発進から時速100kmに達するまで3秒かかるかどうかのモンスターマシンには仕上げる事が可能なのであります。

そして加速の鋭さもそうですが、何よりも特筆すべきは運動性能。

60:40の理想的な前後重量配分と水平対向エンジンの低重心が生み出す絶妙な慣性は、運転した事の無い人には決して理解する事の出来ない・・・まるで全身を電気が走るような感覚を与えてくれます。

一体感と安定感・・・

この車の楽しさはそこに尽きます。

その特別仕様車って考えたら魂を売ってでも・・・って言う気持ちも、何となくご理解頂けるかと・・・



思い切って価格をASK(応談)としていた車屋さんへ問い合わせてみたのです。

年末年始にも関わらず、車屋さんからのお返事を早々に頂きました。

3台のうち12万7千kmと一番走行距離の多い車両でさえ、帰ってきた回答は1000万円弱で取引をする見込みだとの事。

とうとう日本国内においての価値も、確実に上がってきたという訳だ。

すぐに知り合いの車屋さんに連絡し、過去1年のオートオークション(ハナテン等)での流通履歴を調べて頂いたのですが、更に心の折れる回答が・・・

2016年度はたった1台のみで、しかも18万3千kmの過走行車であるにも関わらず、何と成立した取引額は907万5千円だったとの事。

そして2万8千kmの低走行車に至っては、価格を公表したのですが、まさかの1480万円!

しかも本日、成約済みとなりました!ってメールが来ました。

恐ろしい・・・

まさかこの数年でそこまで価値が上がってしまうなんて・・・

そして僕みたいに22Bを狙っている人は、世の中には巨万といるって訳だ。

果かない夢だったなぁ~。

そうなると通常市販モデルの価値もこれからどんどん上がる可能性があるので、買うなら今が最後のチャンスかなぁって結論に至ってしまいました。



僕の精神衛生上、誰に何と言われようが・・・

GC8を所有する事が、自分にとって幸せである事には違いないのだと断言できます。

さあ頑張って働くぞ~っ!

必ず手に入れてやるからなぁ~!待ってろよ~!(笑)

2017年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます!

せっかく新年早々お店に出てきたので、ご挨拶だけでも書いておこうかと・・・

それにしてもトルクレンチはあったのですが、肝心なホイールナット用のソケットが見つかりません。

明日若狭まで行くのにスタッドレスタイヤに交換できなかったらどうしよう?

かれこれ2時間くらい探し回っています。(笑)

そんな最中に新年早々車屋さんから連絡が・・・

まさかの伝説の限定車(中古車ですが)が購入できるかも知れない・・・

でもね、完全に屋根とシャッター付きの車庫じゃなければねぇ。

あと10年も大切に保管していたら、ヨーロッパじゃ億の値が付くかも知れないってレベルの車なので、さすがに気軽に手を出せないですよ。

悩ましい・・・。

悪魔に魂を売ってでも欲しい車ですが、シャッター付きの車庫を確保するまでは絶対に買えない。

でも欲しい・・・。

ん~っ、もう少しだけ悩もう!

こういうのって、悩んでいる時が一番幸せな気分になれる。(笑)

そしてそんな事よりも今年一年の商売をどうするか?

新たに立ち上げる事業をいつどのタイミングで立ち上げるか?

選りすぐりのスタッフをどのようにかき集めるか?

そういった無理難題が山積みなので、無理せず一つずつ解決していきたいものです。

で・・・明日の気温とか考えるとスタッドレスじゃなくても大丈夫なんじゃないか?と、そう思えてきたのですが・・・

それって僕の体たらくでしょうか?(笑)

とにもかくにも、本年もこんな僕と、お店、そしてスタッフ一同をよろしくお願い申し上げます!